【第05話-11】四人の少女-寄り添うという選択
慰安旅行という名の五日間が終わり、
それぞれの日常が、静かに戻り始める。
笑って、騒いで、揺れて、迷って――
そのすべてを経て、残ったものは何か。
選ばなかった未来。
選べなかった想い。
そして、選び取るべきこれから。
これは、千晴の物語にひとつの区切りが打たれる回。
第5話、完結。
【Scene25:変わったのは、私のほうだった】
── 高橋 千晴 ──
私は南ちゃんのもとを離れ、達也と合流した。
向かう先は、社会学部メディア情報学部──斉藤孝弘准教授の研究室。
冷静沈着で、教育熱心。評判通りの人物だった。
『新別館建設発表記者会見』まで、あとちょうど三週間。
その会見で、私は世界中に向けて話す。
──司会進行も、メインスピーチも。
時間は一瞬たりとも無駄にできない。
幸い、論文は既に完成済み。
あとは教授からの意見を取り入れて、微調整するのみだった。
斉藤准教授も、担当している学生たちの論文が一段落しており、私に割ける時間は十分あるという。
一方で、達也はまだ指導が残っているそうだ。
つまり、この記者会見の訓練には参加できない。
……斉藤准教授と私の、マンツーマン指導。
「大丈夫。彼は既婚者だし、変なことにはならないだろう」
達也はそう笑っていたけれど、
達也と私の時間が斉藤准教授と私の時間になるのは平気なの?
⸻
初日から、斉藤准教授の指導は容赦なかった。
基礎的な技術ばかりなのに、私は既にオーバーヒートぎみ。
情報を構造化する力、緊張に打ち勝つ姿勢、そして「伝える」ための技術。
どれも、わかっていたつもりだったけれど……甘かった。
その日の夜。
クタクタで帰宅した私に、花音から特大の爆弾が投下された。
ねぇ、やめて。
旅の疲れもまだ抜けてないのに、いきなり怒涛の発声・発表練習。
私、“冷静沈着キャラ”で乗り切りたかったのに、もう限界よ?
どんなテンションで切り抜けろっていうのよ。
ただでさえ、美晴お姉さんとは気まずい状態なのに。
明日、どんな顔して顔合わせればいいの。
明日は、たった一日だけのお休み。
本気で、心から休もうと思っていたのに……
「心労、持って(盛って)こないで」
思わず呟くと
「千晴姉さん、『持ち運びの“持ってこないで”』と、積み上げるの“盛ってこないで”かけたよね? 今ちょっと上手いこと言ったって思ったでしょ?」
「人の思考を読むな。花音、おっぱい枕の刑だ!」
「えっ、あれ、熱いし重いし、普通にしんどいんですけれども」
「黙れ」
──おっぱい枕の刑──
花音には、パジャマの下にブラを着けずに仰向けに寝てもらう。
そしてその谷間へ、全力で顔からダイブするのだ。
……世の男子よ、羨ましいだろうよ。
⸻
日曜は──
何も考えず、布団と一体化して過ごした。
⸻
月曜の朝、私は花音を伴って、再び斉藤准教授の研究室を訪れた。
花音には、記者会見当日の同時通訳をお願いしている。
世界中から取材が来るのは確実だが、まずは英語が流れていればどうにかなるはず。
英語がネイティブレベルの花音以上の適任者はいない。
簡単なプレゼンを行いながら、花音がその場で英語に同時通訳する。
「……なるほど。高橋君と一ノ瀬さん、呼吸はぴったりですね」
「千晴でいいわ」
「同じく、花音で」
「そうですか。では──千晴さん、花音さん」
「呼び捨てでお願いします。これから私たちは“戦友”ですから」
「同じく」
「……承知しました。千晴、花音。
これなら、進行方法に大きく手を加える必要はないでしょう」
──“戦友”。私たちは、そう呼び合う立場になった。
「花音には、同時通訳だけでなく、千晴さんに何かあった時の“代役”が務まるよう、
それ相応のスキルを身につけてもらいましょう」
……えっ、それ聞いてない。
──と思ったが、すでに花音が真顔で頷いていた。
たぶん花音はそれがどれ程苛酷か判っていない
こうして、私と花音の地獄の訓練週間が始まった。
⸻
夜、花音が葉月さんに電話で報告していたが
「葉月お母さんが代わってって」
スマホを渡される
「はい、千晴です」
「千晴さん、なんて素晴らしいの!
