第79話 巡回する少年
宿に戻ると誰も居なかった。
そう、受付に居た息子さんも女の人が言っていた通り発症して他の人達と同じように徘徊しているのだろう。
男は取ってある部屋まで気にせず入って行きベットに横になりこれからの事を考える・・・
イノーの所で働く以前にこの町はおかし過ぎる。
男がそう考え瞳を閉じて少しした時だった。
コンコンコン・・・
ドアがノックされた。
返事をする前にドアが開けられ宿屋の息子の男の子が入ってきた。
しかし、その目は赤く充血し両手は血が滴っていた。
やはりあのドアを叩いていたのはこの少年だったんだろう。
だが少年はそんな自分の状態が分かってないのか普通に・・・
「お客様、申し訳ございませんが諸事情により夕食の準備が遅くなりそうなのでその連絡にうかがわせて貰いました。」
口調は丁寧だがその視線もドアを勝手に開けたのも明らかにおかしい・・・
男が何も言わないままでいると少年は振り返り隣の部屋へ移動した。
そして、隣の部屋のドアをノックして開けたのであろう音が聞こえた・・・
「お客様、申し訳ございませんが諸事情により夕食の準備が遅くなりそうなのでその連絡にうかがわせて貰いました。」
隣の部屋には誰も居ない筈なのに同じ行動をして同じ事を話更にその隣の部屋へ行き同じ行動をしている少年・・・
廊下とノックされたドアには手から出た血が付いており廊下は惨劇が起こったように血があちこちについていた。
そして、全ての部屋へ連絡が終わった少年はそのまま下の階へ降りていく・・・
全ての部屋のドアを開けたまま・・・
新年明けましておめでとうございます。
年内更新予定でしたが色々と忙しくて更新が遅くなり申し訳ございませんでした。
次回更新は1月6日の午前7時頃を予定しております。
今日は4作品一斉更新祭りと言う事でお正月は小説で楽しんで下さい☆
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