172:PV考察
カテゴリ:考察 くま考える!
いあ!いあ! くまだよー?(語尾下がり)
というわけで、なろうにも実装されている「PV」な話。
なろう書籍を購入……しないでも店頭で見かけている読者は少なくないはずですね。
作者にとったらきにするステータスの一つではないでしょうか?
書籍の帯の煽り文によく「累計PV○億突破!」とかありますよねー。
似たようなので「累計発行部数○億冊突破!」が有りますが、違いが分かりますか?
発行部数はそのシリーズの印刷した数ですね。
5巻だしている作品だったら
1巻、3000冊。
2巻、2000冊。
3巻、2500冊。
4巻、3000冊。
5巻、1000冊。
で合計1万1500冊となるわけです。
累計という言葉が使われているのは勿論、初回に印刷した初版だけでなく、増刷した二版、三版などが含まれているからです。
で、この辺の事情をよく知らないと「この本は1万5000冊」も売れているんだーと最新刊を指していうわけです。
シリーズ物なのであながち間違いではないのですが……。
まあ実際には「販売数」が正しい評価値なんですが。
1万5000冊刷っても1万冊売れ残ってたらら販売数は5000冊ですからね!
発行部数は「読者の期待(支持)値」ではなく「出版社の期待値」なんです。
それはともかく、PVです。
ほかのサイトはしりませんのでなろうに限っての情報と捉えてください。
でも大抵ほかのサイトでも似たようなもんでしょう。
PVとはそのページを何人みたかという数値です。
注意しないといけないのは、その作品を見た人の数ではないということです。
同じPV1万という数値をだした作品が二つあります。
作品Aと作品Bです。
どちらも完結しているとしましょう。
作品Aは連載1000話の作品です。
作品Bは連載500話の作品です。
さて、どちらの作品がより多く読まれているでしょう?
クイズにもなりませんね?
同じPV1万なんだから同じじゃないか? という人は残念ながらはずれです。
前述しましたがPVはページをみた人のカウントです。
なので……
作品Aは10000(PV)÷ 1000(話)で100人です。
作品Bは10000(PV)÷ 500(話)で200人です。
1話から最終話まで全部読んだと言う読者の前提です。
くまのように途中で放り出す読者も少なからずいるので正確な数値ではないですが、限りなく近い最低値ではあります。
なので、どちらが多くの読者から支持されている作品かはわかりますよね?
さて、ここで同じ1万PVをカウントする作品Cが登場します。
なんと作品Cは短編です。
ダイレクトに1万人の読者の支持を得られているという事になりますね!
勿論短編でも連載物でも繰り返し読む人がいるので全員違う人と言うことではありません。
そんなわけで、実は帯にある「累計PV数」というのはあまり『あてにならない』数値という考えになります。
気になった人は連載数で割ってみてください、意外と楽しいですよ。
まあPVを稼ぐ悪意ある操作というのがありまして。
ぶっちゃけ本文を読まずに「次へ」を連打してページを進めてカウント数を稼ぐという物ですね。
複アカと同じで、だれでも考えつく仕様です。
なろうでは規約というか、システム解説、ヘルプ? においてこれに対する対処の説明が載ってました。
読んだ覚えがあるだけで、どこに載っていたかは忘れたので、気になる人は各自探しましょう。
その対処方法は開いたページが一定時間以上経過しないとカウントされない。
という物でした。
一定時間がどの程度かわかりません。
書いてあったらbotで対処できちゃいますので、たぶん記載してないでしょう。
一応、1投稿の最低文字が200文字なので、200文字を一般的な速度で読める時間ではないかと思ってはいますが……
ここでさらに問題になるのは文字数差ですね。
200文字ページを読んでも1PV。
1000文字ページを読んでも1PV。
1万文字ページを読んでも1PV。
投稿限界文字数である7万文字ページを読んでも等しく1PV。
作品によって格差が出てしまうわけですね。
結局のところ、読者にとってPVという指標はあまり当てには出来ないのではないか? とくまは考えるくまー。
なろうの場合はランキングもポイントでの評価で、PV稼いだからってどっかで紹介されるわけじゃないんですよね。
でだ、作者視点としてはどうだろう?
PVを稼ぎたいだけであるならば……
・1ページ(話)に使う文字数を減らす。
・連載数を大幅に増やす。
を心がければ、PVは稼げる! …………はずです。
流石に200文字連載だとカウントされるか心配になるので、最低1000文字を目安に連載数をこなせばPVは非常に稼ぎやすいでしょう。
1万字作品と1000文字作品、同じ1万文字でもカウントだけなら10倍ですからねー!
いやまあ、なんでこんな話になったかと言うと、あらすじ部分で○○PV達成! という自己満コメントいれている作者さんを3連続で引いたから。
個人的にはPVよりもランキングの方が評価が分かりやすいので、なんだかなーって思っちゃったから。
実際のところ、この「惰性」のPVをみているとですね、たまにどかんと増える時があるんですよ。
同時間帯、もしくは隣接する時間帯で増えるので、御新規さんが一気読みしたのかな? って想像がするんですが。
見ようと思えば誰でも見れるのでぶちまけますが。
この作品の日常平均PV値は70ほどです。
見栄はって盛ってます!
恐らく新規さんが読むとその日だけ200PV越えます!
下手したら3倍ですよ、奥さま。
なので、文字数の少ない長期連載作品ほどPVって稼ぎやすいよね! って考えに至るわけですよ。
もちろん理論上は、です。
結局のところ、PVというステータス枠で確実に評価が伺えるのは「短編作」だけなんじゃないかなーって。
なのでPVをあらすじ部分に表示しているのって、個人的には微妙感に包まれてマイナス位置からの作品評価にはいっちゃうんですよね。
あくまでもPVってポイントより稼ぎやすいよね! っていう話です。
大前提で「作品が面白い」がないとどうにもならんのですよ!
実際、御新規さんっぽいPVの延びを示した日にポイント増えてないとガックリくるんです(笑)
※ポイントが増えない=ブクマされないので次も読んで貰える可能性が限りなく低い=あまり面白いとはおもえなかったという評価……と思える。
この作品はポイントやPVを稼ぐのが目的な作品じゃないんだーーーーーーーと強がってみる。
いや実際この内容で一般並みに稼ぐのは無理だろう(笑)
むしろ赤文字が欲しいです。
通算200話達成。
20万文字(書籍2冊分)越えました!