花音の“発表能力”まで鍛えていただけるなんて……
若女将になる時の大きな武器になるわね!」
……いえ、違うんです。
斉藤准教授が勝手に言い出しただけなんです。
でももう、否定する気力もございません。
「今、花音にも『しばらく帰らなくていいから、しっかり鍛えてもらってね』って言ったのよ」
──花音、ちょっと涙目。
⸻
火曜から金曜にかけては、ひたすら練習、練習、また練習。
朝から晩まで原稿チェックと発声とリアクションと通訳の連携。
食事の間も水を飲む間も、油断すると指導が飛んでくる。
そして、金曜の夕方。
「……花音、表情が硬いぞ。大丈夫か?」
「どんな技も即座に吸収できるよう訓練されてるから……問題ない」
「斉藤さん、もう無理みたいです」
「そ、そうか……ならば今日はここまでにしよう」
花音、まだ魂が戻ってこない。
「この土日は休みにしよう。しっかり休みたまえ。
……私もそろそろ、家族サービスをせねばならんのでね」
放心状態の花音を連れて帰宅すると、
「あれ? 私いつの間に家に帰ってる!?」
……うん、今週はお疲れさま。
この土日は、ちゃんと休もうね。
でも──来週半ばには月のもの、来ちゃうし。
本当はこの週末、達也に……可愛がってもらいたかったな。
「はっ、千晴がエロいこと考えてる!
このむっつり美人が!」
……えっ、私そんなに顔に出てる?
⸻
土曜日
夕方まで布団と同化して過ごす。
少しだけ外に出て、買い物。
ほぼ無言で選んだ新しい下着が、袋の中でかさりと音を立てた。
⸻
日曜日
私は達也を呼び出し、とある場所へと向かった。
連れて行ったのは、郊外にあるインターネットカフェ。
個室ペアシート。天井こそ解放されているが、仕切りの壁は高く、外から中を覗くのは不可能だ。
法律上、完全な個室にはできないため、扉には小さな“のぞき窓”がある。
けれどその真上には、なぜかタオル掛け。
タオルを掛ければ視界は完全に遮られる──店側も、わかってやっている。
監視カメラの角度も確認済み。部屋の中までは映らない。
都内ではないので、身分証明書の提示も不要だった。それも、好都合。
「……なんだか、場違いな気がするな」
達也が、ドリンクバーで用意したアイスコーヒーを一口すすりながら言った。
「大丈夫よ。ここは“カップル御用達”なの。年齢問わずね」
「そういう目的の場所なのか?」
「いや?」
「いやじゃないさ」
「……今日は、どうしても“いちゃいちゃ”したかったの。甘えたかったのよ」
「司会の練習、大変みたいだな。顔も出せずにすまなかった」
「いいのよ。花音も一緒だったし。がんばってるよ」
──1週間、姿も声も見ていなかった。
でも、不思議と不安はなかった。
北海道視察の終わりに感じていた焦燥感は、なぜか今回は感じなかった。
距離の問題?
近くにいるという安心感……
いや、たぶんそうじゃない
……それを確認したくて、
私は今日、達也を呼んだ。
⸻
私は全力で達也に甘えた
あっ、全力って何?
甘えるってそんな事しなきゃいけないことにじゃない・・・
仙台の夜。
私は達也にただ会えただけで、あんなに・・・
その違いは何?
