登場人物紹介
この物語は完結しており、全話予約投稿済みです。
本編2025年8月23日より毎日2回更新予定、
13章構成、プロローグ除いての全70話です。
現在はあらすじ・キャラ紹介・プロローグのみを先行公開中です。
■ファン・ライン総裁「マール・ノーエ」
エルフの少女(35歳)
魔力資質に優れるエルフの中でも1000人に1人の逸材と言われた大魔道士候補。
成人(65歳)を迎えたら勇者パーティに加わり魔王討伐に挑む、と、思われていた。
が、本人は「なんでも簡単にできてしまう」故に魔法が大嫌い。
それでいて「数人の勇者パーティで魔王に挑むのは自殺行為」と言い放つ現実主義者。
幼馴染でマッドサイエンティストなドワーフ「シオン」に感化され、なかなか思うように行かない科学に憧れている。
天才性故に常人をバカにするかのような言動を取ることもあるが、本人は至って真面目で常に相手を尊敬する姿勢を持っている(つもりの)善性の塊。
「パンがないならサプリと水を食べればいいのに」とか良かれで言って炎上するタイプ。
一番政治をやらせちゃいけない類の人類種。
そもそも時間感覚がエルフなんだし。百年後に状況が改善する政治とかしそう。
ある日森の中に「転生」してきた蒸気機関車と出会い鉄道の魅力に取り憑かれ、鉄道会社「ファン・ライン」を設立。
世界を鉄道網で繋ぎ流通を改善させれば、世界人類のすべての軍隊を結集させ魔王を数の暴力で殺せると気付き実行。
有史以来人類の悲願だった魔王討伐をあっさり達成してしまう。
事実上魔王を倒したとして「鉄道女王」の2つ名で呼ばれる英雄に。
ここまでがプロローグのあらすじ。
魔王を倒すという大義名分で作ってしまった鉄道路線だったが、採算度外視の路線の多くが当然のように赤字化。
本編開始時点での彼女の仕事は、大好きな鉄道路線を順々に廃線にして終わらせることになっていた。
だが鉄道愛故に廃線の決断が下せず、中途半端な優しさ故に増えすぎた職員のリストラもできない。
今は国の予算で動いているからいいものの、このままでは……
いきなり最強ならぬいきなり国鉄末期状態の絶望企業のトップに座る彼女の未来はどっちだ。
それでも本人は現実逃避しながら鉄オタな日常を呑気に漫喫してしまう。
インターネットの鉄道ファンサイト内にて活動する超級の鉄オタHN電車娘ちゃんに片思いしたりとか。
顔も見たことない相手なのに百合恋の気配だけはする。
なお、この物語は2025年現在なんやかんやで事態を丸く収めてファン・ライン総裁の椅子に座り続けているファン・ライン総裁マール・ノーエさん188歳(エルフ的には働き盛りの所謂バリキャリ)が過去を回想するという体裁で描かれるため、ハッピーエンドは約束されているし会社も無事立て直せた模様。
その過程でどんな物語があったのかが全13話で語られる。
ディープな鉄道ネタはマールさん188歳がしっかり解説しつつ、現地まで行って写真も撮ってきてくれている。
鉄オタも職業系異世界転生好きも女の子の百合が好きな人も楽しめる作品です。
普段は機関車を思わせる重厚な黒のゴシックロリータに身を包む。
ただのゴスロリでなく、魔力による自動防御装置が織り込まれた鉄壁の鎧。
本人曰く、エンシェントドラゴンのブレスでも無傷。
ただでさえ最強主人公魔法使いだというのに、最初から装備も伝説級。
スカートの下からメタリックでスタイッリッシュなニーハイブーツのみがちら見しているが、実はこの黒衣の下には……
天然チート系の主人公で、勢いがある時は天才的才能もあわさって誰にも止められない行動力で理外の成果を見せてくれる。
最大の弱点はメンタルがガガンボ並に弱く、追い詰められると何もできなくなるところ。
それでもがんばれ天才エルフ。
異世界の鉄道の未来を守ってくれ、僕らの鉄道女王!
