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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「お前をパーティーから追放する」と言われたので了承したら、リーダーから人脈が芋蔓式に離れていくのだが・・・

作者: 幻世

「ネクト、今日をもってお前をパーティーから追放する」

宿屋の一室でAランク冒険者チーム『金色の獅子』のリーダーであり幼馴染でもあるノッドがいきなりネクトに対して追放宣言してきた。

「ノッド、いきなり何を言い出すんだ?」

「前々から考えていたんだが、お前のように無能をいつまでもSランク確実と巷で噂されている『金色の獅子』に置いておくわけにはいかない」

「ノッド、『金色の獅子』は俺とお前で立ち上げたチームだろ?」

そう、この『金色の獅子』は戦士(ファイター)であるノッドと支援者(サポーター)であるネクトの2人で立ち上げたチームだ。

幼馴染であるネクトとノッドはこの5年間必死になって強くなった。

依頼に成功すれば喜び、時には失敗して落胆もしたが、それでも1つ1つ着実に実績を積み上げていく。

いつしか1人、また1人とパーティーメンバーが増えて今では6人で活動している。

治療師(ヒーラー)のフューリー。

魔法使い(ウィザード)のマジカ。

斥候(スカウト)のシルフェ。

魔法剣士(マジックソード)のエンシェル。

彼女たちがパーティーに加入したことで『金色の獅子』は次々と高難易度のクエストを成功させていく。

『金色の獅子』はついにAランクまで昇格したのだ。

そんな彼女たちだが今はネクトとノッドのやりとりを無言で見守っている。

「ああ、そうだな。 だけど、俺は前線で常に戦っていて、お前は後ろで眺めているだけだろ? 何もしていないお前を置いておく義理もなければ義務もない」

たしかにネクトは直接的には戦闘には参加していないだろうが、何もしていない訳ではない。

ネクトは味方にはバフを、敵にはデバフをかけて戦いを有利に進められるようにしている。

ほかにもクエストの事前準備や情報収集、宿泊の手配や武具の手入れに道具の整備など影ながらチームに貢献してきたつもりだ。

「俺だって味方のサポートをしているし、情報収集や宿泊の手配に武具の手入れだってしているんだぞ」

「はぁ? それがなんだよ。 サポートならフューリーとマジカがいれば事足りるし、情報収集や宿泊の手配はシルフェでもできるし、武具の手入れならエンシェルに任せられる。 つまりお前は用済みというわけだ」

