四十二 兄と妹
「よお、お嬢ちゃん。こんなところで一人かよ」
「うおわ!」
誰かに話しかけられるとは思ってもみなかったのだろう。
その場所でしゃがみ込み、手を合わせていた昴の体が跳びあがった。
その色気のない悲鳴と、バネのように全身をびよんと伸ばす動きがおかしくて、オレは思わず笑ってしまう。
アクアタウン鳥崎の端。
海の見える小綺麗な広場の中央に、そこそこ大きな石の像が立っていた。
先にいくにつれて細くなっていくような形の四角い柱型の像のてっぺんには、大きく羽を広げた鳥みたいなもんが乗っかっている。
近づいてみると、その側面にはたくさんの人の名前が刻まれているのが分かる。
これは、なんちゃらエキスポとやらの被害で命を落とした連中のための慰霊碑なんだと、京之介が教えてくれた。
その像の目の前で手を合わせている赤い頭を見つけられたのは、偶然じゃない。
ここに来れば、会えるんじゃねえかと思ってたんだ。
オレの予想は大当たりだったらしい。
「え⁉ 何! びっくりしたあ!」
勢いよくふり返った昴はオレの姿を見るなり、胸元を押さえて後ずさる。
「よお、どうした? そんなにビビんなよ」
オレはそう言いながら軽く片手をあげて、
「ああ! 昨日のナンパの!」
昴はオレを右手で指差しながら、叫んだ。
いっそ清々しいまでに失礼な態度だな、こいつ。
「ナンパじゃねえ。サンタだ。助けてもらった恩人だろうが、バカ」
「そ、そうだったね。ごめん、そっちの印象が強かったからつい」
申し訳なさそうに頭をかいているものの、昴の表情に反省の色はない。
普通なら腹の一つも立てるところだが、こいつに笑いかけられるとどうも調子が出ねえな。
「……いや、でもやっぱ変だわ。サンタくん、何でこんなところに? まさか私の後をつけてきたとか?」
訝し気な視線をオレに向け、じりじりっと後ずさる昴。
おい、なんだその両手で胸を隠すようなポーズ。腹立つからやめろ。
「たまたまだよ。昨日はゴタゴタしたせいで、ゆっくり見物もできなかったしな」
「……なるほど、一理あるね。信じてあげよう」
偉そうに腰に手を当てて、昴はオレに近づいてくる。
これはこれで無防備すぎる気もするが、まあ、本気でストーカーだと思ってたわけでもないだろう。
警戒してましたよごっこ、ってところか。
一瞬横目で、近くの駐車場に停めてるオレらのトラックの方も確認してたみたいだしな。
こいつが丸っきりのアホじゃないのはわかってたことだ。
「でもそれにしたってすごい偶然だねぇ。たまたまにしちゃできすぎてると思わない?」
「そうだな。すごい偶然だ」
これは嘘だ。
オレはこいつがここにいるんじゃないかと思っていた。
会える根拠があって、来たんだ。
「……昨日は、大変だったな」
そう、大変だったからだ。
だから今日、オレはここに来た。
「あー……そうだねえ。サンタくん、大丈夫だった? 彼女さん、色々大変だったんじゃない?」
「あん? あれはオレの彼女じゃねえよ」
「ええっ! そうなの?」
「ああ。あれは、その……オレの兄貴の彼女みたいなもんだな」
(ええっ! 彼女とかそういうんじゃないでしょ! 適当なこと言っちゃ駄目ですって!)