得意な魔法属性は雷と光。
好きな車両は「SLやまぐち号」や「SLばんえつ物語」運用されている国鉄C57形蒸気機関車、通称「貴婦人」と
「のぞみ」などで運用されていた新幹線500系。
■マッドエンジニア「シオン・マヒデ」
マールとほぼ同い年で幼馴染のはぐれドワーフ(42歳)
「人間が想像できることはいつか科学で実現できる」(なお魔法は即座に実現できる模様)をモットーに日夜発明に挑んでいたが、この世界の科学技術が機織り機のレベルで数千年止まっているため失敗続き。
そんなある日「転生」してきた機関車を発見し「蒸気機関」を理解。
後に「アイアン・シンギュラリティ」と呼ばれた一号機関車のデータから世界に科学革命をもたらす。
結果的には天才になれたマッドエンジニア。
ファン・ラインでは技術主任兼マールのサポート役として好き勝手に働いている。
現在の目標は時速210km/hで都市圏同士を結ぶ超高速鉄道車両の開発。
「稲妻列車計画」と名付けられたプロジェクトだが、車体に最適な素材が見つからず苦戦中。
なかなかうまくいかないようだが、完成したら「ひかり」の名をつけることだけは決めているらしい。
魔法は使えない。
好きな車両は「ドクターイエロー」の愛称で呼ばれる新幹線922形10番台。
■秘境駅のエルフさん「カナン」
自身のなさげな目と立ち振舞が雪の中でより強い薄幸感を醸し出すエルフ。
営業係数1万3580円の絶望的赤字路線「葉萌線」にある1日の平均乗降客数が1人の秘境駅「幻森」から学校に通っているらしい。
マールの幼馴染で、百年前に別れて以来最近は音信不通だった。
マールは何故か彼女が利用していた路線だと気付くや否や、今まで躊躇っていた廃線を即座に決断してしまう。
こんな知的な見た目で実はものすごく頭が悪く、北の有名お嬢様学校を28回も留年した伝説のエルフ先輩。
特に数学が大の苦手。
「3人に2人の人類種は生まれながらに計算ができない。私は33%の側じゃない。77%の側なんだ」というのが本人の談。
そんな彼女が今も当時と同じ学校の最新の制服で駅を利用しているのはとある理由。
幼い頃からの彼女の「夢」に関連している。
実はもう世界に1人しか残っていないレアスキルの持ち主。
特に魔族にとっては致命的なスキルであり、秘境駅に住んでいるのも魔族から身を隠すため。
物語中盤では魔物の襲撃により大ピンチに追い詰められる。
そんな気弱で何もできない系ヒロインに見せかけて実は……
得意な魔法属性は火と地。
好きな車両はJR北海道キハ150形気動車。
■ハーヴァー家第六代当主候補序列第2位姫騎士「シーナ・ヴィクトリア」
名家の令嬢にして血気盛んな姫騎士(24歳)
祖先にエルフの血が混ざる家のため、人間にしては超長寿が約束されている。
「早く嫁に行けと言われてはいるが色恋沙汰には興味がない。あと100年くらいは騎士をやりたい」というのが本人の談。
あぶみから魔力を流して馬を強化する技を独自に編み出しており、2400mを2分20秒6という桁違いの速さで疾走できる。
普通に走っても100mを8秒フラット。
ウサイン・ボルトも真っ青な人間最速。
なお当然だが鉄道車両には追いつけない。
インフレしている他のキャラクターの強さにも追いつけない。
人類としては確実に上澄みなのに、戦う相手が常に悪すぎる。
それでも真面目に質実剛健、騎士としての猪突猛進は恋愛観にも現れる。
劇中女性キャラで唯一男性と幸せな家庭を築くというある意味での最速逃げ切り一人勝ち。
だが最愛の夫として結ばれた太陽の騎士オオタニ=サンは普通に天寿を全うし大往生。
そこからは夫の残した鉄道会社、K急の二代目女社長として奮闘することになる。
という流れで2025年現在108歳でまだまだ元気な豪快ババア。
ドワーフの血を引き彼女同様の長寿だった入隊当時の上司のジジイが目の上のたんこぶ。
このジジイからは「まだまだオオタニ=サンには届かねぇ」として「コタニちゃん」と呼ばれており、この見た目なのに未だに生意気な小娘扱いでかわいがられている。
会社のモットーは「安全・安心・最速」