ノッドは揚げ足を取るようにネクトの存在価値を(ことごと)く潰してきた。

「どうしても俺をここ(『金色の獅子』)から追い出すんだな?」

「くどいぞ! ネクト!!」

「・・・はぁ、わかったよ。 今日、この時をもって俺ネクトはチーム『金色の獅子』を抜けるよ」

「ふん、やっと理解したか。 ああ、そうそう今日までの迷惑料にお前の荷物や有り金を全部置いていけ」

「・・・わかった」

ネクトは自分の持っている金とチーム結成当時になけなしの金で買った古びたナイフを置く。

「おいおい、これだけか? まだ隠しているんじゃないか?」

「身に着けている物はそれだけさ。 あとは部屋にあるリュックの中だ。 好きにしろ」

「ちっ! たったこれだけしか持ってないのかよ、この役立たずが! まぁいい、さっさと出ていけ!!」

「ああ、そうするよ」

ネクトはこれ以上いてもノッドが不機嫌になるだけなのでさっさと出ていこうとする。

その前にみんなに最後の挨拶をしようと口を開こうとするとフューリーが割り込んできた。

「2人とも、話は終わったかな? 実は私からも話があるんだぁ」

「話?」

ノッドは疑問に思って聞き返す。

「そ、私ここ(『金色の獅子』)抜けるわ」

「え?」

「聞こえなかった? 私もここ(『金色の獅子』)抜けてネクトと一緒に出ていくわ」

それを聞いたネクトとノッドは驚いた。

「な、なにを言っている? フューリーがいなければ回復は誰がやるんだ?」

「あ、それは自分で探してね。 今までネクトがいたから頑張ってこれたけど、いなくなるならここ(『金色の獅子』)にいても意味ないのよ。 それじゃあね」

「おい、フューリー・・・」

フューリーがネクトのところに歩いていく。

ノッドはフューリーを止めようとしたが、そこでマジカも話に混ざってきた。

「フューリー1人だけずるい。 僕もネクトと一緒に行く」

「マジカ?! お前まで・・・」

「理由はフューリーと同じ。 ネクトはとても役に立つ。 ノッドは役立たず。 ばいばい」

マジカもネクトのほうへと歩く。

ノッドにとっては魔法関連の2人が抜けるのは手痛いダメージだ。

2人を説得しようと口を開きかけた時、シルフェが先に話し出した。

「あたいもパーティー(『金色の獅子』)抜けるんで悪く思わないでくれよ、リーダー」

「シルフェ?! なんでお前まで抜けるんだ?!」

「ん? 決まってるじゃん、ネクトが作り出す空間のほうが居心地が良いからだよ」

シルフェが歩き出すとエンシェルまでもネクトのほうへと歩き出す。

「エンシェル? お前もか?」

このパーティー(『金色の獅子』)に誘ってくれたのはネクトだ。 我に手を差し伸べてくれていなけらば今頃ここ(『金色の獅子』)にはいなかっただろう」

「そ、そんな奴のどこがいいんだ?!」

ノッドが叫ぶとフューリーたちがそれに対してそれぞれの意見を述べる。

「優しさかな」

「役に立つ」

「居心地の良さ」

「命の恩人」

それらを聞いてノッドは開いた口が塞がらないでいた。

「えっと・・・それじゃ、俺はこれで出ていくよ」

「はっ! ま、待ってくれ、ネクト・・・」

ネクトが部屋を出ていくとフューリー、マジカ、シルフェ、エンシェルの順に部屋を出ていった。

宿屋を出るとフューリーたちに声をかける。

「よかったのか?」

「何が?」

「Aランクである『金色の獅子』を抜けて俺についてきて」

フューリーたちは首を縦に振る。

「ああ、いいのいいの。 あの場で言ったのは本音だから」

「僕も同じ。 ネクトがいるから戦闘の際はとても助かっている」

「あたいもネクトの頑張りを知っているからね。 あそこ(『金色の獅子』)に残るよりはマシだ」

「我も命の瀬戸際に助けられた恩があるからな。 ネクトについていくのは当然のことだ」

「みんな・・・ありがとう」

ネクトは4人に頭を下げる。

「それより私たちで新しいチームを作らない?」

「同意」

「いいね」

「それならチーム名は何にするのだ?」

「そうね・・・チーム名は・・・」

ネクトたちは5人で新チームについて話しながら冒険者ギルドへと歩いていく。






その頃、1人宿屋に残されたノッド。

「クソッ! ネクトめ! よくも俺のハーレム計画を邪魔しやがったな!!」

ノッドは邪魔なネクトを追い出してハーレムを計画していたのだ。

最初からネクトが邪魔だったのかと言われればそうではない。

本当はネクトと昔約束したように、2人でいつか『金色の獅子』を有名にしようと頑張っていたのだ。

だが、1人また1人と女の子がパーティーに加入してくる。

いつしか『金色の獅子』は男2人に女4人という状態になっていた。

そうなるとパーティー内の女を独占したいという思いがノッドの中で強くなる。

そこで邪魔になるのがネクトだ。

最初は役に立っていたサポートも各個人に割り振ればいらないのではないかと考えるようになった。

事実、ノッドが先に述べたように魔法をフューリーとマジカが、情報収集などをシルフェが、武具の手入れなどをエンシェルに割り振ればネクトはいらなくなる。

Sランクも視野に入ってきたので良い機会だと追放したらこの(ざま)だ。

結果としてネクトの追い出しには成功したが、ついでにフューリーたち4人もチームから抜けるとは計算外であった。

これでは何のためにネクトを『金色の獅子』から追い出したのかわからない。

考えるノッド。

「まだだ! まだ俺には『金色の獅子』があるじゃないか!!」

ノッドは冒険者ギルドへ行こうと宿屋から出ようとするがそれよりも早く受付嬢から声を掛けられた。

「ノッド様、あの部屋ですが本日期限が切れますので直ちに部屋の鍵の返却をお願いします。 それと荷物がある場合は此方で勝手に処分します」

