絵本
昔々あるところにとても大きな大きな砂漠がありました。
そして砂漠の中にかなり大きな大きな岩がありました。
その岩の上に大きな大きな穴が空いていました。
穴の中には長い年月を掛けて蓄えられた水でいっぱいでした。
ある日砂漠に住んでいた1人の住民がその水を見てその岩の上に住むことを提案しました。
そして大きな大きな岩の上に大きな町が作られました。
砂漠の民はもう水不足に悩むことは無いと、喜びながら大事に大事に蓄えられた水を使いました。
砂漠の民が岩の上に移り住んでから数世紀後、かつて水を大事に使っていた人の姿は無く、
ただ水を無駄に使い続ける砂漠の民がいました。
さらに数十年後、かつてはなみなみと水を蓄えていた岩の穴はただ僅かな湿り気を残して完全に使い果たされました。
それから数年後、岩の上は白い白い骨でいっぱいになりました。