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仁義なき異世界転生 ~勇者マサヨシの任侠伝~  作者: 風来坊 章
第三章 代理戦争
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第80話 代理戦争 前編

 決戦場は、共和国連邦東部国境地帯。

 すでに極悪組は、難民問題で疲弊しつつあったが、マサヨシ達の敗北はこの世界の終焉である。

 

 決戦の地には、王国の騎士団を満載した飛空艇団が集結し、皇国軍と対峙。

 

 共和国連邦軍は、大統領命令で、徐々に戦線を離脱しつつあった。


「国籍不明の船団に告ぐ! こちらはデヴィレヴィ・アリイエ革命政府軍である。すみやかにこの空域から離脱せよ。繰り返す、すみやかにこの空域から離脱せよ」


「革命政府軍に告ぐ! こちらはチャイ皇国軍である。我が国の領空を侵犯しつつある、すみやかに離脱せよ!」


 ガイウスは、皇国軍飛空艇団の甲板から状況を確認し、ニヤリと笑った。


「なるほど、王国で革命が起きたと聞いていたが、君の仕業かマサヨシ君。しかし、この程度では我が軍への損害など、とてもとても」


「ガイウス陛下、斥候隊より連絡が来ました! この空域に、真っ黒で禍々しい未知の飛行船団が北上中! 魔王軍と思われます!」


「ほう?」


 ガイウスは、嬉しそうに微笑んだ。


 全ての世界を破滅に導こうとする、彼にとって好都合の状況であり、自分が陥れたあの哀れな女神への、せめてもの手向けにしてやろうと、標的を魔王軍地上攻撃隊に定める。


「ふふ、せっかくだ。私が彼らの基地へ赴き、彼らにふさわしい君主とは誰かを、話をしてこようか」


 魔神の力を使い、魔王軍総司令部にガイウスはワープした。


 一方、王国革命軍は、貴族の騎士達を中心とする新鋭の軍事組織であり、空域に現れた魔王軍の悪魔達に混乱状況に陥る。


「うろたえるな騎士達よ。おそらくあの、魔王軍と手を結んだ、アレクシア元女王の仕業だ。勇者殿に連絡をつけるのだ」


 レオーネの父、ラウール自らが指揮を執る。

 元王国最強の騎士の一人であり、現王国革命政府軍の首魁。


 彼は、勇者から娘の結婚の申し出を受け、レオーネが大公になった時点で、王位簒奪の野心を抱いていた。


 そして、魔王軍。

 航空母艦には、アスモデウス自らが搭乗し、人間達の大軍を発見する。


「参謀本部の報告通りだ、人間達がどうやら反転攻勢に出たようだな。いけ、魔王軍地上攻撃隊よ、我らが力を勇者に示すのだ!」


 しかし、率いる軍勢は魔界の多国籍軍。

 彼女の部下でも何でもない、烏合の衆。


 アスモデウスは切り札の、魅了の能力を使ったが、その効果がいつまで続くか、彼女は大いに不安であった。


 こうして、マサヨシが企てた、各勢力の三つ巴の戦闘が切って落とされた。


「あーあー、さすが魔王軍だけあるわ。ボロボロと飛空艇が堕とされてやんの」


 その様子をマサヨシはジッと眺めている。

 すると、上空の暗雲から稲光が光る。


「おいでなすったか」


 マサヨシは自身の木刀を、天高く掲げた。

 頭上には、魔王軍の航空戦艦。


「おう、ゼウスさんよお。俺はここだぜ馬鹿野郎。かかってこいやあ!」


 すると、上空の魔王軍に、ゼウスの怒りの雷が降り注ぎ、攻撃を受けた魔王軍艦艇が煙を吹き出しながら、地上へと落下する。


「アスモデウス閣下、上空より攻撃! これは……神界魔法です、神の攻撃です!」


「な!? 全艦迎撃せよ! あの暗雲に攻撃してきた神がいる」


 アスモデウスは、何が起きているかわからず、激しく動揺する。


 まるで伝え聞いていた、神と魔界の大戦のようだと震撼し、マサヨシの小指を咥えてなんとか精神の安定を保とうとするが、再び雷が上空より降り注ぐ。