頭の中で京之介がとんでもなく動揺したのが分かったが、無視だ。
このくらいで騒ぐなよ。
「サンタくん、お兄さんの彼女にあんな怒られてんの?」
しかし、オレの言葉に昴の目が、何かとても情けない人間を見るようなものに変わった。
「仕方ねえだろ。面倒くせえ女なんだよ。まあ、オレの普段の行いも悪いんだが」
主にセクハラとか、その辺が。
「えー、なんか怖いなあ」
「ふざけろ。お前みたいな色気のないガキに興味はねえよ」
「そっか、なら安心だ。やっぱり不審者だったらどうしようかと思った」
「あ?」
「は?」
お互いの顔を見合わせ、数秒睨み合ってから、同時に吹き出す。
「……けが、しなかったか」
ひとしきり笑って、落ち着いてからオレは改めて昴に尋ねた。
昨日のごたごたで、コテンパンにやられたのはこっちのほう。
だが、相手は一応、年端もいかない女だ。
心配するくらいはいいだろ。
「うん。私は平気。ただまあ、あの後、なんやかんや忙しくてさ。昨日は、ここに来れなかったんだ」
昴の言葉は、オレの予想通りだった。
昨日、昴はあの場所に花を買いに来ていた。
その花は誰のためのものだったか。
どこに持っていくものだったのか。
オレはなんとなく、その渡す先に心当たりがあったのだ。
「兄貴が亡くなったの、ここなんだな」
「そうだね。この辺だったんだと、思う」
オレは足元に視線を落とした。
ここに来た時、昴はしゃがんで手を合わせていた。
こいつは花を届けに来たのだ。
昨日は本当なら、不慮の事故で死んだ兄貴のためにやって来たんだろう。
足元で、海風に揺れる花をオレはじっと見る。
花弁がところどころ散っていて、葉や茎が曲がってしまっている不格好なやつが一つ。
そして、もう一つは今日改めて買って来たんだろう。
供えられた二つの花束を、黙って見つめた。
「それで、お前は兄貴に花を供えてべそかいてたわけだ」
「な、泣いてないよ! 何年前だと思ってんのさ!」
「目、赤くなってんぞ」
「うえ⁉ うそおっ!」
「ああ、嘘だね」
「もーっ! 怒るぞぉ!」
パッと目元に手を当てた昴が、頬を膨らませて小突いてくる。
からかったバツだからな。
オレは肩やら胸元やらに飛んでくる拳を素直に受け止めることにした。
本気を出せば、三瀬の奴を軽々と吹っ飛ばしたパンチだが。
今日はどこにでもいる、かよわいガキの戯れとしか感じなかった。
「しっかし、よくもまあこんなところまでチャリで来るもんだ」
オレは近くに立てかけられていたマウンテンバイクに目を向ける。
手入れの行き届いたチェーンやタイヤを見る限り、使い込まれた上等な代物なのは間違いない。
「お兄ちゃん寂しがってると、可哀想じゃん。ま、ダイエットにもなるしね」
「その体のどこに痩せるところが……なんでもねえよ、オレが悪かったから、左手の方を振りかぶってくんな」
口には気をつけろ、とばかりに鼻を鳴らして昴は黒い手袋に包まれた左手を下ろした。
いや、流石に洒落になってねえよ。
「……あの事故さ、夏休みのことだったんだよね」
足元に転がった石を赤いスニーカーの爪先で蹴っ飛ばして、昴は呟く。
何かを責めるように、ほんの少しだけその口元が尖る。
「家、もともとお父さんがいなくてね。お母さんも、お兄ちゃんも、私が小学生になることには働いてたんだ。夏休みが終わる前に、私、どっか連れてけって駄々こねちゃったの。」
「それで、ここに連れてこられたのか」
「べっつにロボットとか、興味なかったんだけどさあ。お兄ちゃんが自分のために時間を割いてくれてるってだけで、嬉しかったんだよ」
それが、あんなことになるなんてさあ!
