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第86話 予感と気配
その日は村全体が明日に控えるルナの誕生日を祝う準備をしているのか人があまり外に出てなかった。
この数日アンディはこの村に少し溶け込み小さな違和感を見逃さないように村人に近付いた。
それで分かったことなのだが村人の中には発症してない人とそうでない人の違いに気づいた。
あの殺人衝動が村人全員に伝染して殺戮の村に変わる人には迷いというか日々の暮らしの中に悩みとかそういった大きな心の病を抱えている人が居ないのだ。
っと言ってもいつあいつらの仲間入りするか分からない日々を暮らしているので平気で居られるわけが無いという意見もあるだろうが。
今日も特にすることもなく町を巡り最近手を貸している村の清掃を行う人達に加わり仕事というかお手伝いみたいな事をして時間を潰す。
確かこの村にはイノーの助手として来たはずなのにあれ以来一切向こうからの接触もないし嫌な予感が腹の底から溢れ出る感じがするが何事もなくその日は過ぎ去りいつもの宿のベットの上で見慣れてしまった天井を見ながら考える。
ルナにもあれ以来会えてない、町にも出てこないし俺の知らない所で何かが起こっているのは確かだろう。
全ては明日。
男は長い長い一日が始まる予感を感じつつ目を閉じて眠るのであった。
次回はまた期間が空くと思いますがどうぞご了承下さいませ




