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5話 オタクの夢

5話 オタクの夢


俺は歌鈴さんの家に泊まる為に、荷造りをした。そして、その荷物を持って歌鈴さんと修斗の部屋に行った。


「兄さん、」コンコン


「お?2人してどうした?」


「修斗、私達、もうあなたとは距離を置きたいの。だから今日はとりあえず私の家でお泊まり会するから。さようなら。」


「あっ、ちょ、まてよ…」


凄く寂しげな瞳をしている修斗を放置し、俺達は歌鈴さんの家に向かった。


初めて入った、女子の家。普通の家なはずなのに、まるで今から冒険にでるようなドキドキを感じていた。


「汚い家ですけど、どうぞぉ〜」


「あ、ありがとー…」


歌鈴さんの部屋に案内され、荷物をおろした。歌鈴さんの部屋はいかにも女子って感じな部屋だった。具体的にはピンクのクッションとか、ハートとか、なんか可愛い感じだった。


「ねぇ、お腹すかない?」


言われてみれば腹が減っていた。時計を見ると正午だった。


「空きました…」


「私の手料理でいい?」


「いいんですか!?ありがとうございます!」


俺のいろんな初めてが歌鈴さんに奪われている気がする…。女の子にご飯作って貰えるなんて、元々の俺の時に出来ていたら泣いて喜んでいただろう。今も結構嬉しいけど。


歌鈴さんについていくとリビングに通された。椅子に座っているように、と促され、椅子に座ると歌鈴さんはエプロンを身につけ、ダイニングキッチンで料理を始めた。


エプロン姿を見ると裸エプロンを期待してしまうのはオタクだからだ。ちなみに俺は期待してしまった。


「出来たよぉ〜」


「おおおお!」


はっきり言うと、俺はJKの手料理を甘く見ていた。だって、オムライスとかを想像するだろ?何が出てきたと思う?お魚と目玉焼きとお味噌汁とお漬物と玄米。いや、健康的過ぎるやろ…いい子すぎる…。


「いただきます…!」


「どうぞぉ〜召し上がれ〜」


俺と歌鈴さんは向かい合ってご飯を食べた。初めての女の子の手料理をがっついて食べてしまう俺に対し、歌鈴さんはしっかり一口30回噛んでいた、本当に健康的な食べ方だった。なんでこんな良い人があんなクソ修斗の彼女になったのか。もったいなさ過ぎる。オタクな俺にももったいないが。


「ふぁぁぁぁ!美味しかったぁ…!ごちそうさまでした!」


「お粗末さまでしたぁ〜。…あれ?脩華ちゃん、ご飯つぶついてるよ?」


そう言うと俺の目の前に歌鈴さんの顔が現れた。え!?と動揺していると、ほっぺに柔らかい感覚を覚えて、歌鈴さんが離れていくのがわかった。


「えへへ…」


今起こった現象を説明すると、俺のほっぺについたご飯つぶを歌鈴さんが口でとった。という状況だ。うぐぐ…男の時にしてもらえたら良かったのに…!


昼ごはんもひと段落つき、部屋に戻るとやることが本当にないことに気付いた。


「脩華ちゃん、何したい?」


「いや、特には何も…ふぁぁ…」


やべっ、欠伸しちゃったよ…。せっかく俺のことを思って色んな事に気を使ってくれてるのに!


「ご、ごめんなs」


「いいのよ、くつろいでも。なんならお昼寝でもしちゃおっか。私も眠かったし…」


おお、これは何をしなくてもいいし、丁度いいんじゃないのか。と思ったのもつかの間。だって、歌鈴さんの部屋を見渡す限り歌鈴さんのベット1つだったから。いや、そのまさか。アニメじゃないんだし…。


「な、中村さn」


「歌鈴でいいわよ?」


「か、歌鈴さん、えっと…どこでお昼寝するの?」


すると、歌鈴さんはベットに飛び込み、こちらを向いて微笑み、こういった。









「ここで私と一緒に寝ましょう?」


こんちわーっす、エ口です!!

昨日は絵かいててかけなかったです…

でも、明日も出すつもりです。よろしくお願いします。

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