投げやりな声で叫ぶなり、昴はオレに背を向けた。
そっぽを向く直前、昴の目元に微かな涙が溜まっていたことには気づいていた。
だけど、何も言わない。
「馬鹿だよねえ、私。お母さんも、兄ちゃんも、私のために頑張ってくれてたのわかってたのにさ。我儘なんか、言うんじゃなかったよ」
昴の冗談めかした言葉が震えていることにも、何故か頭が上を向いていることにも、オレは何も言わない。
そうだよな。
お前は、そういう顔を見られるのが嫌いな性分なんだろう。
「もしかしてお前……自分のこと責めてんのか?」
「ぜんっぜん! これっぽっちも!」
恐る恐る口にしたオレの問いに、昴は即座に答えた。
少しの迷いもない、真っ直ぐな返事だった。
「確かに悲しい! けど、私の命は、お兄ちゃんに助けてもらったものだから!」
「だから?」
「私は、私を嫌いになっちゃ駄目なんだ。この命は、私だけのものじゃないんだから」
ぐるんと体を回して、昴はオレに向き直る。
「精一杯、強くなろう。できることは、全部やろうって決めてんだ」
ぐいっと、昴は親指を上に向けた拳をオレに突き出してくる。
満面の笑みを向けてくる。
とんでもなく頭の悪そうな仕草だ。
だけど、底抜けに明るくて、温かい。
嬉しいこと、言うじゃねえかよ。
こっちまでつられて笑い出しちまいそうだ。
「なあ、昴」
「ん?」
「ここ、山ほど人が死んじまった場所だろ? 幽霊とか、お前、怖くねえのか」
この期に及んでそんなことを確かめようとする自分の間抜けさに嫌気がさした。
だが、聞かずにはいられなかった。
たとえ答えが、わかりきっていたとしてもだ。
「いないよ。そんなの、ここにはいない」
昴はきっぱりと否定する。
オレを、目の前の幽霊を、いないと、信じていないと断言する。
「何年も通ってる私が言うんだから間違いないよ。そんなの一回も見たことない」
「……そうか。そうなのかも、しれねえな」
じゃあ、オレはなんなんだろうな。
お前がいないというなら、オレは一体、なんなんだろうか。
「いいんだ。幽霊はいないけど、お兄ちゃんならちゃんとここにいるからさ」
「…………は?」
思わずオレは目を見開いてしまう。
今、こいつ、何て言った?
「何て言うのかなあ? 心にぽっかり穴が開いてて、無性に悲しくなっちゃう日もあるよ。でも、そんな日にはいっつも思うんだ」
昴はトントンと、自分の胸の真ん中を叩いてみせる。
「ここに兄ちゃんがいたんだなって。この穴のでっかさが、兄ちゃんが大切だった証拠なんだなって。そう思っちゃうんだよねえ」
「……そうか」
それだけ言うのが、やっとだった。
溢れ出してこようとする何かをせき止めておくのに、必死だった。
嬉しくて、誇らしくて、いじらしくて、愛おしくて。
たまらなく悲しい。
何もかも喋ってしまいそうになるのを、歯を食いしばって堪える。
オレには関係がないから。そんなことを言う資格なんて、オレにはないのだから。
言うな、黙ってろと、強く口を結ぶ。
「あはは、なんか、変な話しちゃったね。やだなあ、何この重たい空気! ダメダメ!」
オレが何も言わないのを気まずく感じたのか、昴は両手をばたばたと振り回す。
なんだそりゃ。
重い空気を追い払うとか、そういう感じの動きか?