「ま、まさか神界の勇者が仕組んだ企てか!?」


 アスモデウスは、絶望し呟いた。

 王国軍も皇国軍も、神の雷に勢いづき、魔王軍艦艇に、次々と攻撃魔法を撃ち込んでいるが、彼らの飛空挺にも、雷が落ちて次々と墜落する。


「野郎共! 地べたに落ちた野郎らを全員ぶちのめせ! 代理戦争開始だ!」


 マサヨシは木刀を持って、ピストルを持ったアレクシアと共に、悪魔達を片っ端から始末しに回る。


「ぎゃああああああああ」


「ハッハッハー、てめえらにも、地獄巡りさせてやんぜ!」


 マサヨシの力は、地獄巡りで大幅に増しており、幾多の地獄を経験した彼は、自分が経験した地獄を見せるため、魔王軍へ苛烈な攻撃を加える。


 空間ごと封印魔法で封印し、叫喚地獄を加える、マサヨシが編み出した冥界最上位魔法、地獄の苦痛(ペイン)により、魔王軍は恐慌状態に陥った。


「参謀本部長 どうして!?」


「勇者マサヨシとの戦いに、あなたたちは邪魔です。クズ共は、地面を這い回るのがお似合いです」


 アレクシアは、しれっと嘘を吐きながら、マサヨシを攻撃するフリをして、悪魔達に凶悪な攻撃を仕掛けていった。


「うらぁぁぁ、テメー達の相手はワシじゃあああああ」


 ガルフはイフリート化して、ドワーフ兵団を率いて皇国軍を、アダマンタイト製の金棒で吹き飛ばし、赤いヘルメットの兜を被ったエルフ達は、王国の飛行船団に向けて弓を射る。


「行くぞ! オイラに続け!」


 ニコはボクシングと、土魔法を使い大人の騎士相手に打ちのめし、ドワーフ三兄弟達はコンビネーション攻撃と炎魔法で相手を翻弄し、ブロンドが弓を射って援護する。


 そして、レオーネは自分の父であるラウールを見つけ出し、一騎打ちを申し込んだ。


「父上、申し訳ありませんが、世界をあるべき姿に戻させていただきます」


「ほう、この私に刃向かうとは、とんだ跳ねっ返りに成長したな娘よ。勇者殿の影響か?」


 すると風の力でレオーネは、ラウールから距離を取り、エルフから習った弓を引き絞り、矢を放つ。


「たわいなし」


 ラウールが剣で打ち払おうとすると、矢が軌道を変えて、ラウールの鎧の隙間に命中する。


 矢には、即効性の麻酔薬が塗られてあり、ラウールは矢の一撃で昏倒する。


「父上、私はマサヨシ殿の戦いで学びました。勝利には手段を選ぶなと」


 レオーネが右手を上げると、エルフの放った矢の嵐が、風の力で変幻自在に軌道を変えて、聖騎士隊に降り注ぐ。


 そして極悪組傘下のマフィア達が、マサヨシの過酷な制裁に恐れ、極悪組に加勢するために、一斉に戦場へ雪崩れ込む。


 空は怒れるゼウスの雷の嵐が轟き、地上は極悪組が作り出した暴力の嵐が、吹き荒れる状況になっていた。

 

 しばらくすると、天空を七色の光のカーテンが覆いだし、雷が地表に落ちるのを防ぎ出した。


 精霊界の大精霊達による魔法だった。


 彼らは、創造神からこの世界のバックアップをするように命じられており、その命令を忠実に遂行している。


「よおし、あとは頃合いを見計らって、野郎らボコボコにした後に、この俺様が、魔王軍討伐に名乗りを上げて、全人類を導くとか、適当に言えばまとまるな」


 マサヨシは、多数の悪魔達を打ち破りながら独言ちるが、その時魔法の水晶玉から、全世界に向けて通信が入る。


「私は教会教王ソフィアです。全世界の皆さま、重大発表があります。魔王軍に関してです」


 マサヨシは、教王の通信に耳を傾ける。


 計画には無かったが、教王の言葉で、全人類が団結すれば、この魔王軍との戦争は、有利になるはずとマサヨシは思った。


「信じられない話ですが、心して聞いてください。実は勇者マサヨシ様は、偽勇者で、魔王軍と内通し、世界を混沌に陥れているという話を耳にしました。神界の真の勇者、ガイウス様からのお話です。全人類は、今こそガイウス様のもと団結する日がやってきたのです」


