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8018J列車 バッテリー

 僕たちは6号車のロビーカーにいた。ロビーカーには大きなソファーが設置され、大きな窓からは明かりがちらほらと通り過ぎるくらい外の景色が流れていく。

 「北斗星」はかなり東北の送りへと入り始めている。今どこを走っているのかは分からないが先ほど宇都宮を出発してかなり時間が経っている。

「全く、何してるのよ。」

お母さんはあきれ顔だ。

「面目ない。」

一方で、お父さんは申し訳ない表情を浮かべている。何があったのかというとビデオカメラのバッテリーをトイレに落としたそうだ。

 そもそも、なぜそうなったのか。それはビデオカメラのバッテリーを自分の体温で暖めていたからだ。バッテリーって何でか知らないけど自分の体温で少し充電されることあるよね。お父さんもそれをしていたのだ。だが、それをしていたのを忘れて、トイレに入ったところトイレの中にシュートされてしまったというのだ。

「自分でやって忘れるとは思わなかったよ・・・。」

「もう・・・嫌ったい。」

「フフフ。」

「カンカンカン。」と踏切の音が通り過ぎていく。


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