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76日目
「昨日のステーキ、また食いたいなあ」
タンクがつぶやいた。
「仔牛だぞ」
「それはかわいそうだなあ」
老牛は結局牧場へ返した。レンタル料だけ差し引かれる形になった。
「我々は他の命を貰って生きているのです。ある程度の割り切りは、必要ですよ」
ラーナがなにか良さげなことを言いながら、ロバ竜をなでる。
「昨日のステーキ、また食いたいなあ」
「ホヒーー」
なんの命も貰わず、ただ大気中の魔力を吸って活動する奇跡の塊は、高く嘶いた。
――バスト・エルゼンが国を滅ぼすまで、あと24日……
■キャラクターしょうかい
バスト・エルゼン:騎士♀。巨乳を理由に追放された。
酒がうまければなんでもいい。
ラーナ・ケインベルグ:パヴァ国付きの宮廷魔術師♀。
野菜が嫌い。芋は許す。
タンク:戦士♂→♀。身長も胸もでかい。
普段はちゃんと食えるものを作れる。
ロバ竜:魔法生物。よくわからない。
シロー:呪詛使い♂。美味いものを追い求め呪詛を開発した。




