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自分の戦いかた

どーも紅の雲雀です

みなさん地震大丈夫ですか?

僕のところは治まってきてますが

まだ油断は出来ませんね


まあ、それは置いといて

24話です

どうぞ

 放課後。

 グランドにて。

「おお、やる気はあるみたいだな」

「一応強くなりたいっすから」

 先輩との修行。

 強くなるための修行。

 自分のための修行。

 みんなを守るための修行。

「じゃあかかってこい」

「じゃあ行きますよ!」

 光速制御で先輩に近づく。

「速い……でもな!」

 いきなり俺の目の前に先輩の手があった。

 そして先輩の拳が俺の顔をおもいっきり殴った。

「どうだ? 俺の拳の威力は?」

 数十メートルぶっ飛ばされた……。

 俺は光速制御で先輩に近づいたのにバレた……?

「おい、これで終わりじゃないだろう? 来い!」

 もう一回光速制御で近づく。

 が、またぶっ飛ばされた。

「戦い方を変えてみたらどうだ?」

「<光の銃>」

 俺は銃で先輩を撃った。

 が、先輩は余裕の表情でそれを避け、速い動きで俺に近づいてきて俺を殴ろうとした。

 俺はそれをギリギリでよけ銃を乱射した。

「そういえば俺って能力の説明ってしたっけか? 一応教えておくと、俺の能力は“限界突破”。俺はこの体の力を100%以上使いこなせる。お前の攻撃をかわせるのも反射神経を100%以上鋭くしたから。お前をあんなにぶっ飛ばせるのは腕の力を100%以上使ってるから、結構この能力つかえるだろ?」

 便利な能力だな……。

「お前は自分の能力を知らない。知ろうとしてない。だからお前は弱いんだ」

「んなっ!」

「俺がお前に“戦い”ってのを教えてやんよ」

 先輩の目は鋭く、その視線だけで人が殺せそうだ。

 先輩は地面をおもいっきり殴った。

「地割れか!」

 この力ヤバい……。

 俺は光速制御で落ちるのを防ごうとする。

「イタッ!」

 いきなり後ろから何かが飛んできた。

 また飛んできた。

 次はしっかりと何が飛んできたのか見た。

「い、石!?」

 それを投げてるのは先輩。

 石ってあんなに痛かったか?

 まるで銃で撃たれたみたい。

「空中では身動きできないよな!」

 先輩はおもいっきり地面を蹴り俺の方に飛んできた。

「トドメってな!」

 俺には避ける術がなく、先輩の攻撃で気を失った。



 気がつくとそこは保健室だった。

「うっ」

 起き上がれない。

 痛い……。

 そして俺は体を見た。

「スゲー包帯の数だ……どんだけ俺怪我したんだよ……」

 どれくらいで治るんだろうと考えていたところに女子生徒が来た。

「あら、起きましたか。痛くありませんか?」

「これを大丈夫に見えるなら、速く眼科に行ったほうがいいと思いますよ。高橋先輩」

「最近怪我をすることが多いみたいですね」

 前回来たときは陽麗のやつと戦ったときだったと思う。

「この傷ならあともうちょっとで治ると思いますよ」

「相変わらず高橋先輩の能力は凄いですね」

 先輩の能力は“治癒”。

 しかも能力数値が高い。

 だからちょっとした怪我だったらすぐ治る。

 

「咲穂は心配しすぎだぜ。高校生の男子ならそれぐらいへっちゃらだよな」

 そう言って福村先輩は俺の背中を叩いてきた。

 痛い……痛いってば……。

「それより大河。修行を続けるのか?」

「はい、もちろんです」

 俺はハッキリそう言った。

 強くならなきゃいけないから。

「俺そう諦めないやつ好きだぜ。じゃあその傷すぐに治せよ」

「まあ、私が治癒してるんですから、すぐに治りますよ」

「あ、そうだ。修行の途中にも言ったけど。お前は自分の能力を知らなさすぎだ。自分の能力をもっと知れ」

 福村先輩はそう言って保健室を出た。

 自分の能力。

 “光制御”。

 光を操る能力。

 光を生み出し、その光を剣や銃にしたり。

 光の速さを操り、自分の速さを光速にしたり。

 それ以外にあるのか。

 ……生み出す。

 意識はしてなかったけど、俺は光を生み出してるのか?

 だったら光の吸収もできるのか?

 試す価値はある。




 夜。

 俺は学校にいた。

 試すために。

 前には能力をぶつけるためのでっかい壁があった。

 どんな物質なのかは知らないけど、どんなに能力をぶつけても壊れない壁。

 俺は深呼吸をする。

「<吸収>」

 光は俺を取り巻くようにして吸収された。

「新技<月光>」

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