85日目
ウィンザムとフィーネの仲はあいも変わらずだった。
「青いお空が恋しいですねえー。ハルピーも飛んでない真っ青なお空があ」
「ああ、うちもセイレーンが居ない大海原が恋しいよ」
「ハルピー、ハルピー、ハルピいー」
「セイレーンセイレーンセイレーン」
流木に交じって巨大なクラーケンが入ってきた。
「ええい、こんな時に」
「耳ふさいでえ!」
フィーネが高周波の歌声を浴びせる。
「ついてきな!」
ウィンザムが飛び廻り、クラーケンの足をもつれされる。
「はあっ!」
私はクラーケンの額に剣を突き立てた。
半透明の体躯が真っ白に変化し、倒したことが目にも見える。
「まったく邪魔するんじゃないよ。こいつをやり込めてやろうって時にさ」
「あらあー、ワンパターンの事しか言えないくせに面白いこといいますねえー」
このふたり、案外相性がいいのかも知れぬ。が、黙っておいた。
■キャラクターしょうかい
バスト・エルゼン:騎士♀。巨乳を理由に追放された。
他人が喧嘩してる時は割と冷静。
ウィンザム:鳥人♀。プライドが高い。
羽根の手入れは怠らない。
フィーネ:人魚♀♂。夢見がち。
鱗の艶が悪い時は機嫌も悪い。




