友達と戦い
あれから能力が発動して実戦練習でよく勝負を申し込まれる。
「大河お前に勝負を申し込む」
「またか、ハァー」
「喰らえ<火炎弾>」
「……<光の弓>」
何回もこれみたいなくり返しばかりだ。
「大河も大変だねぇ」
本当にだよ。
「大河大変そうだが俺と勝負しないか、奈々ちゃんをかけて」
いきなりこんなバカを言っているのは、俺の友達の藤崎海だ。ってなんで奈々を賭けるんだろう?
「まぁいいが……」
「真剣勝負な」
「いいぜ」
ってことで勝負になったけど……。はっきり言って嫌だな……めんどくさいし。しかもこいつバカなくせに能力数値が150以上だった気がする。
「俺からいくぜ」
先制攻撃か、でも能力数値は、分かるけど肝心の能力が分からない……。
「喰らうがいい<水銃>」
「あぶなっ」
でもこれで分かった。能力は、水か。しかもあの水銃って能力結構速い。
「危ないな、反撃だ<光の剣>」
「接近戦か、だったらこっちも<水の剣>」
それにしても強いな。こっちもちょっと本気ださなきゃな。
「<聖人の剣>」
「さっきの剣と一緒じゃないのか?」
「形は一緒かもしれないが、さっきよりも強いぜ」
「そうか」
「喰らえ」
一瞬だけ自分に光を集中させて、海の後ろにまわるが……。
「そうくると思った<水分身>」
読んでいたか……。ならもっと強い技をだすまで。流星は、結構きついしな。違う技か。
「<光の弓>」
「次は、遠距離攻撃か? ならこっちは、<水龍>」
次は、龍か……。こっちは、光だから避けれないくはないが、当たったらヤバイだろう。流石150以上。
「怖くて手も出ないか?」
「……後悔しろよ<流星>」
「ったく手加減しろよな」
「お前に手加減はできないよ」
「ひどいなお前」
「こっちは、ついこのあいだ能力が発動したんだぞ」
「そうだけどさ。お前能力数値測ったか?」
「能力数値か……。測ってないな」
「お前たぶん150超えてんじゃねぇーの」
「そーか」
「そうだよ! 俺を倒したんだからあるだろう」
明日でも測ってもらうか。でも何か忘れているような気がする、何だろう?
「大河勝ったの? じゃあ私とつ……ってどこに行ったの?」
読みづらくてすいません。