 マサヨシは、持っていた水晶玉をポロリと落とし、呆然とした。


「おいいいいいい、ちょっと待てコラ! ガイウスの野郎、ハメやがったなあああ。いつからだ、いつから教王さんと接触してた!? ふざけんなクソボケがあああああ」


 マサヨシの叫びが、戦場に響きわたる。


 そして極悪組の面々も、教王の言葉とマサヨシの叫びを聞き、動揺し始めた。

 

 マサヨシは考える。


 何が、どう間違った?

 俺達は、いつどこでハメられた?


 くそ、これじゃあ俺が、この世界からマトにかけられちまって、100年前の俺の先輩と同じ運命を辿るハメに……。


 そしてマサヨシは、思考をフル回転させる。

 彼の思考は、地獄の試練を潜り抜けても、相変わらず小物である。

 しかし、自分を信じる仲間たちにより、徐々にその思考が変節し始めていた。


 そして、転生前の彼は、ヤクザという修羅の世界で生き残るため、そして失敗を極度に恐れるために、何よりも自尊心が満たされる勝利のために、知恵を絞り、機転を利かせ、自己の向上と鍛錬にも余念がなかった。


 その彼が、自分達が置かれた戦場の状況を見て、出した結論は、自身の愛する者たちを守るため、混乱する戦場でガイウスを見つけ出し、交渉事で一時休戦へと持ち込むというプラン。


「ガイウスの野郎と、話つけよう」


 マサヨシが独言ちるように、呟いた時だった。


「その必要はないよ、君」


 空間を裂くように、漆黒の鎧を身に纏った金髪の男が姿を現す。


「ガイウス、てめえ! よくも人の女にくだらねえ事を吹き込みやがったな!」


 ガイウスをマサヨシは、鬼のような形相で睨みつけるが、ガイウスは涼しい顔をして、マサヨシの右目をジッと見つめる。


「ふっ、それは失礼した。君とはじっくり話をしたい、そう思ってたんだ。時間停止(ストップ)


 ガイウスは右手を掲げると、マサヨシと彼以外の、周囲の空間の時間が停止した。


「ほう? 天界魔法ってやつか。便利なもの持ってんな、で? 何だよ話って」


 マサヨシは、時間が停止した世界で、木刀を右手に担ぎ、ガイウスをジッと見据えて、しゃがみこみ、ガイウスは、佇んだままマサヨシを見つめる。


「君は人間を、この世界をどう思ってるのかな?」


「あん? この世界全部が俺の縄張りだろ? 何言ってんだてめえ。こんなクソのような世界だが、俺は親分から世界を救うように、命令された」


 マサヨシのシンプルな回答に、ガイウスはさらに、この男の心の底を測ろうと考える。


「そうじゃないんだ、君が人間をどう思ってるのか、興味があってね」


 マサヨシは、ガイウスの言葉に思考を巡らせ、そしてガイウスが、人間と神、そして世界に興味を失っている事に、うっすらと気がついた。


「あん? 人間ねえ。俺はよお、散々悪さして地獄に落ちた野郎なもんで、偉そうな事は言えねえよ? けどなあ、俺は社会を憎んだ事はあっても、人の世を憎んだ事はねえ」


「なぜかな?」


「だってそうだろ? ムカつく野郎もいれば、面白いやつもいるし、いい人だっている。あと金儲けとか最高に楽しいし、いい女見ると口説きたくなるし、たまに喧嘩すると、ワクワクするんだ。違うか?」