得意技は秘技「振替返し」
得意な魔法属性は風と雷。
好きな車両は京急1000形電車 (2代)
■主任
K急で運転主任を務める職人。
ヴィクトリアの最初の上司でもあった。
実は先祖がドワーフの血を引いており、2025年現在まだまだ元気に存命中。
今となってはこの主任とヴィクトリアだけがK急スターティングメンバーの生き残り。
ヴィクトリアとあわせて2人共あと80年くらいは平気で生きてそう。
得意技は秘技「逝っとけダイヤ」と超高速車両連結作業。
小指1本でレールのポイントを切り替えられるのが自慢。
技術者でもあり自ら新車両も開発できるが、加速性能に全振りした車両は極めてピーキー。
魔法は使えない。好きな車両は京急800形電車(初代)
■冒険者「セド・A・ジュダ」
ギルドに所属する巨漢の竜人の冒険者。
年は語らないが少なくとも登場時で100歳は越えている。
魔法こそ使えないものの個人として戦闘力は世界最強クラスで、マールが余計なことをしなければ勇者と呼ばれる存在になっていただろう強者。
ようは世界から「勇者とかもういらない」と言われた結果勇者になり損ねた残念なおじさん。
しかし本人はそんなこと気にせず楽しく冒険者ライフを漫喫中。
ひょんなことから今どき勇者に憧れる人間の弟子を取らされるハメになるも、なんやかんやお気に入りらしくスパルタ教育中。
旅先での駅弁を3度の飯より楽しみにする食通。
巨漢の竜人がコンパクトなお弁当に舌鼓を打つ姿はファンシー。
一番好きな駅弁はアキジマ駅のアナゴメシ。
彼が主演を務める劇中劇「勇者の駅弁」は現在Season10まで放送されており、劇場化もされている。
腰には普段使いのプラチナブレードに加えて、錆びつき抜くこともできない古い刀が帯刀されている。
本人曰く「思い出の品で捨てられないだけ」とのことだが、
その正体は化石発掘現場から発見された古代の勇者の剣、スターダイナ。
稲妻を纏うことでサビを落として抜刀が可能。
雷光をまとった一撃はまさにチート級。
ただし技名が長く、技名をすべて言い終えるよりも敵が倒れる方が早い。
その実力もあって稼ぎは悪くないはずなのだが貧乏。
原因は明らかにエンゲル係数の高さ。
魔法は使えない。
好きな車両は「サンダーバード」などで使用されるJR西日本681系電車。
■勇者に憧れる青年「スタンJr」
ギルドで偶然出会ったジュダを「師匠」と仰ぎ弟子入りした青年。
大商人の息子にして反抗期真っ盛り。
彼の父親のスタンは世界的な大商人。
過去に出会ったジュダを「こいつは将来勇者になれる男だ」と見抜き、
国宝級の勇者の剣スターダイナを譲った過去を持つ。
本人曰く「先行投資」
先見の明と商売勘に優れた人物だったが、マールの行動により魔王が討たれ勇者が不要とされる時代が来ることは読めず、結果的にこれが彼の人生で唯一失敗した先行投資となっていた。
そんな自分の親とジュダの縁も知らず、今日もジュダの元でスパルタ特訓中。
今は秘境駅スタンプラリーを指示され全国行脚中。
魔法は使えない。
好きな車両は超快速「スノーラビット」などで使用されるHK100形0番台。
■受付嬢
ジュダの所属する冒険者ギルドの受付嬢。
名前は不明。もとい、本人が堂々と偽名であることを宣言しており
頻繁に名前が変わるミステリアスな人物。
素敵な営業スマイルでファンを虜にしては無茶な依頼を安報酬で押し付けるやり手。
デートに誘うと意外にもあっさり応じてくれるが、その条件は飲食代の男持ち。
そして彼女は究極のザルでのんべぇ。計算高い魔性の女。
実はファン・ライン社員で車両の保守点検業についているのだが、
ファン・ラインの給料が安いためギルドの受付嬢のバイトを行っている。
国家公務員法103条違反。
しかもどうやら、掛け持ちしている仕事は他にもあるらしい。
働き者でどんな職場でも上司からの受けが良く、同僚(特に男性)はその魔性に魅了される。
なんだか実は魔族でサキュバスでしたとか言われても納得の落ちなのだが、
意外とエロにも色恋には興味がなしでただお酒が好きなだけ。
お付き合いの申し出はワンナイトラブ含めてすべて断っているとか。
