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第84話 予測
イノーが出ていってから少しして男は行動を開始する。
このままではルナの命が…
今まで他人の命はそれほど気にしてはいなかったが彼女だけは何故か助けねばと決意に包まれた男は部屋を出て廊下に静かに出る。
少年を連れていった男は既に帰宅したのだろう、イノー一つの足音が響く中を足音を立てないように歩いていく…
そこは調理室であった。
そこにある井戸に向かってイノーは先程の残りの緑の液体を井戸に流し込む。
そして、調理室を出てイノーは手ぶらになっている状態で聖堂の方へ進む。
教会の聖堂と言うことで広く作られたそこに入ったイノーは石像の裏に在る蓋を外しそこから中へ進み蓋をする。
男はドアの隙間からそれを見ていた。
結局ここから先に進むのは危険だと判断しその日は宿に戻ることにした。
帰りも人目に付かないように気を付け遠回りに戻り明日からの行動について考える。
あと数日でルナの誕生日、そしてあと数日でイノーはルナの命をコレクションに加えるために奪う。
男の頭の中で様々な予測が乱立しやがて一つの結論に至る。
きっとそれは人間だった頃に見た何かの小説からヒントを得たのだろう。
あの白い物は恐らく…
男はベットの上で目を閉じるのであった。
次回は明日の午前7時頃更新予定です




