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第四話 「戦うこと」

第四話 「戦うこと」


ファリクサーは上空の敵ロボット目指しさらに加速していく。

そのさなか、フェクサーとフィクサーに無理やり乗せられた原河 咲と宮木なえかはというと…。

……

「な…何?何処ここ」

「なんだろう……でも知ってる気がする!」

「わ、私も何か知っている気がする……」

当然のことながら戸惑っていた、当たり前である、普通の人もこんな感じになるのではないだろうか…。

パニックにならないだけマシだろう、そう判断した日々之はフェクサーとフィクサーに通信をいれる。

「わっ…女の人が画面に映った…」

「そんなことで驚かないの!!あなた達その操縦の仕方は分かるわよね?」

もう面倒……という感じ、日々之はそう思った。

「わ、分かります……けど、これはどういうことなのかそれに甲長くんも何かロボットに乗っていったから」

「そうそう!!説明してもらわないと!!輝のことも!!」

活発そうな女の子と気弱そうな文学系の女の子、なんでこんな子たちが、フィアーズ・コードを持っているのか、何故私がフィアーズ・コードをもっていなかったのか。

私はこんな小さな子たちを戦わせるのは嫌なのに……。

「そのロボットはフェクサーとフィクサー、甲長 輝くんは、あのロボットに乗ってアルクェル帝国と戦っているの、アルクェル帝国っていうのは、あの空に浮いているロボットのことね」

「アルクェル帝国?全然説明になってない気がします……」

「あーもう!!今説明してる余裕はないの!!とにかくそれの操縦方法は分かるでしょ!?あの上のロボットを倒してくれたら早く話ができるわ!!」

「えぇ!?た、確かに動かし方は分かりますけど」

「私も分かるけど、いきなり倒せって言われても……ねぇ」

その時警報音が鳴り響く、上空のロボットが攻撃してきたのだ、しかもそれは市街地に向かっている。

フェクサーがいち早くそれに反応した。

……

「くっ近づけない!!」

俺は必至に攻撃を盾で受けながら戦おうとするが、ファリクサーの武装では敵まで届かない。

敵の弾幕がやむことがないしこれでは近づけない、それに俺が避ければ市街地に攻撃が当たる、さっきのようなことはしたくない。

その時だった、市街地に突然人がでてきた、敵のロボットは人に瞬時に標準を合わせてミサイルを撃った。

また間に合わない!!くそ!俺は何にもできないのか…!!

