体育委員長
最近文才が悪くなってる気がします……(元から悪いけど)
そんな俺の作品でよかったら見ていってください
次の日俺は普通に学校に行き、普通に授業を受け、普通に生徒会室に向かった。
コンコンッ
「入りますよ」
「どうぞです」
「? 話中ですか?」
「今終わったから入ってきてもいいですよ」
「分かりました」
「じゃあ生徒会長この件よろしくお願いしますね」
「はい、分かりました」
「では失礼しました」
そして一人の生徒が出て行った。そして俺は生徒会室にある自分の机に座った。
「あの人って体育委員長さんですか?」
「はい、いろいろ必要な物があるからそれの申請をしにきたんです」
「へー。あ、あと、他の人って来てないんですか?」
「さっきから体育委員長さんと二人で話していたので誰も入っていないと思いますよ」
「………………」
「………………」
……気まずい。何も話す内容がない。
「あ、あの、今日の活動って雑務だけですか?」
「今日は雑務だけですね」
「………………」
「………………」
また、気まずくなってしまった……。
コンコンッ
「失礼しますね。保健委員会委員長、高橋咲穂です」
「どうぞ、入ってください」
「今回の用事は能力バトルの手当てのことです」
「その件ですが…………」
そこから二人で話していた。俺は完全に蚊帳の外だな……。
「ありがとうございました。あと、その男の人って副会長さんですよね?」
「え、あ、はい……」
「噂通りの人ですね。今後の活躍期待してますよ」
「あ、ありがとうございます……」
「では失礼します」
噂? 何のことだろう?
ん? 廊下から誰かが走ってる音がする?
雛森先輩か? しかたない……注意するか……。
俺はそう思い廊下に向かおうとすると……。
バタンッ!
「ハァ……ハァ……し、失礼します……」
先輩じゃないのか……それにしても今日はいつもよりお客がくるな……
「そんなに走ってどうかしたんですか?」
「そ、それが! 今三年の校舎で喧嘩が起きてるんです!」
「! 大変ですね。他の下級生なら上級生が止めに入れますが、上級生同士の喧嘩は誰にも止められませんね……大河くん、今すぐ行きましょう」
「了解です」
そして俺たちはすぐその現場に向かった。今は放課後でそこらへんに生徒がいて邪魔だった……。
「生徒会で……」
……と俺が言おうとしたら一人の生徒が……。
「何でここ喧嘩してるんだ? 通行の邪魔だぞ?」
この人は……体育委員長?
「んだと! テメーヤんのか!」
「ヤるも何も通行の邪魔だから忠告しただけだぞ?」
「ウゼー! 殺す! 俺の能力を甘く見るなよ!」
「……もう一つ忠告だ、俺は体育委員長、福原颯……」
「そうか……委員長か。でも生徒会よりは弱いんだろ! なら俺にも勝ち目が……」
「お前は少し勘違いしてるぞ? 俺たち委員長は生徒会より弱いんじゃない、委員長は委員会の“使命”にあった能力、ってのが委員長になる条件なんだ。だから俺は体育委員長になった。委員長たちも生徒会に肩を並べるほどの実力があるんだぜ。まあ、生徒会長は学園一位の実力なんだがな」
「……じゃあ俺と力比べしようぜ! <土棺>!」
「最後に言うが俺は忠告したからな」
福原先輩の真下から土の棺がでてきた。
「一生その中で眠ってな!」
「その程度か?」
!
たぶんこの場にいる全員がビックリしたと思う。俺の<光速制御>よりは遅いと思うけど速い……。
「じゃあ次俺の番な。<部分肉体強化>」
福原先輩は拳を構え、拳を相手の当てた……
凄い……相手が凄い勢いで吹っ飛んでいった……。
「お前もやるか?」
「す、すみませんでした!」
もう一人の喧嘩していた相手は走って逃げた。
「やっちまったぜ……手加減したつもりなんだが……生徒会にバレなきゃいいよな」
「生徒会にバレたら危ないですね」
「そうだよ反省文とか書かされ……あ! 会長! 見てたんですか!」
「見てましたよ最初から」
「ちくしょう……ただ忠告しただけなのに……」
「さあ、生徒会室で反省文を書きましょうね」
そのまま福原先輩は生徒会室に連衡された……ドンマイです……。
それにしても福原先輩の話……委員長のこと初めて知った……。まあ、俺が先輩たちより強いわけないしな。
「シッシシシ。面白い記事だね」