「なっ?! ちょっと待て! 今から冒険者ギルドに行くところだ! 何とかならんのか?」

「それでしたら部屋の延長料金で金貨1枚をお願いします」

「くっ! わ、わかった・・・」

ノッドは懐から金貨1枚を取り出すと受付嬢に渡す。

「たしかに、では引き続きご利用ください」

「そ、それじゃ、出かけてくる」

冒険者ギルドへ到着して中に入ると、ギルド内の人間はノッドを奇異な目で見ている。

そのあと、ひそひそと話をしていた。

カウンターまで来ると受付嬢が営業スマイルで挨拶をする。

「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件でしょうか?」

「パーティーメンバーの募集をかけたい」

「必要な人員の詳細をお願いします」

治療師(ヒーラー)魔法使い(ウィザード)斥候(スカウト)魔法剣士(マジックソード)を各1名ずつ頼む。 あと全員女だ」

「はい、畏まりました。 それでは希望の人が見つかり次第ご連絡します。 ギルドカードの提出をお願いします」

ノッドはギルドカードを受付嬢に渡す。

「ありがとうございます。 えっと・・・『金色の獅子』?!」

受付嬢は口を押えるも大声で叫んだあとでは意味がない。

「し、失礼しました。 少々お待ちください」

それだけ言うと受付嬢は奥に行くと何かをもって戻ってくる。

「お、お待たせしました。 こちら国より送られてきた書状です」

受付嬢は恭しく封書をノッドに渡す。

その封書には国の封蝋が施されている。

ノッドはそれを受け取ると開封して内容を読み始めた。

そこにはSランク冒険者への昇格が書かれている。

その文字を見てノッドは口角を上げた。

しかし、そのあとに書かれている王令による依頼を読むと先ほどまでの気分が吹き飛ぶ内容がそこにある。

「なっ?!」

場所と期日を見てノッドは絶句した。

指定された場所は遠いのだが期日を確認すると今から行かないと間に合いそうにない。

「どうされましたか?」

「い、いや、それで人員の件だが急ぎ用意できないだろうか? できれば今すぐだ」

「今すぐですか? 少々お待ちください」

受付嬢はギルド内の女性冒険者に手当たり次第に声をかけていくが、どの女性も首を横に振る。

すべての聞き取りが終わるとノッドのところに戻って報告した。

「お待たせしました。 人員の件ですが生憎とご希望に沿った方はおりませんでした」

「そうか、では今空いている高ランク冒険者パーティーはないか?」

「高ランク冒険者パーティーですか? 少々お待ちください」

受付嬢はギルド内を見渡すと有名な高ランクの冒険者パーティーがいないことを確認する。

「お待たせしました。 申し訳ございません。 ギルド内にはご希望の冒険者パーティーはいないようです」

「う、嘘だろ?! 本当はいるんじゃないか?!」

「ほ、本当にいないんですよ! なぜ嘘をつかないといけないんですか!!」

「俺を嵌めようとしているんじゃないのか! えぇ!!」

ノッドは受付嬢に対して怒りを露わにする。

しかし、運悪くその場にギルドマスターがやってきた。

「おい! うちの職員に何をする!!」

「あん?! 俺を誰だと・・・って、ギルマス?!」

「たしか『金色の獅子』のところのリーダーのノッドだよな? どういうことか説明してもらおうか?」

「えっとですね・・・ギ、ギルマスは俺のパーティーのことは知っていますか?」

ノッドはおずおずと聞いてみる。

「ん? お前のところのパーティーがどうしたって?」

「実は俺のパーティーが皆体調不良で休んでいまして、それと国からの書状を受け取ったばかりでして・・・」

「ああ、たしかお前(『金色の獅子』)宛に国からきていたな」

「それで1人で受けるのに問題があったので、受付嬢に人員募集をお願いしたんですが人員を得られず、なら空いている高ランク冒険者パーティーがいないか聞いたのですが、それもいなかったんです」

話を聞き終えたギルドマスターは腕を組んで答えた。

「国からの依頼は原則依頼されたパーティー以外は関与できない。 なぜなら人格と実績と評判を加味して信頼に足るパーティーにのみ依頼をするからだ。 これは国の法律で決まっている。 破れば罰則を与えられるぞ」

「え?」

それを聞いたノッドは顔を蒼褪めさせた。

もしも先ほど高ランク冒険者パーティーを臨時で雇っていたら、規約違反で国から罰則を受けていただろう。

「あの・・・それなら新しいメンバーを入れるのは?」

「それは有りだ。 冒険者パーティーは組んで実際に連携してみないと相性の善し悪しがわからないからだ。 パーティー内での加入脱退は自由だからな」

「そ、そうですか・・・」

ノッドがギルドマスターを話していると別の受付嬢がやってきておどおどしながら報告(爆弾を投下)する。

「し、失礼します。 ギ、ギルマス、実は先ほど『金色の獅子』のメンバー5人がパーティーからの脱退を希望されまして、その・・・それを受理したばかりなのですが・・・」

「何? それは本当か?」

「は、はい」

ノッドは受付嬢を睨みつける。

(この(アマ)! 余計なことを喋りやがって!!)

例えここでバレなくても1日と経たないうちにギルドマスターの耳に情報が入っているだろう。

「おい、ノッド! お前さっき言ってたことと違うじゃないか! 国からの依頼内容を俺は知らないが、パーティーメンバーがいないならさっさと集めろ! お前の失敗はこの冒険者ギルド全体の失敗に繋がるんだからな!!」

「は、はい!」

ギルドマスターから半ば脅迫めいた言葉を叩きつけられたノッドは急いでパーティーメンバーを揃えることにした。

(もう職業や能力や老若男女に拘っている場合じゃない!!)