 ガイウスは、やはりこの男は、人の世を愛している男なのだと思い、もっと早くこの男と会っていればよかったと後悔した。


「物事は単純よ。男の生き方はなあ、自分の意地張って仕事して、うめえもん食って、マブい女口説いて、クソして寝る。そんなもんだろ?」


 マサヨシが言うと、ガイウスは大笑いした。

 まるで昔の自分とそっくりではないかと。


「君の張る意地とは? 信念とは何か?」


「ああ、それな。弱きを助け、強きを挫く、それが任侠道って意地よ。それによお、こんな神からも愛されてねえ、仁義がねえ世界、誰が愛してやんのよ? 俺と女神ヤミーしかいねえ、違うか?」


 マサヨシは、話を聞き入るガイウスの隙をついて、冥界魔法を使い、心の底を覗き見る。


 マサヨシは、ガイウスの正体に戦慄する。


 彼が、人類史に名を残す英雄である事と、邪悪な魔神と通じている事を、心を読んで見抜いたのだった。


「てめえ……。てめえほどの野郎が、いやあんたほどのお人が、全てを裏切り、世界をぶっ壊す気か? どうしてだ!?」


「フッ、やはり君はただものではなかった。私が何者かも、知っているようだ」


 ガイウスは、マサヨシに微笑みかける。

 そして、マサヨシを自分の好敵手であると認め、心の中で敬意を表した。


「ああ、あんた俺がいた世界では有名人だからな。学がねえ俺でも知ってるくれえよお。なあ、教えてくれよ? なんであんたほどのお人が、人の世に絶望しちまったんだい? だって、あんたの逸話は」


 マサヨシは、偉大な英雄だったガイウスに、なぜ人の世に絶望してしまったのかを、問いただす。


 すると、時間停止が元に戻り、砲撃音や稲光の雷鳴が空に轟き、悪魔達が地上で、各勢力と乱戦をしている戦場に戻り、ガイウスは空間を歪め、立ち去る前、マサヨシに一言だけ告げた。

 

「私は、疲れてしまったんだ。人の世と、そして自分勝手な神々にもね」


 マサヨシは、ヤミーと駒馬犬のもとに駆け寄り、勇者ガイウスの正体を告げた。


 勇者ガイウスの正体、それは邪神と魔神が背後についた、全てを裏切り、全てを破壊する意思を持った、魔王であると。


 一方、アスモデウスに耳を疑う情報が入る。


「な、なんだと!? ルシファー陛下が退位され、魔界各国を統べる王、いや魔界の大魔王が、ガイウスになっただと!? あいつは神界の勇者ではないのか!? 一体どうなってる‼︎」

 

 魔界のサタン王国含む数カ国が、突如現れた、新たな大魔王、ガイウスに征服され、その後見人に、伝説の魔神が名乗りを上げたと言う情報。


 また自分達が帰還する筈の、魔王軍総司令部も、ガイウスの力で壊滅したと、生き残った将校からの通信も同時に入った。


 アスモデウスは、神の雷による火災が起きて、徐々に地表に降下していく、空母の司令部で放心状態で崩れ落ち、多国籍軍の将校達も、全員が絶望して、沈黙する。


 自分達が守るべき祖国も、魔王軍の存在意義も、そしてこの世界の侵攻目的も全て失った。


 共和国連邦でも、軍部のクーデターが発生し、大統領府のコルレドが拘束されてしまい、皇国の皇居に、近衛隊を引き連れて、舞い戻ったロンは、空間移動ができるガイウスに撃退され、急ぎマサヨシのいる東部戦線へと敗走。


 無事なのは、精霊界の加護がある、精霊領域だけで、ドワーフ達が旧エルフ王国から、王国騎士達の撃退に成功するも、この大陸のほぼ全てが、マサヨシの敵対勢力へと代わり、世界が破滅の道へと向かっていく。


