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「胸が大きすぎるから」と追放された女騎士が国を滅ぼすまでの100日間  作者: 月這山中
第九章 美食を制するもの魔王を制す

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73/100

73日目


「食材は揃った……これだけあれば最高の料理が作れるだろう……くくく……」


 窓の外からチラチラとこちらを覗きながら、シローが怪しく笑っている。


「ステーキですね」

「ステーキだろうな」

「でも、あの牛殺しちまうんだろ。なんか情が湧いちゃて」

「わかります」


 私も宿の外につないだ老牛を想う。ロバ竜の良き友となっている頃だろう。

 テーブルには焼肉のソース、塩、ハーブらしき草、大量の芋。


「マッシュポテトでいこう」

「賛成です」

「賛成だ」


 満場一致だった。


「くくく……くくくく……不安だ……」


 何か聴こえた気がしたが、気にしない。

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