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5 僕とお祖父様と秘密の話 その3

「…色々突然すぎただろうが大丈夫かい?」

アルフレッド」


あれから僕達はソファに座り直してお茶を飲んだ

チョコレートの甘さがとてもありがたい


「ーー驚きすぎて逆に落ち着いてきました大丈夫です お祖父様」

「頭のいいお前だーーさっきの継承でもう察しがついているかも知れないがウォード家の領地は地母神セラヴィータ様の特別な加護と祝福を受けているんだ

ーーー遠い昔に私達のご先祖様がセラヴィータ様とある盟約を交わしたおかげでね」

そう言ってお祖父様はクッションの上にちょこんと座っているグレイ卿を見つめた

「ハートラン国の国教 三柱の女神様のお話は教会で聞いて知っているね」

「はい えっと

〈最初の神〉と〈最後の神〉が結婚して生まれた三柱の女神様方をハートランのあるこの地に遣わした

主に南部ーー国都のある海沿いの地方を風と水の女神ララディーネ様 グレタ山脈がある山岳地帯に光明神ラウローラ様 そして主に北部を地母神セラヴィータ様…」

国教でもある三女神教 一応定めてはあるけどハートラン国は宗教に関しては基本自由だ

国民は皆慣れ親しんだ地元の女神様を子供の頃から自由に愛し敬う

僕だってそうだ たださっきほど神様という存在を近くに感じたことはない

「神様って…本当にいたんですね…」

思い出しただけで感動で胸がいっぱいになる

けして信じてなかったわけではない でも具体的な体験をしてしまうと これはもうーーー

「こんなの僕…神職につきたくなってしまいます」 

「お前がそれを本当に望むのであればそうすればいいさ ただウォード家に生まれた者としての

責任は果たさなくてはならない

アルフレッド 私達は領主としてハートラン国民として領民と国を守らなくてはならない わかるね?」

「はい」

「今のウォード領は地母神セラヴィータ様の加護あってのものだ 当たり前のように受け止めてはいけない 恐ろしいのは私も加護無しの状態というのは文献でしか知らない事だ  

幸いにも土地自体は肥沃なのは変わりないらしいーーが、今現在のそれと比べてもそうなのかは

正直わからないね

魔族領からの瘴気も浄化されることがなくなると

マキ大森林は古来からの呼び名の通りの暗やみ森に戻り魔物達で溢れかえるかもしれない」

わーーー…知りたくなかったかもーー……

改めて聞くと結構な薄氷じゃないだろうか

もし地母神セラヴィータ様が加護やめー!と気まぐれを起こしたらウォード領はお終いなんじゃ

と不敬極まりないことを考えてしまった

考えて…

「――…盟約?」

「そうだ それこそがウォード家が代々継承し続けてきた領主として命をかけて守らなければならない責務だ」

神々との約束ーーー

予想がつかない 特別な加護と祝福は何と等価交換されたのだろう

お祖父様やあのたまにしか会わないお父様も何気無い暮らしのなかで何かとてつもなく重いものを1人で背負っていたのだろうか

そしてそれを今は僕も受け取らなくてはならない

ーーー!

「……それは、いったい」

「大仰すぎる物言いをするなクリストファー

栗毛が山猫に見つかったキヌゲネズミように怯えているじゃないか」

そう栗毛がね……栗

頬にかかる髪色を見返す

うん僕のことですよねーーー??

「そうだね すまなかったアルフレッド」

「…栗毛と話の腰をおるのやめて下さいグレイ卿」

「良い色だ今年も沢山拾いたいものだ あのメイドの髪に隠すにはちょっと大きすぎるかもしれないが」

「あるええっ!?グレイ卿の仕業だったんですか!」

「だから急に大声を出すなと言うに…

折角隠したのにあやつは次から次に落としてしまったから今度は別の者で試してみよう」

「……掃除が大変なのでやめてあげて下さい」

グレイ卿は僕の意見を聞いているのかいないのか

ならあの頭の上の布切れ(おそらくメイドキャップ)ならばいやいやもう少し小さめな実ならとか思案している

「……お祖父様今までの悪戯って」

「刺繍は私だよ あの柄はもう一つ何かポイントが欲しかった」

どっとよくわからない疲労感が身体にのしかかってきた

なんだか嫌な予感がする

「お話の続きをお願いします……」

「ああすまない 我が家が遠い昔に地母神セラヴィータ様と交わした盟約はね そこに居るグレイ卿の良き友人であることなんだ」

ゆるーく読んで貰えたら嬉しいです

てか読む人いるの?


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