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恋する乙女は失敗だらけ  作者: 如月 那乃華
第1話.騒ぎのもとは竜
5/5

5.爆発の原因

投稿がとても遅れてしまい、すみません!


それにしても、爆発の原因は何かしら?ルヴィス様は見つからないし……。心配だわ…。確か、爆発はルヴィス様の部屋で起こった。でも、ルヴィス様はいなかった。連れ去られた?それとも、自分で出てった?真相は分からない。それに、侍女頭……ジュレイネは乱暴?というよりは人が変わったみたいだった。私の見間違いかしら?城の兵士がいたように見えた……。本当に、何が起きているのかしら。


「お嬢様!大変?でございます?」

「大変?なの?」

「小さい少年が、お母さんに会いに行くと言って、帰らないのです」

「小さいお母さんが少年に会いに行く?」

「いえいえいえ、反対です!小さい少年が、お母さんに会いに行くと言って帰らないと言っているのです!」

「ああ。その子のお母さんは?」

「いません。というより、見つかりません。全く」


いない?じゃあなんでいるの、その子。


「………」

「……」


どうしよう。行こうか。……行こう。


「私が行きましょう。その子が可哀想」

「はあ。行く前にもう来ちゃってます」

「はへ?」

「おかあさん!」


キャアア!と声を上げてしまう。………子供?白銀?赤?


「男の子?て、お母さん?」

「おかあさん、おねがいがあるの」


聞いて!?話を聞いて!侍女頭!ジュレイネ~!


「あのね、おかあさん」

「な、何かな?」

「死んで」

「え…」


誰もが驚いたことだろう。こんな小さい子が、人を殺そうとしたのだから。


そして再び、驚くことが起きる。


「危ないッッ!!」

「逃げな!お嬢!」


その2人は知ってる人で、見つからなかった人。


「ルヴィス様…ジュレイネ…!」


見つからなかった人がいて当たり前のようにいた。涙が溢れ出す。嬉しさが混じった涙が。


「おじさんだれ?おかあさんをころすんだから、どいてよ」

「…!お前、シファルの息子だな?なんで生きている?」

「…王の息子、カラハイト。誘拐されて殺されてしまったはず…!」


ルヴィス様もジュレイネも知ってる子。私は知らない子。涙に悲しみが混じる。


「ボクのこと、しってるの?うれしいな。だレもしらなイっていうンダ。カナシイ…」

「私は…」


何も知らない。皆のように、物知りじゃない。


「せっかくバクハツさせたのに、いきてるんだもん。おじさんもおかあさんも。」


爆発の原因はこの子?


その時、怒りが混み上がってきた。黒い感情が出てくる。私はその瞬間、意識を失った。

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