好きです ~時計の針が進んで気づいたこと~
やっと書けたー!
一度はこういう経験ありませんか?
「モテたーい!!!なんで私の幼馴染み達はみんなモテてるのに私はモテないのー!」
「ゆうちゃん、大丈夫だよ。私はゆうちゃんのことが大好きやお」
「みらいちゃんには彼氏いるやん!あー!モテたーい!」
__________________
今井優、中学2年生。
小学生までずっとモテたいと思っていた。
モテるために鏡を見て前髪を整えたり、どうすれば可愛く見えるかずっと考えてきた。
でも、効果はなかった。そして、だんだんとモテたいと思う感情が消えていった。
「優ちゃん、尚樹が優ちゃんの事が好きらしいよ」
「3組の高知くんが優ちゃんのこと好きなんだって」
「晴人くんが気になってるらしいよ」
びっくりした。モテたいと思ってないのに私の事を好きと思ってくれる人がこんなにいるなんて。とっても嬉しかった。
でも気付いたんだ。モテるよりも、沢山の人に告白されるよりも、
『大好きな人に好きって思ってもらえるのが一番嬉しい』
「優ー!」
「どうしたの?」
「これ」
「このお菓子私が食べたかったやつ!どうして?」
「……優の笑顔が見たかったから」
「!?」
こんな事されたら勘違いしちゃうよ。
___ねえ、君は私の事どんなふうに思ってるの?ただの友達なのかな?
神様お願いします。モテなくてもいい。だから、だから、あの人を私に振り向かせてください。
モテたいと思ったらモテないですよね~。
沢山の人に読んでもらいたい!
ブックマーク、評価お願いします!感想もらえたらめっちゃ喜びます!