3.思い出せない記憶
3話目です!
空から降ってきた人が目覚めてから、2日が経ちました。その人が起きてから、竜だというのを知りました。…でも。……私は、この恋を諦める事ができない気がします。……諦める気すら、ありませんけど。
「…思いきって言ってみようかなぁ。」
「何を思いきって言うんだ?」
「はい?それは…?……!!?キャアァァッ!!」
やだぁ!!恥 ず か し い っ !
「お嬢様!その男、何をなさったのですか!竜だろうと人だろうと、容赦しませんわ!!」
「は!?おい、待て!俺は何もしていない!」
「他言無用!覚悟しなさい!」
「じ、侍女頭!彼は何もしていないわ!……ただ、私が驚きすぎて、叫び声をあげただけ……なの…」
「…残念ですわ。」
いやいや!前も同じこと言ってましたよね!?残念ですわ、の意味が怖い!
「やっぱり……縄で縛っておきましょう!!」
「いや!ダメ!縄で縛っちゃダメ!」
「…残念ですわ。」
「同じこと言わないでー!怖い!」
「ちぇっ」
舌 打 ち し た の ! ?
「……俺を忘れていないか?」
「「忘れていません!!」」
「そ、そうか。」
…本当の竜なら、竜の姿を見てみたいな。
「そういえば、お名前は?」
「名?…ルヴィスだ。」
「そうですか、ルヴィスさんですね。」
名前は…ルヴィス…?どこかで…聞いたことが…あるような…?…気のせい、かな。
(^-^)/♪