……本当は、わかっている。
──北海道で、「花音たちの輪に入れなかった自分」
──そして今回の慰安旅行で、「花音たちの輪に入っていると実感した自分」
──違ったのは、私だった。
あの仙台の夜、私はただ──
「寂しさを達也で癒そうとしていた」だけだったのでは?
⸻
それから、私たちは近くのラブホテルへと移動した。
湯船の広い部屋を選んだ。
部屋に入ってからも、私たちはほとんど言葉を交わさなかった。
静かにお湯を張る。
湯気の立ち上る浴室で、私は無言のまま湯に浸かる。
達也も隣に入り、沈黙のまま時間が過ぎていく。
「……今日は、どうしたの?」
達也が穏やかな声で問いかけてきた。
私は答えず、そっと唇を重ねる。
でも、あの日、霞の宿の温泉で感じたような訪れなかった。
──これじゃ、さっきと同じ。
──心が繋がっていない。
……駄目。そんなこと考えちゃ駄目。
そんな風に思ってしまったら、まるで私たちの心が離れかけているみたいじゃない──!
私は考える暇を奪うように、唇を重ねた。
⸻
湯から上がり、身体を拭いて、ベッドに横になる。
そのまま、しばらく無言の時間が続いた。
やがて、達也が優しく語りかける。
「千晴……今日は、どうしたの?
何か嫌なことでもあったのかい?
斉藤との練習が、辛いのかい?」
──その優しい声が、今の私には、刺さるように苦しかった。
「大丈夫です。……私の問題です。
だから今は……ただ、抱きしめていてください」
達也はそれ以上何も聞かず、
部屋の時間いっぱいまで、ずっと私を抱きしめてくれていた。
けれど──
私の心が、あたたまることはなかった。
冷たいままの胸の奥に、言葉にならない何かが沈んでいた。
【Scene26:瞬律奏者、最後の訓練】
── 高橋 千晴 ──
月曜、斉藤准教授との訓練は午後からになった。
生徒の論文確認があるという。
私も事務局へ用事があったので好都合だった。
葉月さんからも連絡が入っていた。
記者発表会の会場が正式に決まったのだという。
当初の予定では「霞の宿」で開催するつもりだった。
だが、実施を発表した途端、世界中から参加希望が殺到した。
とてもあの宿では収まりきらない。
郡山や仙台での開催も検討されたが、海外から訪れる報道関係者の移動を考え、最終的に東京での開催が決定した。
それにより、さらに取材希望者が増えるかもしれない、と葉月さんは少し嬉しそうに話していた。
午後から訓練が再開し、私はその旨を斉藤准教授に伝えた。
「なるほど。しかしプランに大きな変更は必要ないでしょう。──始めますよ」
⸻
会場が東京になったことで、設計者である氷室剛志氏も、設計担当者として記者発表会に登壇することとなった。
一度大学にお越しいただき、当日の流れを確認してもらう。
「わざわざご足労いただき申し訳ございません」
「いえいえ。記者発表会で我が社の名を出していただくのは、私のほうからお願いしたことですから。これくらい当然です」
模擬発表をお願いしたところ、斉藤准教授は感心したように頷いた。
「十分な合格点です。慣れていらっしゃいますね」
「ええ。このような場に呼ばれるのは、今回が初めてではありませんので」
……花音だって、アメリカでの論文発表で大勢の記者に囲まれたことがあると言っていた。
そういえば、その時の新聞の切り抜きを私も見た。
──素人は、私だけ?