……

フェクサーはすぐに反応した。

地響きをたてて、すぐにフェクサーが飛翔する。

なんでこんなことができるんだろう……それにこれにのった時からだけど、高陽感がある。

すぐに市街地に到着した、下に人がいる状態、そこでフェクサーの武装を使った。

何が何処にあるかすぐにわかる、前から知っているみたいに。

オーパルシールド、フェクサー特有のシールドだ。

何もなかった空間に青いシールドが浮かび上がる。

シールドに、敵が撃った弾が着弾する、だがシールドは無傷だった。

そのまま、シールドを展開しながら、上空の敵へ近付いていく。

……

敵のロボットに隙ができたと思った、俺は敵のロボットに突撃する。

ノヴァライフルを連射する。

それは敵の各関節に当たり、敵がよろめく。

ノヴァライフルをそのまま突きたてて敵の頭目がけて突き刺す。

そのままライフルを連射する、5発ほど撃ったあとそれを抜きとどめに敵の背中に回りライフルを最大パワーで撃ちぬく。

直後、敵は爆発した。

またファリクサーに乗って戦っちまた。

……

俺は地上に少しずつ降下していった。

もう一つのフェクサーと呼ばれているロボットも同じ所に降りようとしている。

「ちょっと!!そこじゃないわよ!甲長くん!」

「はい?何処に降りろと?」

「今からそっちに何処に行ったらいいか送るから、そっちの二人を連れてきて!!」

その通信のあとブチっと通信が切れた。

身勝手な人だ…。

「えーと、原河さんとなえか……だよね?」

「うん!!っで何処にいったらいいの?」

「はい、甲長くんについていったらいいんですよね」

「二人ともあんまり動揺してない感じだな……俺も何処にいったらいいか分からないんだけど、まぁついてきて」

「だって動揺しても何が解決するわけでないだろうしーそれに私一応これの動かし方分かるから」

「なえかもなのか?」

「も?ていうことは輝も?どゆこと?」

「しらねぇよ、どうゆうこととか言われても」

「そうなの?そういえば、原河さんもそうだよね?」

「えっ!?はい……うん」

「ふむ……とにかくいこう」

うんと二人とも返事をした。

モニターに表示される、方向に進んでいると地下にでた。

そのまま通路を進んでいると俺は昨日見た同じ光景をみた。

昨日日々之さんに案内されてきた施設。

「おー!!来たわね!」

日々之さんの顔がまたモニターに現れた。

「日々之さん、これはどこに置いたら…」

「そこら辺においといて!そこの二人もー!」

「はい、分かりました」

俺と原河さんとなえかは乗っているロボットを丁度あいているスペースに片膝をつかせて置いた。

俺がコックピットから降りるのと同時に原河さんとなえかもコックピットからでてきた。。

「ようこそ、原河 咲さんと宮木なえかさん。ここはFDAの本部よ、私の名前は日々之 皐月 呼ぶ時は日々之でいいわ」

「は、はい」

「はい!!分かりました!」

二人とも本当にほとんど動揺してない、凄いな……。

「とりあえず二人ともこっちについてきて、あぁ、甲長くんも」

「はい」

俺と原河さんとなえかは日々之さんに連れられ、扉の前にきた。

これは昨日きた所だ……あのADFの司令の加萬って人いる。

「加萬司令、三人を連れてきました」

「分かった、入りたまえ」

扉があく、目の前には加萬という人が椅子に座っている。

「私はFDA司令 加萬だ、原河 咲さん、宮木なえかさんすまない、君たちまでも巻き込んでしまった、また甲長くんの時のように君たちのフィアーズ・コードに引き寄せられたんだろう」

「さっきから気になってるんですけど、FDAというのはなんですか?」

「そうそう、私も気になってたんだ!」

「詳細はそこのデータを見てもらったほうがいいだろう、日々之くん、詳細の書いたファイルを渡してあげて」

「はい。分かりました、こっちよ二人とも」

原河さんとなえかそれに日々之さんが部屋の隅に移動する。

「甲長くん、昨日の答えを聴かしてもらえないかな?もう昨日みたいに言っている時間はなさそうだ、二日連続でアルクェル帝国が攻撃を仕掛けてくるなんてこちらも予想してなかったことでね」

「そう、ですか、一つ聞きたいんですが、原河さん、なえか、あの二人には俺と一緒でアルクェル帝国と戦え……なんていいませんよね?」

「それは、あの子達も選ばれた存在だ、こればかりはあの二人にも戦ってもらわないといけない、君たちのような若い人に任せるのは辛いのだ……こちらも」

「なら、一つ条件をつけさせてください、俺がファリクサーに乗って戦います、だからあの二人は関係ありません、戦えなんて言わないでください!!」

「……」

「ダーメだよ!!輝!!私も戦うんだから!それが私にできることなら!それに……輝だけなんて戦わせられないもんね!」

「私もです、それが私にできることなら……ううんそれに甲長くんだけを戦わせるなんて私はしたくない」

「え、でも、なえかと原河さんが戦う理由なんてないんだけど……」

なんど言ってもダメーとなえかは聞いてくれないし、原河さんもダメという。

はぁ…どうしてダメなんだ?

「ハッハッハ、甲長くん、君の負けのようだぞ?だが……私には強制はできない、今ここで再びきくよ?」

「甲長 輝くん 原河 咲さん 宮木 なえかさん君たちに頼む、FDAに所属して、アルクェル帝国とファリクサー、フェクサー、フィクサーで戦ってくれないだろうか?」

そうだよな……俺が戦う、原河さんとなえかを守る為、それに俺は皆を守る為に戦う、今日の市街地のことが起きないように、人が死なないように!絶対に!

「「「はい!」」」

俺達は清々しいほどの声をあげた。

その後俺達は時間も学校の時間帯ということもあり、日々之さんに車で送ってもらい、聖龍高校へ行った。


第四話 終わり

第五話へ続く 

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