「さ、てと。私、もう帰るね。サンタくんだっていつまでもこんなとこにいちゃまずいでしょ」
言いながら昴は停めてあった自転車に駆け寄り、ひょいっとサドルに跨った。
「それも、そうだな」
今日はここでお別れだ。
最後に、一言だけ。
昴、本当に、すまねえな。
京之介の体から離れ、幽霊のオレは、こいつがいないと信じているオレは、言った。
「ん? 何か言った?」
「いいや? なんだったら車で送ってやってもいいぜ?」
聞こえない方がいい。
伝わらない方がいい。
オレは京之介の体を借りて、昴に笑いかける。
「大丈夫! 私、この道を下ってくのが好きなんだ!」
「頼むから、はしゃいで怪我だけはするんじゃねえぞ」
「了解しました! はは、サンタくん、なんか本当に兄ちゃんみたい」
片手で敬礼の真似事をした後、昴は前を向きペダルを踏み出そうとする。
「ねえ、サンタくん」
「あん? なんだよ」
「次に会うときは、こんな風にお喋りできないかもしれないね」
「……かもな」
ここまで、オレと昴がどっちもあえて触れなかったこと。
昴はオレが、真白と一緒に居るのを知っていて。
オレは昴が、黒実に味方してアホウドリを壊しちまったことを知っている。
早い話が、敵同士。
多分、遠くない未来に、オレはこいつとまた向き合うことになるんだろう。
昴が言ってる、次、ってのは、その時のことだ。
「あの頭でっかちのわからず屋に、よろしく言っといてくれ」
「やだよお。怖いんだもん」
じゃ、と片手を挙げて、昴は自転車のペダルを踏み込んだ。
一回、二回と踏むたびに、その足の動きが軽やかになり、ぐんぐんと速くなっていく。
「私と、黒実ちゃんは、負けないから! 悪く思わないでねーっ!」
視界から消える直前、昴はよく通る声でそんなことを叫んでいった。
「……ったく、そんな爽やかなノリで言うことじゃねえだろが」
無邪気に手を振るその姿が完全に見えなくなってから、オレはやれやれと頭を振った。
なんだかどっと疲れちまったが、不思議と嫌な気分じゃねえ。
(サンタさん、あの、今の昴って子……もしかして)
頭の中で京之介の気遣うような声がする。
全部聞かれてたんだから隠してもしょうがねえか。
オレは、目の前に佇む慰霊碑を見上げて、溜息を吐く。
「言っとくが、オレは昴の兄貴じゃねえからな」
京之介に釘を刺すように、自分に言い聞かせるように、そのことを口に出す。
(いや、でも……)
「そもそもオレは、どこの誰か、なんて名前がつくようなもんじゃねえんだよ」
昔々のことだ。
この場所で、たくさんの人間が命を落とした。
それがどんな事故だったのか、調べればすぐにでもわかることなんだろう。
何人死んだ、とか、何が原因だったのか、とか。
だけど、オレには興味がねえ。
みんな死んだ。それが全てだ。
みんな死んで、たまたまオレはこうなった。
あの最悪な日に、オレは生まれた。
ただ、それだけのこと。
「最初から、言ってるだろ。オレは悪霊だ。名前なんてもう、興味はねえよ」
幽霊はしょせん、幽霊だ。
オレが何を言ったって、昴が救われないことくらいわかってる。
「だから、オレはよ、昴のやつの兄貴でもなんでもねえ。どこまでいっても、はた迷惑な悪霊。それでいいんだよ」
本当ならオレは、もっと長い時間、誰とも関わらずにあのトンネルに居るべきだった。
薄汚れたコンクリートの壁と地面と、花の一つも咲かせやしない草の蔓くらいしか見るものがないあの場所で、時々吹く埃っぽい風と一緒に漂い続ける。
オレみたいな奴には、それがお似合いだったはずなんだ。
(俺、それは違うと思います)
「ああ?」
京之介が唐突に意識に割り込んできた。
体を借りてる時にはある程度、こいつが何を感じているのかはわかるはずなんだが、今回は察しがつかない。
色んな感覚が絡んでいて、これだ、というものに結びつかなかった。
「違うって、何がだよ?」
(だって、サンタさん、俺とか真白ちゃんとか黒実ちゃんのこと助けてくれたじゃないですか)
「だからどうした。あんなもん、ただの気分に決まってんだろ」
(気分で人助けがしたいって思えるなら、サンタさんはやっぱりいい人なんですよ)
「妙なところで食い下がんなよ。オレが違うって言うんだから、違うんだよ」
(いいえ、駄目っすよ! 納得できないっす)
適当にあしらおうとしたが、京之介は退かなかった。
さっきのトラックの中の、仕返しのつもりか?