いつだって、私への期待は大きすぎる。
それに応えられる自信なんて、まだ全然ないのに──。
⸻
熾烈だった三週間の特訓も、いよいよ終わりを迎えた。
訓練最終日、発声練習を終えたタイミングで、斉藤准教授はふと独り言のように言った。
「千晴の発表司会能力は……まあ、まだまだだ。だが君の“場の空気を読み、コントロールする力”は本当に素晴らしい」
彼はわずかに間を置いて、どこか得意げにこう続けた。
「──瞬律奏者、フラクタル・コンダクターとでも呼ぼうか。それがあれば、きっと乗り切れるだろう」
……空気が、凍りついた。
斉藤准教授自身も、自分が何を口走ったのか、遅まきながら気づいたらしい。
顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「ねえ、千晴姉さん、ああいうのを“厨二病”って言うんだっけ?」
花音の無邪気すぎる問いが、さらに深く追い打ちをかけた。
⸻
そして──
迎えた記者発表会当日。
会場は人であふれ返り、空調の効きも感じないほどの熱気だった。
もう何も考えない。
事前に組んだ進行プランを、ただ一つずつ丁寧にこなしていくだけ。
⸻
発表会の冒頭。
花音が「若女将として、また同時通訳者として登壇します」と紹介された瞬間、
海外メディアの間からざわめきが起こった。
──「あの源氏物語研究者の?」
だが花音は一切動じなかった。
流れるような英語で対応し、報道陣をスマートにいなしてみせる。
いつもの“残念美女”とは思えないほど、堂々とした立ち振る舞いだった。
⸻
その後は、すべてが滞りなく進んだ。
氷室氏が発表した新別館の完成予想CGには、どよめきが走る。
質疑応答の時間には、なぜか「司会者は誰か」という質問が殺到した。
私はあくまで「発表進行を担当するだけの者です」と答えた。
氷室氏には「個人宅でもこうした建築は可能か」という問いが出たが、彼は笑顔で答えた。
「もちろん、この設計は霞の宿の意匠をベースにしていますので、そのままそっくりというわけにはいきませんが──
予算さえあれば、日本家屋の美を取り入れた建物を、個人でも十分に建てることが可能です。
もちろん、同様の意匠でホテルを建設することもできます」
──その直後から、氷室設計事務所への問い合わせが殺到したらしい。
⸻
会の終盤、ある海外記者からの質問が葉月さんに向けられた。
──「この新館の設計と運営モデルを考案したのは誰ですか?」
うっかりしたのか、葉月さんは即答した。
「高橋千晴さんです」
……当然、記者たちは騒然とした。
──「その方はどこに?」
「本日、司会を担当している者です。そちらに──」
花音が指さす先に、私がいた。
私の名札と顔に、世界中のレンズが一斉に向いた。
──葉月さん、勘弁してください。
私、平静を装って立ってますけど、
心の中ではもう……号泣してますから!
⸻
こうして、怒濤の9月と10月がようやく終わった。
でも──
私には、もう一つ、大きな問題が残されていた。
……達也との関係をどう清算するか。
そして、自分の将来──進むべき道をどう選ぶか。
【Scene27:選べなかった私と、選ばなかった未来】
── 高橋 千晴 ──
翌週から、私の生活はがらりと変わった。
会う人会う人、みんなが決まって「記者会見、見たよ」と声をかけてくるのだ。
東北地方のローカル局では生中継が行われ、
全国放送のNHKでも、朝のニュース枠や地方発信コーナーでダイジェストが流されたという。
当然、司会者だった私はバッチリ顔まで映っていた。
⸻
記者会見後に提出した論文は、教授から「我が校としても鼻が高い」と、破格の評価を受けた。
・
そして私は、達也との約束を果たす時を迎えた。
彼の研究室を訪ねると、いつものように彼は笑って迎えてくれた。
「ニュース、見たよ。まるでプロジェクトの責任者みたいだったな」
「そうよ。私は部外者なのに、司会して、ちょっと質問に答えただけなのにね。編集で上手く仕立てられちゃった」
「おいおい、君が部外者だったら、関係者なんて一人もいなくなるぞ」
