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恋する乙女は失敗だらけ  作者: 如月 那乃華
第1話.騒ぎのもとは竜
1/5

1.空から降ってきたのは

3話目です~。


ーあるところに、お姫様がいました。とてもとても、美しいお姫様でした。お姫様は銀色の髪に、黄色い瞳をもつ、綺麗な方。小さい頃も、大きくなった今も、結婚しようとする男は絶えません。お姫様は、絶望しました。そんなある日、外に出る機会ができました。隙を見て、お姫様は逃げ出しました。そして、何日もたった、ある日。お姫様は力尽きます。ですが、死んではいなかったのです。目覚めた時には、ベッドにいました。ベッドのすぐ横には、不思議なことに知らない男の子がいました。その子は、竜の子。白竜でした。その子の歳は驚くことに、百歳を越していました。やがて、月日が立ち、二人には子供ができました。銀色の髪に赤い瞳の女の子が。その子の名は、シャル・ラ・ミスティア。その話は、シャル・ラ・ミスティア本人が話したものとしてあり、そして、シャル・ラ・ミスティアはまだ、生きているとされています。

                 リアリ・ル・シェイド


***


「ー私もそんな恋、したいな。」


私、シウィル・リア・ミスシア。7歳の女の子。…で。…暇です、とっても。誰か、構ってください!……寂しい病で、死んじゃいます!


「キャアアアアァァっ!!!」

「えええええっっ!!なになに!」


なっ、何事!!?


「どっ、どうしたのです、侍女頭!!」

「何か……、何か、落ちてきたのでございます!!」


何か?何かって何?……あれ、人じゃないですか…?


「侍女頭……、あれ、人ではなくて?」

「人?……言われてみれば…人…っぽい、ですね。」

「何事です、侍女頭様!」

「あらまあ、人!!?どうやって…。」

「皆さん、落ち着いて!…とりあえず、客間へ運びましょう。」

「男手を呼んできて!」

「わかりました!」


…どこかで、見たことがある顔。…藍色の髪の、男。…私どうかしてる。会ったこともない、男の人を見たことがあるだなんて。でも…


私は恋をした。一目惚れという、恋を。

終わり…。

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