序章
趣味での初投稿となります。
語彙力や文章能力はありませんが、楽しく投稿していきたいと思います。
この世界には主に二つの勢力が長年争いを続けていた。
一つは【賢者】と名乗る者が率いる“七星”という組織。
二つは〖聖者〗と名乗る者が率いる“エデン”という組織。
この二つは常に相反し、聖者が導いていた世界に悪としてして突如現れたのが賢者だった。
なぜ賢者が悪といわれたのか。
それは突然の賢者の登場と同時に各地方で厄災や戦争が多くの地で勃発し、世界に災いの数々が訪れたからだ。また聖者にかわり世界を征服しようと目論む者が現れ、賢者を自身の力として取り込み悪用しようと力ある権力者が出てきたのだ。
世界は混沌に渦巻き、地位の低いものはいつしか生まれた格差社会や貧困に苦しみんだ。そして苦しみの原因である賢者を忌み嫌い、憎むようになっていった。
だが、月日が経つにつれ。賢者に付き従う者が現れ始め。気が付けば賢者と聖者が戦争を繰り返していた。
そしていつしかそれは語られる物語として。人々の過去の産物としての歴史となり。多くの記録は本となった。
これは賢者と聖者の戦争から三十年の月日が流れ。
まだ平和な時代としては短い時間。永い戦争の果てに、人々が手にした束の間の、安らぐ時間はまたも終わりを迎えようとしていた。
これもまた、一つの物語として語られていく物語。