屈託なく笑う達也。それは、
私が好きな笑顔だった。
⸻
「これで、俺からの問いに返事を聞かせてもらえるかな?」
その言葉は、准教授ではなく達也個人としての問いだった。
──あれは、今年の初夏のことだった。
達也はこう話してくれた。
「じつは昨年、恩師から声がかかったんだ。学部長を務めている大学に、教授として来ないかって。
再来年度、つまり来年の春からならと答えたよ。こっちの大学にももう話は通してある。
千晴──俺と一緒に来てくれないか?」
さらに達也は続けた。
「実は、その恩師に『娘を貰ってくれないか』とも言われてね。
彼女、俺が学生の頃から慕ってくれてて、告白もされたけど……当時はまだ彼女は高校一年生だったし、
俺も学業に専念したくて断ったんだ。そのまま疎遠になったと思っていたけど、
先日再会したら──また気持ちが戻ったらしい」
その時、私は答えを出せなかった。
「ごめんなさい、達也のことは好き。でも、それが“恋”や“愛”なのか……
私には、まだわからないの」
そう言って、私は里の仕事が終わるまで待ってもらうことにしていた。
⸻
けれど、今はもう結論を出さなければいけない。
ふと思い出すのは、昨年出会った都市銀行の融資課長──篠原さんの言葉。
『ねえ、あなた。大学を卒業したら、うちで働かない?』
その銀行に就職すれば、達也の赴任先に近い。
私はそのことも、達也に伝えてあった。
でも──
「ごめんなさい、達也。私は地元で就職するつもり。
地元に根づいた会社で、直接“市井の人々”と関わる仕事がしたいの。だから……ついて行けない」
「……わかったよ」
「……それでも、あと半年だけ一緒にいてくれる?」
「もちろんだよ」
⸻
それからも、私と達也は逢瀬を重ねた。
”もしも”の時は、そのまま結婚しよう──
そんな、言葉にしない約束が私たちの間にあった。
けれど、“不幸にも”なのか、“幸いにも”なのか、
その”もしも”はなかった。
⸻
卒業式の日、別れはあっさりとしたものだった。
「またな。次は、どこで会うことになるかな?」
「うん。達也も、元気でね」
それっきりだった。
⸻
達也のことは、確かに“好き”だった。
でもそれが、なぜ“恋”や“愛”に変わらなかったのか──
私にも、はっきりとはわからなかった。
きっと私は、わがままなのだ。
誰にも嫌われたくない。誰にも遠ざけられたくない。
そんな気持ちを、捨てきれなかった。
──達也だけのものになって、
花音や、里のみんなと疎遠になるのが怖かった。
私は、誰にも好かれたままの私でいたかった。
たとえそれが、
矛盾だらけの気持ちだったとしても──
⸻
こんな私にも、いつか現れるだろうか。
すべてを投げ捨ててでも、その人のもとへ行きたいと思えるような人が。
たとえ、他の誰に嫌われてもかまわないと思えるほど、
“誰かを愛せる日”が──本当に来るのだろうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
第5話は「千晴の章」とも言える区切りでした。
達也との関係に決着をつけ、
自分の立ち位置を選び直し、
それでもなお“誰にも嫌われたくない自分”を抱えたまま前へ進む――
完璧でも、潔くもない。
けれど、確かに一歩を踏み出した千晴を、どう感じられましたか?
そして物語は、まだ終わりません。
それぞれの選択が、静かに次の波を呼び始めています。
よろしければ、
感想やリアクションを一言でもいただけると嬉しいです。
ここまで積み重ねてきた30話超の歩みが、
読んでくださっている皆さまの中で、どんな形になっているのか――
ぜひ教えてください。
次回、
ある発表会。
ある採用決断。
ある一本の電話。
何気ない出来事に見えたそれらは、
静かに、しかし確実に
未来の配置を組み替えていた。
経営者。
銀行家。
そして、ひとりの少女。
気づかぬまま周囲の人生を動かしていく力。
――運命改竄。
第6話、始まります。
作品の最初、ep1に全話あらすじをアップしています。
ここまでの話を確認したい方は読んでみてください。




