生徒会 その2
テストも終わり完全復活です
次の日、俺と奈々は、生徒会室に来た。
「それにしれも緊張するな」
「そうだね」
「しかたない入るか」
「「失礼します」」
そう言って入ると会長さんが居た。……名前聞くの忘れてた。それにソファーに2人座っていた。
「こちらは、2年生の六条晴樹くん、それでこちらも2年生の雛森由香里さんです」
「よ、よろしくです」
なんかおどおどしているな。
「よろしくね。私のことは、由香里って呼び捨てにしていいよ」
「よろしくお願いします。僕は、高坂大河です」
「私は、彩崎奈々です。よろしくお願いします」
「これでみんな揃いましたね。では簡単な自己紹介をしましょう。名前、クラス、趣味、能力を言ってください。私からやりますよ」
自己紹介か……。普通のことでいいかな。
「私の名前は、水無月葵です」
葵さんか、初めて聞いた。たぶんここにいるみんなは、知っているかな。
「クラスは、2-Bです。趣味は、読書。能力名は、空間制御です。自慢じゃありませんが能力数値は、200ほどです」
200ってありえないだろう。150でもレアなのに。
「では次2年生お願いします」
「私先やるね。さっきも説明したけど名前は、雛森由香里。クラスは、2-Aです。趣味は、可愛い物を集めることです」
「由香里先輩! 私も可愛い物集めるの好きです。もしよかったら私と一緒に買い物に行きませんか?」
「いいよ、近いうちに行こうか。もちろん……」
「「男子が荷物持ちとして!」」
「「え、え!」」
それは、ないでしょう!
「ふふふ、楽しそうですね。私も一緒に行ってもいいですか?」
「もちろんです」
『あのう先輩』
『え、何?』
『俺たち承諾してないのにいつの間にか荷物持ちになっていませんか』
『そ、そうみたいだね』
「そこの男子、なにコソコソしてんの」
「「い、いえ何も」」
「いきなり意気があってるね」
「「本当にですね」」
先輩と奈々おかげで晴樹先輩と意気があった。
「その話は、ちょっとおいといて。能力は、発火能力。2年生の中では、紅蓮の姫様で有名かな」
「紅蓮の姫様?」
「そう。能力数値がでかい私に喧嘩を売ってきた男子どもを私の紅蓮の炎で燃やす。それで紅蓮の姫様ってわけ。私を怒らせなければいい話だし。よろしくね」
この人を怒らすと俺が黒焦げになるよな。気をつけよう。
「僕は、六条晴樹です。クラスは、2-Cです。趣味は、人間観察。能力は、氷結です」
氷結ってことは、氷を操るのか。なんかこの先輩とは、仲良くなれると思う。
「先輩よろしくお願いします!」
「あ、よろしく。えーと大河くん」
「はい、そうです」
そんなこと言っていると奈々の自己紹介になった。
「1-Aの彩崎奈々です。趣味は、由香里先輩と一緒で可愛い物を集めることです。能力名は、電気操作です。これから1年よろしくお願いします」
奈々が終わり、俺の番となった。
「高坂大河です。クラスは、奈々と一緒で1-Aです。趣味は、ゲームです。能力は、光制御です」
これでみんなの自己紹介が終わった。
「それでは、自己紹介も終わったことですし役職を決めましょう……って言っても私の方でもう決めましたが」
役職かちょっとめんどくさいな。
「では、雛森さんは、会計をお願いします」
「分かりましたー」
「奈々さんも雛森さんと一緒に会計をお願いします」
「はい!」
「奈々ちゃんよろしくね」
「よろしくお願いします!」
この2人なら仲良くやると思う。
「六条くんは、書記を頼みます」
会計・書記残ってるのって……。
「大河くんは、副会長として私をサポートしてください」
「な、何ですか。僕より2年生の先輩の方が適任だと思いますけど」
って言ってみたけど……。
「六条くんに副会長が適任ですか?」
これは、俺も思っていた。
「雛森さんは、好き勝手やりそうですし……」
それも思った。
「ですから大河くんが適任かと」
「会長さん私は? 私は?」
奈々スルーして話を進める。
「でも俺なんかに副会長なんか……」
「自分に自信が持てませんか……でも私は、諦めませんよ。どんな卑怯な手を使ってでもあなたを副会長にします」
「会長さん私を副会長に……」
たぶんここで断ったら会長さんのファンの人達に襲撃されるかもしれない。
「会長俺副会長やらせてもらいます」
これがいい判断だと思う。
「では、意見がある人は、いませんか?」
「会長さーんわた……」
「意見は、ありませんね。次の朝会に生徒会役員の発表をするので自己紹介を考えてきてください。内容は、クラス・名前・役職・何をがんばるか、最後のはなんでもいいですよ」
「「「「分かりました」」」」
「もうそろそろで下校時間なのでこれだ今日の生徒会を終わります」
「し、失礼しました」
最初に六条先輩が生徒会室をでた。
「さようならー」
次に雛森先輩が出て行った。
「じゃあ俺も失礼しました」
「私もお疲れ様でーす」
「お疲れさまです」
そう言って俺達は、生徒会室を出た。
「なんか面白いメンバーだな。なんか退屈しなさなそうでよかった」
「そうだね退屈しないね」
こうして生徒会役員になりました。
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