「はい、はい、かしこまりました。元帥閣下、その方がよろしいでしょう。ええ、勇者マサヨシとの停戦の件、了解しました。それでは」


 アレクシアは、アスモデウスからの通信の内容を、マサヨシに伝える。


 魔王軍。

 いや、亡国となった、魔族達の武装勢力からの停戦の申し出であり、もはや魔王軍と呼ばれた悪魔達は、戦争継続の意欲を失っていた。


 戦場では、散発的な戦闘がまだ続く、予断を許さぬ状況であり、絶えず神の怒りの雷が轟き、そのたびに精霊達のバリアーが機能する。


 そして、完全武装した神々の軍勢が戦場に現れ、同じく完全装備の地獄の鬼達が姿を現し、神対神の戦争が始まらんとしていた。


 マサヨシとアスモデウスは、互いに対峙して会話を交わし合う。


「勇者マサヨシよ、我々に何が起きてるのだ? いったいこの世界はどうなる?」


「知らねえよ馬鹿野郎! 最初に仕掛けてきたのはテメーらだろうが! もうそこからして、俺達はあいつの手の内で踊らされて、こんな羽目になってんだ!」


 勇者にして大魔王ガイウスの存在。

 そして背後にいる、魔神と大邪神の存在。

 

 仁義なき異世界どころか、全ての世界が崩壊の危機に陥る可能性のある、危機的状況。


「なあ、ここは一つガイウス潰すため、手を組んだ方がいいんじゃねえか?」


 マサヨシが話を切り出す。


 呉越同舟、つまり互いの共通の敵を倒すため協力し合わないかという、マサヨシの苦肉の策であった。


「ふざけるな! 貴様のせいでどれだけの部下が死んだと思ってる!」


 マサヨシは舌打ちしながら、アスモデウスとの交渉事に入る前に、冥界魔法で彼女の心の奥を覗き込んだ。


 するとマサヨシは、思わず卒倒しそうになる。

 目にしたのは、マサヨシの子指を使った、アスモデウスの秘事の数々。


 マサヨシは、いやらしい笑みを浮かべて、アスモデウスの弱みをつく。


「てめえ……バラすぞ」


「な、何を!」


「俺の小指(エンコ)使って、あんな事やこんな事しやがって、バカアマが。言ってくれれば、すぐにでも、俺の男を見せてやんのによお」

 

 マサヨシが、アスモデウスをニヤリと笑うと、アスモデウスは一気に赤面して、卒倒しそうになった。


 自分の秘密がバレてると。


 一方、マサヨシは思った。

 

 いっそ魔王軍を俺が支配しよう。

 この女の弱みも握ったことだから、ついでに口説いて自分の女にしてしまおうと。


 そして、今すぐにでも、神々の戦いが始まろうとしていた時、空から童女が戦場に降り立った。


 一本角を額に生やし、ピンクの髪に、瞳は怪しげな金色に輝き、耳には多くのピアスをつけて、燃えるような赤い水着を着ている、可憐な童女で、屈強な悪魔達が周囲を取り囲む。


「べ、ベリアル!」


 アスモデウスが、童女に声を掛けた。

 マサヨシが、面倒くさそうな顔をする。

 せっかく話がまとまりそうだったのにと。


「ごめんごめん、間違えて東の大陸に行って、そこそこ強そうなモンスターとか、生意気な獣人達がいっぱいいたから、面白くて全部ぶっ飛ばしてたら遅れてしまったのだ」


 ベリアルは周囲の状況を眺め見た。

 今にも神々達の戦いが始まりそうな状況を。


「うん、うん、なんか神っぽいのや鬼っぽいのが、いっぱいいて面白そうなのだ」


 満面の笑みを浮かべ、ベリアルが今度はマサヨシを見る。

 

「うん、勇者っぽいのもいるのだ。じゃあ……みんな死のうか?」


 ベリアルの小さい体から、凶悪な赤黒い魔力のオーラが溢れ出し、ベリアル親衛団が戦闘態勢へと入った。

というわけで、各話タイトル変更しました。

てめえ適当な名作映画の名前つけて、手ぇ抜いてんだろってお叱りを受けた気がするんで。

申し訳ありませんでした。


え!? 詫び入れるんなら誠意見せろって?


いやいや、もうすぐ物語終盤に入ってくるんでがんばりますって。

あと、余計なこと書いちゃいましたすんませんでしたー。

m(_ _"m)ペコリ

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