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第零話 「世界の真実 ー決戦前夜ー」

「おじいちゃん、なんでお空が茶色いの?」


小さい子供たちが空を見つめながら一人の老人に質問していた。

ついには恐れていた事態は現実のものとなっていた。


「シェムハザ(Shemhaza)がこの儂に教えてくれた通りになって来たわい」


老人がため息をつきながら空を眺めた、見たこともない茶色い色の空に寒気が走った。


老人は子供たちに言った。


「いいかい儂の話をよく聞くんじゃぞ!! もう手遅れかもしれないが・・・」



「キリスト様の後光が差すこの腐った世界でバッドラックと踊ってしまった哀れな人間はルシファーによって神を葬るための恐ろしい糞の化け物に改造される!!


ルシファーから最高の能力と地位と寵愛を受けた糞の化け物は神による攻撃以外を全て無効にする能力を備え、神が最も愛を注ぐ人間であるため神も手を出せないまさに最強の化け物である!!


全ての次元、時空が糞で満たされた時に地獄のゲートは開かれ堕天使達が解き放たれて人類は皆殺しにされるだろう!!


ルシファー(Lucifer)

ベリアル(Belial)

アザゼル(Azazel)

イブリース(Iblis)

ベルゼブブ(Beelzebub)

グザファン(Xaphan)

アスタロト (Astaroth)


全ての堕天使が解き放たれた時、神との最大の戦争が幕を開け世界を破滅へと導くだろう!!


堕天使達は神からこの世界を奪い取り全ての力を我が物にして世界を自分たちの住みやすい様に再構築する計画だ!! 既に別の次元で人間を改造して糞の化け物を作り出しているのだ!! 


私シェムハザ(Shemhaza)は人間を心から愛し地上に降りたことにより神の定めた禁を犯して追放された。


他の堕天使達とは違い人間を神より愛しているのだ!! 神は私の訴えに耳を貸さず、破滅が近づくまで干渉するつもりはないのだろう!! だから私が人間の為に全ての力を捧げて堕天使と神と戦う力を授けよう!!

 

これからは自立した真の人間の時代が幕を開けるのだ!!


 しかし、我々には兵が足りない!! 様々な時空や次元に存在する勇敢な人間の集めて連合軍を結成するのだ!! 空が茶色くなった時、それは世界の破滅を示す予兆だ!! その時は私が今から教える儀式を行って勇敢なる人間を召喚して戦いの準備をするのだ!!」



老人は儀式の手順やシェムハザ(Shemhaza)から教わった知識を子供たちに教え戦いに備え始めた。


儀式が終わると、あらゆる次元や時空から勇敢なる人間が現れ最後にシェムハザ(Shemhaza)が現れた。


「ありがとう!! 信じてくれて共に世界を救済しよう!!」


そして、神々、堕天使、そして人間達の生き残りを賭けた最後の聖戦が始まろうとしていた。


最終章につながる物語!!

なろうの王道って難しい!!

頑張ります!!

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