表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

第一話「世界の終焉と世界の真実」  前編

第一話が理解できないとの意見がありましたので大幅に修正しました!!

24歳童貞自宅警備員。

僕の人生に悔い悔いしかない最悪の人生だ。

高校で壮絶ないじめにより中退してから自室で引きこもっている。

外の世界では石油が枯渇して世界大戦になっているらしいが僕には関係ない。

親の金で自堕落な生活を送り徴兵も精神異常で免除された。


今日もネットの違法アップロードサイトで規制が緩かった21世紀初頭の日本の萌えコンテンツを楽しんでいた。 24世紀の現在ではこのような過激な性的表現がある作品は所持、販売、所持、視聴は禁止されており違法サイトで隠れて楽しむしかなかった。 


「21世紀の日本の作品は凄い!! この時代に産まれたかった!!」


僕は作品を見ながら自慰行為していた。

この瞬間の快楽だけが僕の生きる唯一の希望だったのだ。

快楽が終わり賢者タイムの余韻に浸りながら次に見る作品の品定めをしていたが、猛烈な便意に襲われた!!


僕は部屋に置いてあるバケツに袋をかぶせてズボンを下ろして用を足そうとした瞬間に激しい閃光と共に意識を失った。



目が覚めるとそこは暗黒の世界だった。

手足は動かず、声も出ないが何者かが僕に語り掛けていた。



「私はルシファー、君の力を借りたいと思っている!!」


その声は確かにルシファーと言ったのだ。

ルシファーは確か21世紀の作品の多くで光をもたらす者という意味をもつ堕天使で神の似姿として作られたアダムに拝礼せよという命令を拒み、そのために神の怒りを買って天から追放された存在で堕天使の長と知られているのだ。


何故、このような存在が僕に語り掛けているのかは謎だが簡単に信用しないほうがいい人物であることは確かだった。


「君の住む世界は核により崩壊しわずか数時間で数億人もの命が失われた!! もちろん君も核により蒸発して死んだのだ!!」


突然、脳裏に映像が浮かんできた。

そこには首都東京で無数のICBMにより壊滅する様子だった。

閃光の後に激しい爆発が起きて周りの建物などはなぎ倒された後に

虹を溶いたようなあやしく美しい色彩の炎に包まれたキノコ雲がそびえ立っていた。

僕はそのキノコ雲を美しく思い見とれていたが瓦礫化した街に目をやるとおぞましい無残な姿の死体や熱!!線で皮膚などが溶けて垂れ下がりゾンビのようになった人間が沢山彷徨っており目を背けたくなった。


しかし、脳裏に無理やり流れ込んでくる映像の為、何もすることは出来ずに永遠に映像が終わるのを待つしかなかった。


映像が終わり何もない暗黒の世界に戻りルシファーが再び語り掛けてきた。


「数億人もの命が一度に失われ、神や天使達は事態の収拾で力が弱まるだろ!! この後も放射性物質よる汚染や核の冬でさらに事態は悪化するだろう!!」


ルシファーは何を企んでいるのだろうか?

天から追放された神との戦いに敗れた、その復讐のために再び神に挑もうとしているのだろうか?

僕の中で疑問がグルグルと渦巻いていた。


「私は長い間、神と共に過ごして考えていたのだ。 神は聖書で十戒を定め人間を縛り、気に食わない天使を7つの大罪を犯したとして追放し悪魔と呼び地獄という監獄で強制労働させている!! 全ての罪は神そのものではないのだろうか? 神は自分の都合がいい様に世界を創造して優雅に暮らしているのだ!! 神を滅ぼして世界を再構築しない限りは全ての生命は救われずに苦しみ続けるのではないか!!」


再び映像が流れてきた、中性的で彫刻のように美しい顔立ちで背12枚の翼を持つ天使と羽のない髭を蓄えた人間に似た人物が口論していた。


「神よ!! 自分の姿だけ似せ力を授けなかった動物に地上を治めさせるのですか? 危険すぎます!!」


「うるさいぞ!! 天使の分際で口答えするなルシファー!! 貴様らは力があるから信用ならないのだ!!」


場面は変わり自然豊かで美しい場所に変わった。

二人の男女、アダムとイヴは神が新たに創造した天地にある楽園の統治者に任命されたが爪も牙も毛皮もない彼らには荷が重すぎ、多くの動物たちの餌食にされ何度も無残な死に方をしては神に蘇生されていた。

それを神は笑いながら見つめていた。


「最高の娯楽だな!! そう思うだろうルシファー」


「恐ろしい!! こんな残酷なことが許されていいのだろうか?」


神の隣で見つめるルシファーの姿があった!!

ルシファーは神が用事で出かけているときに楽園に行きイヴに善悪の知識の木の果実を食べるように勧めた。


「これは食べることを禁じられるています!! 何故、食べないといけないのでしょうか?」


「神は君たちをおもちゃだと思って弄んでいる、これを食べれば天使や神が持つ知識得ることができるだろう。 私はもう人間が残虐に扱われる姿を見たくない!! これを二人で食べて安全な場所で暮らしてくれ」


イヴはルシファーの話を理解して果実を食べてアダムにも与えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