表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

(課題終わって)ないです

作者: 夢見ユリ

2週間で75の敵を相手する。その試練を越えなければ次はない。

集められた訓練生600人全員がこの試練を与えられた。その難易度はそれほど高くないと思っていた。

しかしそれは時間が無制限にある場合のみだった。この敵1人1人はそれほど強くなかった。ただ、その敵は着実に自分の体力と時間を奪っていった。



俺は効率性を重視して友人と協力して敵を倒す事にしたが今ではもう俺と親友のケイしか残っていなかった。

「ケイ、まだ戦えるか?」

「ああ。このペースだとギリギリいけるかもね。」

期限まで6時間、敵はあと50。正直絶望的と言えるけどケイは諦めずにそう答えた。

俺はその言葉に答えるように敵を倒す。

いかに時間を掛けずに敵を倒すか、そんなことを考えている暇があったら敵を叩け。

怒りをぶつけるように敵を攻撃する。体力は残っていない、気力の勝負だ。

「ごじゅういちぃぃ!!!」

ケイはまた一人倒した。負けじと俺も倒す。

そばに誰かがいるだけで戦う気力が沸く。

今晩は寝ずに敵を叩くのだ――――


結果を言うと当たり前だが俺は敵は倒しきれなかった。13日掛けて25体しか倒せてないのに1晩で50体倒せるわけがない。

しかしケイは75体すべて倒しきった。後日先生から聞いたのだがこれは訓練生から上がるものを選出するために行ったらしい。

ケイは幹部候補生として上級クラスへ上がっていった。

俺たちの冒険はまだまだ終わらないぜ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