辛苦との離別
掲載日:2020/03/10
書く
連ねる
今日も綴る
文字を並べる
響くあてはない
衝動のままに
記していく
気持ちを
叫びを
魂を
書くことが唯一の救いなのだ
記すことでこの気持ちは私のではなくなる
他の誰かのものになる
まるでこの文章における主人公が
虚構の中でそう感じているだけのように
無関係に思えるから
それがとても
とてもとても
心地よくて
寂しくて
眩しい
書きたい気持ちは山のようにあって
綴りたいそれらを並べていくのが幸せで
それでも作品になった瞬間に
全部が全部
私の手から零れ落ちていくから
それはとても
とてもとても
恐ろしくて
哀しくて
愛しい




