第75話 再びの襲撃
宿に戻るとまるで化け物を見るような目で受付の少年が男の子とを見たが直ぐに表情を直し…
「おかえりなさいませ」
っと告げてきた。
多分食堂での件を聞いているのであろう。
男は軽く挨拶をして部屋で少し眠ると告げ自室へ向かう。
いつの間にか日は傾き始めもうすぐ夕方になるなと窓から外を眺めていたら不意に後ろから誰かがぶつかってきた。
腰の辺りが少し熱い…
「お前が…お前のせいで…父さんは…」
振り向くと一人の少年がまるで両手を何かから離したと言う感じの姿勢で震わせていた。
腰の熱い部分にそっと手をやるとそこには小さなナイフが刺さっていた。
多分果物の皮を切ったりするためのナイフだろう。
男は少し痛がる感じを見せながらそのナイフを抜く。
刃渡りは短く普通の人間に刺しても殺傷能力は低そうで事実男の腰にも斜めに刺さった為骨に届くかどうかという位で大した傷ではなかった。
「どうしてこんなことを?」
あまりにも男が普通に聞くので少年は恐ろしくなり悲鳴を上げて走り去り宿から飛び出していく。
男には効果が無かったがそのナイフには毒が塗られており普通なら既に立てなくなっている筈だったのだ。
男はナイフを持ったまま受付まで戻りそこに居た少年に…
「今飛び出していった男の子にこれで刺されたんだけど?」
っと店の防犯的な事を指摘しようとしたら突然後ろから殴られたような衝撃を受けた。
男がよろけながら振り向くとそこには食堂で見かけた数人の男が角材や鉄の棒を持って立っていたのだった。
次回は明日の午前7時頃更新予定です




