晴れ、ときどき青春
コメディ小説です。3分ぐらいで読めるのでラーメンタイマーに利用できます
今日は高校の卒業式で俺は今日卒業する。それなのに目覚まし時計が鳴ら
なかったというか無くなっている。そういえば夜中に寝ぼけて食べて
しまったことを思い出した。
すっかり遅刻してしまっているので俺は白馬にまたがり急いで学校に向かう。
学校では白馬に乗って登校することは禁止されているがお構いなしだ。
学校に着き、駐輪場に白馬を止めて卒業式が行われている体育館に向かった。
やはりもう卒業式は始まっていて校長先生がカラオケを熱唱している。
俺は遅刻したので見つからないように阿波踊りをしながら卒業生用の空いている
椅子を探した。しかし席は空いていないので悪いとは思ったが
イケメンの卒業生の男子生徒の膝の上に座ることにした。
イケメン君は迷惑そうな顔をしてるが席がないので仕方がない。
校長のカラオケはまだ続いている。俺は暇なので前に座って
いる生徒の秘孔を突いて遊ぶことにした。どこが秘孔なのか知らないので適当に
突いているとなんと秘孔を突かれた生徒が人から熊のぬいぐるみに変わって
しまった。なんて恐ろしいことしてしまったのだ。試しにもう一度ぬいぐるみの
秘孔を突いてみるとまた生徒は人間に戻った。こんな才能が自分にあったことに
驚く。そして校長のカラオケも終わった。すると体育館中に響くアンコールの声。
校長はふたたびマイクを手にとり歌い始めた。俺は耳栓をして曲が終わるのを待つ。
アンコールの曲も終わり、次は卒業証書授与のようだ。一人一人名前が呼ばれていく。
すると俺が尻に敷いているイケメン君の名前が呼ばれたようだ。俺は相変わらず
彼の膝から降りなかったので彼は俺をだっこしながら檀上に向かう。
そして檀上に上がって卒業証書をイケメン君が受け取ろうとしたが俺をだっこしてるので
受け取れないようだ。
なので代わりに俺が彼の卒業証書を受け取り、だっこされながら席に戻る。
席に着くと俺は急に空腹を感じたので彼の卒業証書を食べてしまった、
なかなかいける味である。それを見たイケメン君はショックで在校生の席の方へ行って
座ってしまった。彼は留年確定である。
俺は罪悪感に2秒ほど押しつぶされたがすぐに忘れた。
そしてとうとう俺の日本人離れした名字のω(オメガ)が呼ばれた、
しかし俺は急にめんどくさくなり在校生の中にいる俺の影武者に
卒業証書を取りに行かせた。
俺は卒業証書さえ貰えればもうこの学校には用はないので口笛を吹いた。
すると白馬が体育館にやって来て在校生や卒業生を蹴散らしながら
俺の方へやって来たので白馬に飛び乗り俺はそのまま家路に向かった。
読んでくれてありがとうございました。それと決して阿波踊りやイケメンをバカにしているわけではありません。