(サンタさん、俺に憑いてると、何となく俺の気持ちみたいなのわかるでしょ? 俺だって同じっす。確かにサンタさんはスケベで、口が悪くて、怒りっぽくて、へそ曲がりで、乱暴で、悪霊みたいに怖いところがあるっすけど)
「……ケンカ売ってんのか、お前」
(だけど!)
「おい、やめろ。変なもん、思い出してんじゃねえよ」
京之介の頭の中によぎっているものが流れ込んできたせいで、オレは思わず呻き声をあげた。
初めて京之介に頼まれてアホウドリを動かした時のこと。
こいつと双子をからかって遊んでいた時のこと。
久々に食った飯が美味かった時のこと。
昴と出会った時のこと。
必死で三瀬と戦った時のこと。
泣きじゃくる真白と、それを冷たい顔で見下ろす黒実のこと。
たった一週間かそこらの、こいつらと一緒にいた時間のこと。
オレは何度、生きてるってのはいいもんだと感じたんだっけか。
それを、京之介に無理矢理思い出させられる。
(口では酷いこと言ってるけど、なんだかんだで面倒見が良くて、頼りになって、優しいところもあるのかなって思えるのも、サンタさんなんです。そんなの、俺には悪霊だなんて思えないですよ)
京之介が本気でそう思っているのが、オレにはわかっちまう。
(昔、どんな人だったんだとしても、今のサンタさんは良い人です。俺は、そう信じてますから)
言いたいことは、それだけだったらしい。
京之介の心底、満足げな気持ちが伝わってくる。
「……ガキが。いっぱしの口ききやがって」
お前は何にも分かってねえ。
ちょっと助けてやったぐらいで懐きやがって。
そんなに単純な話じゃねえんだよ。
人の良いところしか見ようとしない、お人好しの馬鹿野郎にオレは一つ訊いてみたくなった。
「なあ、オレはよ、素直に喜んでもいいのか。昴に、また会えたってよ」
(もちろんっす!)
オレが憑いた体の持ち主は、当然とばかりに断言する。
(妹が可愛くない兄貴なんて、いないでしょ?)
「…………けっ」
訊くんじゃなかった。
オレは吐き捨てるように言って、足元に目を向ける。
「本当に、立派な花だ。生きてて良かったって思えるぜ」
視線の先で、昴が供えていった花が揺れていた。
これはオレのためのものじゃない。
大切だった兄貴のために、よく出来た妹が持ってきてくれたもんだ。
そんな花なら、オレには何の関係もなくたって綺麗だと思うくらい許されていいはずだろう。
(やっぱ、サンタさんは良い幽霊っすよ)
「あ? 何でだ」
(花を見て泣く悪霊なんて、いないでしょ)
「……ばかやろ。こりゃおめえのもらい泣きだろうが」
今回だけはそういうことに、しといてくれ。
濡れた目元を、京之介のゴツイ指でぬぐってから、オレは力一杯両手で頬を張った。
ぱちいんと小気味よい音が響いて、脳天に向かって一本芯が通るような痺れが走っていく。
「よっしゃ、帰るぞ、京之介」
オレの用事は済んだ。これでやるべきことに集中できるってもんだ。
「あの泣き虫女も、そろそろ話くらいできるようになってんだろ」
(……ええっと、話って、どうするんすか)
「役割分担していくぞ。オレが発破をかける。そんでお前は」
(オレは?)
「めちゃめちゃ頑張って慰めろ。以上」
えええっ⁉ と京之介の悲鳴のような心の声が聞こえてきたが、無視して体から飛び出す。
慰める方法くらいは、自分で考えろってことだわな。
実は最初にこの話のプロットを書き始めた時には、サンタと昴は親子だった、という設定でした。
ただそうなってくるとサンタの精神年齢が上がりすぎて、ライトノベルの主人公っぽくなくなる気がしたので、兄妹という関係になった次第です。
このお話の主軸である双子の姉妹とも対比できる形になりましたし、良かったのかなと思っています。




