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第8話 骨だけになった男
男は気付いた。
気づいてしまった。
直ぐに近くの水辺へ行きそこに写った自分の姿を見てしまった…
そう、彼は骨だけのモンスターになっていたのだ!?
それから数日、森の中を歩き回り分かったことがいくつかあった。
まず、疲れない。
筋肉が既に無いので肉体疲労というものがないのである。
次に、話せない。
これもそのはず声帯が無いどころか肺すら無いのである。
最後に、死ねない。
何度か躓いてバラバラになったり野生の獣に襲われた事があったが死ぬことはなく少ししたら勝手に体が元に戻ったのである。
こうして男は再び歩き始めた。
自らが死ぬ方法を探して…
次回はまた隔週明けの8月16日更新予定です




