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初めての溺愛

祝500000PV

とはいっても別に特別なことはないですけど、本当に読んでいただいてありがとうございます。


別作品の『美少女達の‥‥』も宜しくです。


「お爺様。いつでも良いんです。お時間をいただけないでしょうか?」

家に帰ると、お爺様の書斎に直接向かいました。



「いや、今で構わぬ。どうしたのじゃ?」

お爺様は書類を読んでる最中だったのに眼鏡を外して手招きする。


私は震える足を前に出してお爺様に近づく。


そして、今まで思っていた事をお爺様に打ち明けた。もうちょっと上手いやり方があったかもしれないけど、思いの丈は全て口に出す事は出来たと思う。



もしダメでも。

イオ君だけは、ズーッと一緒に居てくれるって言ってくれた。その言葉をよすがにして、なんとか最後まで話すことが出来ました。



それからどうなったと思います?



「セツナがテレビでシャンダムールのパンケーキを見て『美味しそう』と言っていたのを使用人から聞いたのだが。早速、権りょ‥‥お願いして用意したから食べぬか?」


「セツナ、このアクセサリー。セツナに似合うと思って買ったのじゃが。」


「セツナ、ワシはLIONを始めたのだがI.D.を教えてもらえんじゃろうか?何?そんな高いもの貰えない?いや、値段なんてこれくらいじゃぞ?セツナが付けるには安いくらいじゃ」

お爺様、その立てた指二本は一体いくらなのでしょうか?


以前とは別の意味で聞けないです。


とにかく、ともかく、お爺様の私への溺愛が止まらなくなりました。



「セツナ。そういえば、儂は良いことを思いついたのじゃ。折角の夏休みなのじゃから、ワイハの別荘で暫くゆっくりせんか?あっちなら、現地の知り合いもおるし、英会話の実践にもなるじゃろうて。あっ、もしかして、コレと離れるのか寂しいのなら一緒に連れていっても構わんよ。」

お爺様が親指を立てます。


もう、○○さんのクセがうつったのかしら。

あれ?

○○さんって?



「いえ、そんなにご負担をおかけする訳には。」


「またまたぁ、家族なんじゃからもっとフランクにと言うておるじゃろ?まぁ、そういう奥ゆかしい所もセツナた‥‥セツナの可愛い所じゃが‥‥ならどうじゃ、白水浜の別荘を貸すからみんなで遊びに行ってくればいい。」


なぜこんなことになってしまったのか、、、、お爺様の秘書の恵里さんが教えてくれた。



「ご主人様ってば、奥ゆかしい刹那様が可愛いくて可愛くて可愛くて仕方がなかったんですよ。でも、老人がデレデレしていたら、気持ち悪がられると思って、ワザと仏頂面で重々しく話してたらしいんですよ。私に相談して頂ければ、こんな誤解を生まずに済んだのに。」


‥‥‥私が今まで悩んでいたことってなんだったんだろ?



結局、兄や姉もそういう状況を利用していただけでお爺様の差し金でもなんでもなかったし。


単なる妬みらしくて、お爺様も苦々しい顔をしていました。


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