表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「胸が大きすぎるから」と追放された女騎士が国を滅ぼすまでの100日間  作者: 月這山中
第六章 因習人狼村

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/100

48日目


 またも畑は荒らされた。

 罠に収穫はない。


「残った毛の種類、遺伝子情報から残り二体かと思われます」

「そこまでできて、なぜ回復魔法や『月止め』ができないのだ?」

「得手不得手があるのです」


 ラーナは魔法薬の入った試験管を鞄にしまった。


「残りはワーラビットとワーベアです」

「ウサギとクマか……」

人兎(じんと)も侮ることはできませんよ。村民を調査しましょう」

「一か所に集めて問いただすことはできぬのか」

「それには長老の協力が必要ですね。現状無理ですが」




「セリナ、ワーウルフだったんだってな」

「ワーボアです」


 村民のラルフは眉間を押さえながら続けた。


「ショックだよ。彼女、結婚を控えてたっていうのに」

「どなたとですか」

「北の家のパシー。そのパシーが籠って出てこないんだ、慰めに行ってやってくれ」




 そのセリナを殺した張本人が慰められるかわからないが、パシーの家を訪ねるだけは訪ねた。


「出て来られませんね」

「仕方ないだろう」

「魔物化した人間は殺すしかないとはいえ、悲しいな」




 西の工房のテイダは薪を割っていた。


「南の家のカーチスがこのところ変なんだよ。仕事中に独り言を言っててさ、昨日も寝坊してきたし」

「他に怪しい人は」

「クコーは平和な村なんだ。人狼なんて信じられないね」

「人兎と人熊(じんゆう)です」




「寝坊は本当だ。しかし独り言は、このところ悩み事があって」

「悩み事とは」

「他人に言えることではない」

「では、いつからの悩みですか」

「先月からか、ケツから……ああいや、テイダによろしく」

「はい。それでは」


 カーチスの家を後にした。




「収穫があったのはこのくらいですね」


 村民全員の家を訪ねて回ったが、ラーナの言う通り、気になったのはこの四件だけだった。



■キャラクターしょうかい


バスト・エルゼン:騎士♀。巨乳を理由に追放された。

 狩りは得意。


ラーナ・ケインベルグ:パヴァ国付きの宮廷魔術師♀。

 やる時はやる。


タンク:戦士♂→♀。身長も胸もでかい。

 昔、ウサギを飼っていた。


ロバ竜:魔法生物。よくわからない。


◆クコー 田舎の村。


ザラ:村長。エルゼンたちを信用していない。

ノース:副村長。発言力が弱い。

メルバ:占い師。発言力がある。

セリナ:パシーの婚約者。人猪だった。死亡

ラルフ:パシーの友人。

パシ―:セリナの婚約者。

テイダ:陶器工房の職人。

カーチス:職人見習い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