玉響にも忘れない
「てんかわさん」
尚ちゃんの声 ガタン席を立った
いやーーこわすぎる ドキドキMAXバクバク
静まって心臓 尚ちゃんに聞こえる
「ありがとうございます お手紙いつも大切に読んでます」
すてきな声が優しく包みこむように響く
「え?ほ、ほんとうに?」
思わず声が出てしまった
「はい 力になっています」
尚ちゃんの上品に穏やかな声
目が合っている 尚ちゃんは私より身長なのに私にあわせてくれているの?
「ありがとうございます 大ファンです」
自分でも驚くほど冷静に言えた
「今日は わざわざありがとうございます
ブローチ似合っていますね かわいいです」
尚ちゃんが笑顔で 大好きな声で!
ぎゃー
「ありがとうございます
ありがとうございます 嬉しいです」
感激感動感涙 うるうるしてる ブローチ
尚ちゃん優しい すてきすぎる 手紙.....
私の名前書いてくれている
封筒の文字と同じだ
「DVDおめでとうございます 楽しみにしていました」
名前書きながら 筆を持つ手 きれいだ
「本当に?嬉しいです
今日は楽しんでくださいね」
どんな声も美妙な響き うっとりする
「これからも応援させてください」
尚ちゃんがまた席を立つ
「ありがとうございます エネルギーになります 本当にありがとう」
満面の笑顔で きれいな手が出される
握手 あたたかく やわらかい手
「おそれ多い言葉です ありがとうございます」
尚ちゃん手 さわってる 握手してる
ぎゅっとしてくれた離したくないな
尚ちゃんいい香りがした
清清しい人 お話できて 最高に幸せだ
お花は マネージャーさんに渡した
握手がおわり 席に戻る
フワフワしてる
あの最悪の状況から天にも昇った様だ
名前書いてもらえて 尚ちゃんのサインもらって
お話できて あんな最高の言葉もらえて
うれしいうれしい うれしいが止まらない
席に戻って 残りの人と握手している尚ちゃんと時々 目が会った感じがした
えへへ
動く尚ちゃんを 目に焼きつけておこう と
尚ちゃんを見つめた 目が会った
恥ずかしかった 目をそらした そして また見つめた
夢かも? と ほっぺをつねってみた
痛っ!!!
夢じゃない 夢じゃないんだ
尚様 神様 仏様 感謝します
手を合わせた
十二時五十分
みなさん サインもらってますよね
これから 終わりのトークになります
田中さん よろしくお願いします
進行係の人が尚ちゃんを笑顔で迎える
尚ちゃんの終わりのトーク
すてきな声が すてきにすてきに響く
「今日は ありがとうございました
DVD 楽しんでいただけたら嬉しいです
みなさんに喜んでいただくために
大切に作成しました
HPも楽しみにしてください
お帰りは 気をつけてください
また お会いできる日を 楽しみにしています
ありがとうございました」
深くお辞儀をして きれいな姿に見とれる
このまま 時間を止めて
さわやかな笑顔で 手を振りドアから 消えていった
涙がでる 会場がそんな雰囲気だ
閉会
お気をつけてお帰りください
DVD販売は 一階ショップでお願いします
ありがとうございました
いろいろな事を 経験した日だった
たくさんのことを 新発見できた日 私の記念日になった
尚ちゃんを思い出す
すてきな日 ばんざい
うきうき ルンルン 安全運転で帰る
早く帰ってDVDが見たい一心で帰る
無事 帰宅