表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

 驚いたことに歩き出したとき、いばらは自然とすみかの手を握った。

 すみかはそんないばらの行動にすごく驚いたのだけど、いばら本人はすみかを見て「デートだからね。手くらいはつないでもいいでしょ?」とにっこりと笑ってそう言った。

 歩いていく途中の道にはソフトクリームを売っているの小屋があった。

 その小屋ですみかといばらはソフトクリームを一つずつ買った。

 すみかは「奢ろうか?」と言って財布を出したのだけど、いばらは「大丈夫」と言って自分の財布を出して自分の分のソフトクリームを買った。

 それから二人はまた手をつないで歩き出した。

 歩いている最中に、「すみかはあるお城の中に入ったことある?」といばらは言った。

 いばらの言っているあのお城とはふらわーさの中央にある白い中世のようなお城のことだった。

 観覧車に並んで人気のあるアトラクションで、フラワーパークの名前の通り、いろんな綺麗な花が咲いているとても綺麗なお城だった。

「あるよ。お城の中にあるお土産屋さんでぬいぐるみを買ったことがある」とすみかは言った。

「違うよ。それは普通のお城の一階のところのお話でしょ? 確かにお城の中だけど、通路みたいな広い道を通って、広場みたいなところを歩いて通り抜けるだけでしょ?」

「まあそうだけど、あそこはそう言うアトラクションでしょ?」とすみかは言う。

 するとふふっと笑ってからいばらは待ったましたと言うような得意げな顔をすると「実はそれだけじゃないんだな。あのお城はね、ちゃんと二階や三階があってね、そこまで入ることができるようになっているんだよ。すみか。知らなかったでしょ?」といばらは言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