推しのアイドルがいてそれどころではないらしい。
得意な魔法属性は闇と毒。
好きな車両は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に使用されている改造87系。
■魔王の娘「アナスタシア・ノヴァ」
事実上「鉄道に殺された」形となる魔王ノヴァの一人娘で、世界で唯一の魔王の血を引く魔族の少女(36歳)
鉄道に強い憎しみを持つ魔王軍残党を恐怖とカリスマでまとめあげる若き女傑。
その鉄道への強い恨みは本物だと見られており、すべての魔物は彼女が死ねと言えば死ぬ覚悟。
各地の主要駅で発生する魔族によるテロを裏で引く黒幕で物語のラスボス。
完璧な雪結晶の2つ名を持ち、その白いドレスは泥や返り血で汚れることがない。
物語開始時は魔王として未覚醒ながら、それでも強さは一人だけ桁違い。
飛行魔法が使えず足が遅いことともう1つの致命的事情以外に弱点はない。
魔族達にとってのアイドル的存在であると同時に、
必要と判断すれば自分を慕う魔族をも自ら切り捨てる冷徹さを持つ恐怖の象徴。
この世界のすべての生き物は等しく価値がないと本気で考えているらしい。
ただ、常に最初から殺しにかかるわけでもない。
特に怒らせた相手には決して殺さないと約束し、喉を潰した後で真摯に「生きることこそが最大の苦しみである」と教えてくれるという残虐非道を見せることも。
まさに吐き気をもよおす邪悪。
それを笑顔で成してしまう、後にGがついてしまう方のR-18。
マールにとってはいずれ「駆除」すべき全人類の天敵。
しかしその実態はマールをも超える鉄オタで、HN電車娘の中の人。
鉄道を神の造形物と評する熱の入れようで、本人曰く「鉄道に恋している」
同時にこの世界に鉄道をもたらした「鉄道女王」としてのマールを神聖視に近い形で片思いするガチレズ。
Gじゃない方でもR-15タグはつけておかないとATSが避けられない。
末期国鉄化したファン・ラインの事業縮小及び民営化が叫ばれる中、
「鉄道の運営費は全部愚民の税金で出しなさい」
「人類は鉄道だけ残して滅びればいい」という独自の主義思想で行動中。
内通者を煽りストライキを扇動するのは「鉄道員を大切にしろ」の意味。
低予算で作られる駅や路線にテロを仕掛けるのは「テロ対策含めて完璧に作り直せ」の意味。
また、一方で廃線が予測される地域は全力で魔族の手から守っていたりもする。
ただでさえ少ない魔王軍の最強戦力を粛清の名目でぽんぽん消していくその姿は勇者より勇者している。
とにかく鉄道が最優先でまともに魔王として君臨できないのが最大の弱点。
その暴走特急すらも追い抜く狂気じみた鉄道愛は、路線図を見たりVVVFインバータのASMRを聞いて何ができるレベル。
何をしているのかは不明。不明だってば。
これら彼女の裏の姿を知る者は誰もいない。
何をしても「姫様の鉄道への憎しみは本物だ」とアンジャッシュしてしまう。
彼女をリーダーにした時点で魔族の滅びは約束されていたらしい。
物語上はもう1人の主人公でありメインヒロインのような気もする。
実際問題圧倒的戦闘スペックを持つ冷酷無慈悲な魔王様なのだが……
どうもいろいろと。
残念なところが。
目立ってしまうような。
得意な魔法属性は氷と重力。
好きな車両は「はつかり」などで使用されるJR東日本485系3000番台。
■ブッチャー
かつて冒険者たちを震え上がらせた伝説の魔物。トロル種。
魔王の指示を無視しながらも許されていたその実力は、一説には魔王と同等とも。
草むらでエンカウントしてしまう系裏ボス。
好きな車はV8インターセプター。
後にアナスタシアに粛清させる。
■張氏
かつて三國無双の名で呼ばれた魔物の英傑。仙人種。
武だけでなく知にも優れた優秀な魔将軍だったが、たまたまその日のアナスタシアの機嫌が悪くエゾチ送り。
極寒の川の中でシャケを取り続ける労働地獄の中にいる。
好きな車はフェラーリF40。
後にアナスタシアに粛清させる。
■ゾロゲ
影に潜み魔王軍内では諜報を務める魔物。シェイド種。
