表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

毎朝、起きると必ずこう思う。

会社行きたくねぇなぁと。


俺はとある会社に大卒で入社して、今年で3年目になる。入社したての頃は、出世して同級生より稼いでやるという思いで、嫌な上司の態度や嫌味は多少我慢できた。


しかし、3年目になると出世する大変さに気づいた。

上司は上から命令するだけで、一番動くのは俺ら下っ端だ。なんで、あんな嫌な奴が出世出来たんだろう。上の奴らは馬鹿ばっかだな。


23時。やっと帰れる。

最近なんか考える時間があるといつも上司や周りへの不満ばかり考えんてんなぁ、俺。


ある人が言ってたっけなあ。

人生は楽しいよ、今辛くてもきっと楽しい事が待ってるよって。あんなのは全部でたらめだ。

俺が今最高に楽しいと思える瞬間があるとすれば、この現実という檻から解放してくれる事、つまり誰かが俺を殺してくれる事だ。


その時だった。本当に偶然、一瞬の出来事だった。

その日は土砂降りの雨。バイクが雨でスリップして俺に突っ込んできた。一瞬の出来事だったはずなのに、俺はその時、、時間がゆっくりと流れていた。


ああ、やっとこの辛い現実から解放されんのかあ。


やった、、、、!


(ピーポーピーポー、どいてくれ!

大丈夫ですか!ん、!まだ息がある!すぐに運ぶんだ!)



、、、。

んっ、、どこだここ。。。

(イタッ!身体を起こせない。てか、俺は死ねたんだろうな?)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