ノッドは冒険者ギルド内にいる人を片っ端から勧誘し始めた。

だが1人(ソロ)の、それも高ランク冒険者などそうそういるはずもなく、断られ続ける。

中には条件を満たす冒険者もいたが、そういうのに限って過去にノッドが因縁をつけていたのだ。

断る者もいれば足元を見る奴もいた。

「そうだな・・・それならその依頼報酬の9割だな」

「ふざけるな! そんなに払えるか!!」

「ならこの話は無しだ。 せいぜい頑張れよ」

揶揄われて最後には断ったり断られたりするのが落ちだ。

結局実力がある冒険者の勧誘は失敗に終わった。

「クソッ! このままじゃ依頼どころじゃないぞ!!」

苛々していたがそこでネクトたちを思い出す。

(癪だがあいつ(ネクト)に頭を下げて一時的に戻ってきてもらうか・・・)

それしか方法がないと悟ったノッドは先ほどのおどおどした受付嬢のところに行く。

「おい、先ほど脱退した『金色の獅子』の(元)メンバーのネクトたちが今どこにいるかわからないか?」

「ひぃ、あ、は、はい・・・えっと・・・」

「早くしろ!!」

「は、はい! ネクトさんたちはこの町を離れると言ってました。 あと乗合馬車がいつ出発するかも聞いてきました」

それを聞いてノッドは顔を再び蒼褪めさせた。

「ま、町を離れるだと?! それはどっちに向かうんだ?! いつ出発するんだ?!」

「えっと・・・」

「早くしろ!!」

「は、はい! 南にある小さな町で一から冒険者をやるそうです。 あと出発は30分以上前に出発しています」

「なんだと?!」

国からの依頼の行先は北、それに対してネクトたちは乗合馬車で南に向かっている。

早く追ってネクトたちを引き戻さなければ依頼どころではない。

「おい、馬を扱っているところはどこだ?!」

「そ、それでしたら町の北に厩舎があります」

ノッドは冒険者ギルドを出ると急いで北へと走っていく。

あの受付嬢が教えてくれた通り、厩舎があった。

厩舎に入るとノッドは声をかける。

「誰かいないか?! 馬を借りたい!!」

「ん? お客さんか? すまないが馬は全部貸し出している最中だ」

「なんだと?! いつ頃戻ってくるんだ?!」

「早ければ夕方までには戻ってくるかと思うんだが・・・」

「そ、そんなぁ・・・」

ノッドはその場で崩れ落ちた。

唯一の希望が潰えたのである。

とぼとぼと冒険者ギルドまで歩くノッド。

再びギルドに入るとそこは多くの人で賑わっていた。

カウンターまで行くと受付嬢が声をかけてくる。

「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件でしょうか?」

「これの依頼をキャンセルしたい」

ノッドは力なく国からの書状をカウンターに置く。

「え? これって国からの依頼じゃないですか?! 困りますよ、勝手に放棄しないでください!!」

文句を言う受付嬢。

ダンッ!!

その一言にノッドはついにキレて机を思いきり叩いた。

「なら・・・ならどうすればいいんだ?! たった1人でこれを受けろと言うのか?! ああん!! ふざけるのも大概にしろよ!!!」

受付嬢に詰め寄ると奥からギルドマスターがやってくる。

「おい、ノッド! お前今日2度目、いや先ほど報告を受けたから3度目だぞ! うちの職員に何か恨みでもあるのか!!」

「うっせぇ! 俺は今気が立っているんだよ! 邪魔するんじゃねぇ!!」

ノッドは有ろう事かギルドマスターに拳で殴りかかった。

ネクトのサポートがあれば防がれたり躱されたりしないのだが、今のノッド()()の力では簡単に拳を止められてしまう。

「!!」

「これがAランク冒険者の拳だと? 笑わせるな!」

逆にギルドマスターの拳を受けて沈むノッドだった。

その日の内に冒険者ギルドではノッドに関する報告と依頼のキャンセルについての書状を作成すると早馬を使って国へと送る。

翌日からノッドの風当たりは一層厳しくなり、冒険者たちはいつしかノッドを避けるようになった。

2週間後、ノッド宛にSランクは早計であり剥奪する旨の文章が書かれた書状が届き、それを見たノッドがその場で崩れ落ちる。

これを機に益々人離れが加速していく。

終にはすべての人脈を無くしたノッドは転落し、やがて冒険者稼業から足を洗うことになった。






一方、ネクトたちは新しい町でチーム『銀翼の竜』を立ち上げる。

そして大活躍をしてやがてSランク冒険者にまで昇格したのであった。


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[一言] オチは逆追放ですか、早めに自滅したからこの程度すんで良かったな
[一言] 追放される側が有能なら本来はこうなるよね 追放時点では力量不足でその後覚醒する話なら別だけど
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