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3.そうだ、宿作ろう

 宿代欲しいと思ったラッド、すぐさま鳥の使い魔を飛ばし、かつての仲間でもある商人を呼んだ。


『久しぶりだな、ラッド』

『ベニス悪いな急に』

『いやいや、金になりそうな話は大好きだからよ』


この商人の男の名はベニス、商人が勇者パーティの1人だって?と思うかもしれないが、物珍しい物が大好きなこの男は元盗賊でもあり、勇者達程ではないが自分の身は自分で守れるくらいの強さと賢さがある。


『それにしても面白いな、ダンジョンに宿屋とは』

『ん?いやダンジョン近くに宿作ってもっと部屋数を増やして………いや、それだ、それだよ!ダンジョン内に宿屋!』

『俺、さっきからそれだと思ってた……まあ、いい、問題はどうやってダンジョン内に宿屋を作るかだよ』

『ダンジョンの一部に部屋作れば?』


そのラッドの言葉に呆れたベニス。


『あのな……、ダンジョンっての簡単に言うと魔物の体内みたいなもんなんだ、瘴気対策も必要だし』

『そっか……簡単にはいかないか……今暇で結界張れるやつでもいない限りは』


『『あ』』


結界張れる、しかも今現在は暇な人、2人にはひとりだけ心当たりがあったのだ。


その名は『サトミ』


聖女召喚で呼ばれ、故郷のニホンとやらには帰れず、王太子との婚約を王家から望まれたが誘拐に近い形で連れてこられて、更には縛られるのはまっぴらごめんとラッドとおなじく王都からとっとと逃げ出した聖女である。


まあラッドどベニスは彼女の居場所を知っていたので、そこへと向かった。

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