徹底した魔族至上主義者であるが仕事は極めて優秀。
種族の特性で変装し自ら情報収集することもある現場叩き上げのエリートスパイ。
好きな車はアストンマーティン・DB5。
後にアナスタシアに粛清させる。
■ガスネナ
魔王軍残党きっての武闘派で、現状最強の魔物。アラクネ種。
他の魔族残党が鉄道に恨みを燃やす中、魔族の目的は再び人類を恐怖で支配することと強く主張。
物語後半では人類の団結を崩すべく信仰の聖地コーヤ襲撃計画を立案、自ら襲撃部隊の先頭に立つ。
好きな車はトヨタ・2000GT。
後にアナスタシアに粛清させる。
■サウロ
前魔王ノヴァに仕えていた魔王軍元参謀ですべてを識る千里眼を持つ魔物。バクベ種。
アナスタシアが鉄オタでまともに魔王できていないことに気付いていた。
ノヴァが崩御されて以後は、アナスタシアを未熟と宣言し残党から離脱。
再び魔族がこの世界を恐怖で支配するため、その「目」と頭脳は必要不可欠。
好きなマシンはYZF-R1。
後にアナスタシアに粛清させる。
■魔王ノヴァ
5000年の間世界を恐怖で支配し続けた人類の天敵。魔王種。
魔王でありながら口調は丁寧でやさしく、部下ひとりひとりと大事にしていた上司の鏡。
魔王らしく戦闘時には変身して戦う。
その際の戦闘力は100万オーバーで、さらに2回の変身を残している。
しかし鉄道網により補給線を完璧な形で維持する人類軍の数の暴力で魔力切れに追い込まれ敗北。
長い支配の歴史が終わりを迎えたのだった。
好きなマシンはМиГ-29ミーグ・ドヴァーッツァヂ・ヂェーヴャチ。
死の間際は鉄道も意外と悪くないと思っていたらしい。
得意な魔法属性は衝撃と重力。
好きな車両はジョイフルトレイン、485系改「彩」
■タマちゃん
卵から孵ったばかりの謎のもふもふ。
コーヤ鉄道騎士川線珠駅の駅長さん。
■転生の女神「トレビ」
現代の駅にて発生した人身事故を前に、「一番かわいそうなのは自殺するまで追い込められたサラリーマンでも、列車遅延で不便を受ける乗客でも、そんな乗客からの罵詈雑言の対応を求められる駅員でもなく、悪者にされた鉄道車両」と判断。
黄色のラインが特徴的なE231系500番代車両を異世界転生させる。
転生なので若返らせておきました(一号機関車にまで技術退行)
その後上司にこっぴどく叱られたらしいが、物語には冒頭しか出ない。
異世界ひとつめちゃくちゃにした諸悪の根源。
好きな車両は特にないがあえて言うなら「ペナダレン号」
歴史年表
■紀元前46億年頃
・世界創生
■紀元前1億年頃
・炭素年代測定法が示す魔物ではない何者かの魔法使用の痕跡
・以後の地層からミスリル(元素番号マイナス1:Mr)が発掘されるようになる
・何者かの埋葬文化の痕跡
■紀元前6600万年頃
・エルフ神話上で最初の魔王が世界に襲来
・生物学的に最古の魔物の化石
・生物学的に最古の竜人の化石
■紀元前700万年頃
・生物学的に最古の人類の化石
■紀元前500万年頃
・生物学的に最古のエルフの化石
・生物学的に最古のドワーフの化石
■紀元前1万年頃
・一部の人類種が農耕を開始した物理的痕跡
・一部の人類やエルフが魔法を使い始めた物理的痕跡
■紀元前3000年頃
・世界最古の人類種文明
・世界最古の文字
・文字記録で人類史に魔王ノヴァが登場
・文字記録で確認できる世界最初の人類VS魔王軍の戦争
■紀元前404年
・歴史上最後の人類VS魔王ノヴァの戦争。人類種致命的敗北。
■紀元前23年
・最初の勇者「ライン」が誕生
■線歴3年
・勇者ライン、魔王ノヴァに敗北するも魔王軍に大打撃を与える。
勇者VS魔王の戦いの歴史がはじまる。
■線歴207年
・第3代勇者ヒリュウのパーティにエルフの魔法使いメイが合流
勇者パーティにエルフが協力する歴史がはじまる。
■線歴208~1871年
・これまでの間に21代まで勇者パーティが結成、魔王領を大きく切り崩すことはあれども、全員魔王ノヴァに敗北
■線歴1837年
・マール(0)、誕生
★おまけ
全話読んだ後で意味がわかるかもしれない女性キャラのマトリクスチャート