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契約のシャフト  作者: 二来何無
第一章 神の眼
25/60

おまけ 一章終了時人物紹介 ネタバレあり

『オレ』(または『彼』)

一応主人公。インドア系アラサー男子。酒は割りと飲む方だが生活習慣がアレのため総合的な身体能力は低い。

いつもの流れでトラックに跳ね潰され、その恐怖を抱いたまま女神シュウの元に召喚されるが、自身のこだわりから嫌悪していたなろう系異世界転生を拒否し、孤独なシュウを手伝うために神様になる事を決意する。


性格は社会不適合者。コミュ障とは限らないが癇癪持ちであり、自身が扱いづらい人間であることも自覚していたため周囲と距離をおいていた。

想像力は豊かで頭の回転も遅くなく、物書きとしての投稿で日銭を稼いでいたが芳しくなかったようだ。人見知りをこじらせて限りなく人間嫌いに近い状態で、現代社会に対しては拒絶反応が強いため、ストレスが掛かることで前述の癇癪が原因で人間関係が破綻することを繰り返してきた。


先入観を排している状態…つまり初対面の相手や相性のいい人間との対話ではむしろ察しはよく、実はあまりシュウのことを悪く言えない程度には深入りしてしまうタイプ。また生存本能も強く、スイッチが入るとテンションが上り極端に口が悪くなったりもする。



シュウ=ニグラドゥ

地母神という種類の女神。黒髪赤目、捻じくれたヤギの角を持つグラマラスな女性だが、性格は茶目っ気に溢れたボクっ子神。

元気に振る舞いつつも根底では超がつく寂しがり屋でもあり、一人で転生者達を見送るという昨今の神の流行りでは後ろ髪を引かれつつ、結構長い時間引き止めていたこともしばしばあったようだ。


地面に届くほど長い黒髪を持ち、その髪の一部を触手上に操作したり、服として身に纏っているため実はほぼ全裸だが、映像向け配慮…もとい、劇中では気にされない。露出癖らしきものもあるらしく、大抵裾が極端に短かったり胸元がでていたり背中が丸出しだったりする。肩は必ずノースリーブで統一するのがこだわりらしい。


母の名を抱くだけあって母性本能も強く、悩みやトラウマに対して非常に親身になってくれるが、本人は神として新米であると名乗っており、歴史や信仰強度は高くないらしい。

その他非常にえげつないシモネタを平気でぶっ放す悪癖や構ってちゃん気質があるらしく、しかも酒や宴会が大好きなのに泣き上戸の絡み酒なので彼とは別の意味で付き合いには注意が必要である。



ブロッサム=さくら

彼の初仕事となる世界の原住民。左腕にガントレットをした小柄な少女。エメラルドの瞳と全身に黒い紋様を持ち『獣落ち』したとされる。21歳。

妹のリリィとともに獣落ちが原因で迫害され、森に隠遁していた。


尊大な口調だが性格は傲慢でもなく冷静。獣落ちの結果左腕の晶石を励起することで水晶でできた竜の爪が形成されるが、戦闘中は高揚して若干雑になる傾向がある。それでも指揮系統では頼りになる僕らの姉御肌である。コミュ力が高い。


家事全般を妹のリリィに依存しており、DIYもまかせっきりの不器用である可能性もある。これは出身世界の晶石の性質が関係しており、かつての持ち主だった魔物の記憶、知識と混濁したため……と主張しているが、肝心の妹は「姉様は昔から何一つ変わってない」と主張が食い違っている。また足の裏が固く、履物をするのを嫌いほぼ常時裸足である事を貫く謎のこだわりもある。


自身の名前の由来を彼から教わったことがきっかけで、和名であるさくらと呼ばれることを好むようになる。



リリィ

彼の初仕事となった世界の原住民。小柄な姉に対して平均的日本人成人男性をも上回る可能性のある長身。14歳。

獣落ちしたブロッサム同様迫害され、心に傷を負いながらも森に隠遁。姉妹で仲良く暮らしてきた。


一見すると丁寧口調のクール系だが、これは人見知りが激しい為に作られたペルソナで、本質的には年相応かそれ以下に幼く、また依存心が強い。日常生活でまるっきり使い物にならない姉と異なり家事労働に適正を持ち、特に少ない素材で充分量の食事を構築する手段が豊富。晶石を取り込まずに励起させる方法を知っており、石を素材に使った使い捨て魔術のようなものを即興で作れるが、晶石の扱いに関してこれからどうなるかは定かではなく…。


対照的に、『相手を必要とする』行動に関しては不器用である。例えば狩りや戦闘、会話や対人ゲームなどは大の不得意であり、時として本物の社会不適合者である彼よりもひどい。

会話が不要な動物か姉であればある程度コミュニケーションが成立するが、姉に対するスキンシップはかなり過剰であり、理性的な対処をされていなければ危険人物まっしぐらであるため、彼からも扱いを懸念されている節がある。




森の大将=タイショーくん

ハムスターではない。全長3~4mにも及ぶ『魔族』の熊であり、とある世界の基底元素『魔素』に暴露しており知性化・強化されている。口語は方言のちゃんぽんと化しており、ちょっと難解に聞こえることもある。

魔族の常として歩く熊害事件と化すほど人間に対しては非友好的だがおつむが弱く、目上の者には逆らえずに腰を低く振る舞ってしまう小物でもある。このためブロッサムとその親族であるリリィには頭が上がらず、魔族としての根幹命令としてシュウに逆らえず、同僚のガーベラとは知恵比べで負けるなど戦績は散々であり、女性陣の目を盗み唯一マウントが取れる彼を甚振る機会を虎視眈々と伺っている。


そして第一章終盤で周囲への影響を鑑みて全長が2m少々に縮んでおり、相対的に大きくなったブロッサムをより畏れている。タイショーくんという相性はシュウが呼んだものであり、これを拒否することができないため他の人物からも甘んじてそう呼ばれることになった。


初の接近遭遇時、彼を不必要に追い詰めたことでその生存本能を刺激。左目を潰されてしまった事を根に持っているが、場の流れによっては遺恨も忘れて共闘する。頭はよくない。




ガーベラ

通常は人の身の丈ほど、晶石の励起によっては更に伸びる大蛇。毒蛇ではないらしいが、氷の術を好んで使う傾向がある。

言語は話さないがタイショーと打って変わって知能が高く、アイコンタクトの意味を理解したり、ブロッサムとリリィの仕草を見守って微笑んでみせたりと人格は女性的。タイショーをコブラツイストで黙らせる役割も持っており、二匹が静かな時は大抵裏でタイショーをシメている。


きれい好き。部屋が汚れると率先して箒をしっぽで持ったり、大きなものを口に咥えて運んだりするほか、姉妹、特にリリィの遊び相手として戯れる姿もよく見られる。

神の世界に召し上げられてからは部屋に押し込められているが、彼に自分とタイショーの済む区域について打診しているらしい。

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