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4話 最強助っ人登場

4話 最強助っ人登場


俺はイケメンな兄弟に押し倒された。えーっと、俺、そういう趣味ない。うん。これだけはハッキリ言える。


「しゅ……兄さん、やめてよ」


「やめないよだって脩華僕が”愛する妹”って言っても今日は嫌がらなかったじゃないかいつもはもっと拒絶するのに今日は違ったそうやっぱり僕の事が好きになったんだろ?じゃあいいじゃないか」


「い、いや兄さん。だって兄さんには彼女さんがいるじゃないか。」


「もちろん2人とも愛していくよ…」


駄目だ。残念系イケメンだこいつ。彼女さん可哀想に。よし、次会ったら教えてあげよう。まぁ、こいつから俺の初めてを守って逃げれたらだけど。力は圧倒的にこいつが強いし。ここはこういう修羅場アニメを見てきた俺が優勢だが…大丈夫だろうか。


「兄さん、待って」


「待たないよ、2人で愛を確かめあおう」


駄目だ、話が合わない。…はあ。


「………。私、初めてはちゃんとしたいからお風呂入ってきてもいい?」


「おうっ、終わったら僕の部屋に来いよ?」


「うんっ、じゃあまた後で」


そう言うと修斗は自室に戻って行った。俺はこの活動できるであろう約1時間で行うべきことを0.5秒で整理した。まず、彼女さんを連れてくる。もちろん彼女さんが俺に用事があるように装わせて。幸い、女の俺は彼女さんの連絡先が分かっている。それで彼女さんが来るまでの約30分の間にホームセンターで部屋の鍵を買って、付ける。迅速に、なおかつ音を立てずにこれらの作戦を成功させる。で、兄さんからは今日は逃れられるだろう。明日の事は明日考えよう。


〔こんにちは中村さん、今日はお暇ですか?〕


〔脩華ちゃんから連絡なんて珍しいわね〜何か用?〕


〔実は色々事情があって…私に用事があるようにして私の家に来てくれませんか?〕


〔分かったわ〜じゃあ30分くらい後に着くようにするわ〜じゃあ、また後でね〜〕


なんか嫌だな。俺の初めての女の子との連絡があいつの彼女とか。まあ、贅沢は言ってられない。鍵を買ってこよう。


扉の開閉の音を立てないようにそーっと家を出て、ホームセンターに行き、鍵を買ってきた。家に戻り、またそーっと部屋に戻り、鍵を取り付けた。するとタイミングばっちりで歌鈴さんが来た。…が、修斗が玄関に出た。俺は玄関に繋がる階段に行くと歌鈴さんと目が合った。


「あれ?歌鈴なんで来たの?約束してたっけ。」


「今日は修斗じゃなくて脩華ちゃんに呼ばれて…」


俺が呼んだなんて言わないでくれ!!頼むから!!と土下座ポーズと必死に目で訴えると、歌鈴さんに伝わったようだった。


「じゃなかった。私が少し用があってね。」


「へぇー、珍しいな。それって僕もいちゃ駄目なの?」


「そうねぇ、女の子同士の内緒だからだーめっ!」


修斗は少し納得いってなかったが、俺の部屋に歌鈴さんを案内した。危ねぇ、風呂場に逃げ込んでて正解。歌鈴さんを俺の部屋において、風呂場に来た。


「脩華〜、歌鈴がなんか用だって〜」


「あ〜うん今行く〜」


そう言うと修斗は自室に戻った。…やっぱり歌鈴さんがいると俺には手を出さないのか。俺は自室に戻った。そうすると歌鈴さんはクッションに座っていた。なんだろう、凄く虚しい。俺が初めて部屋に入れた女の子もあいつの彼女かよ。いや、歌鈴さんは悪くない。可愛いし。悪いのはあのクソ修斗だ。


「…で、なんで私を呼んだの〜?」


「私のお話を聞いて欲しくて…」


それから俺は修斗にされたことを全て話し、やめて欲しい事も告げた。そして、歌鈴さんに協力して欲しいということも。すると歌鈴さんは笑顔で答えた。


「分かっていたわ。私もあの人とはもう別れようとしていたから。もういっそ、2人で逃げちゃおっか」


小悪魔のように笑う歌鈴さんは、元々の俺より1つ年下なのに、凄く年上のように見えた。あ、老けて見えるってわけじゃないから誤解はしないでね?


「…でも具体的にはどうしよう…」


「そうねぇ…今日は私の家に泊まっちゃう?」


「っ、いいんですか!?」


「私の家でいいのならだけど。両親は今日いないし、大丈夫よ?」


「じゃあよろしくおねがいします!」


勢いで頼んでしまったが、俺は気付いてしまった。






これって女の子の家に初めてのお泊まりじゃね?

こんちわーっす!!エ口です!!

三日連続投稿!!いやあ、やはり皆さん見てくれたり感想くれたりするからやる気がでますね!!

次回もよろしくお願いします!!ではまた次回!!

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