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90日目
ヤーム・タの港へ到着した。
「それじゃ、またどこかで逢うだろ」
ウィンザムはそれだけ言って飛び去っていった。
「はあーお日様きもちいいー。あ、またお会いしましょうねえー」
フィーネは港の岩場で日光浴を楽しみながら手を振った。
「旅は道連れ、か」
「なにを感じ入ってるんですか」
ラーナはロバ竜と共に土産物店を眺めている。
「旅の仲間がお前たちではなく、あの二人だったらどうなっていただろうか、とな」
「酷いです。ねえタンクさん」
「ああ、人でなしだ」
「そこまで言うことないだろ」
私たちはヤーム・タの街を行く。
――バスト・エルゼンが国を滅ぼすまで、あと10日……
■キャラクターしょうかい
バスト・エルゼン:騎士♀。巨乳を理由に追放された。
旅は嫌いではない。
ラーナ・ケインベルグ:パヴァ国付きの宮廷魔術師♀。
最近、朝に強くなった。
タンク:戦士♂→♀。身長も胸もでかい。
最近、座って小をするのにも慣れてきた。
ロバ竜:魔法生物。よくわからない。