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第54話 森の掃除人

「ホー ホー ホー」


梟の様な声が耳に聞こえ男は意識を取り戻した。

辺りは既に闇に包まれ少年を取り込み記憶を見ている間にかなりの時間が経過しているのを理解した。

男は再び少年の死体のあった場所を見つめ考える…

殺してから首を切り取り集めていた彼等が何故少年の首は切り落とさずそのまま放置したのか…

生きたまま首を切り落とす必要があったわけでもなく、やはり思い付くのは頭部を貫いた矢のせいと考えるのが妥当だろう。

痛みや苦しみながら死んだ人間の表情を集めているのか?

そんな答えのでない思考を繰り返していたら音が聞こえた。


「ぐちゃっ…にちゃっ…くちゃっ…」


草の中からそっと覗き込むとそこには狼と思われる獣たちが首なし死体を貪っていた。

野生の肉食の獣というのはやはり内臓から食べるんだな…と男は生前テレビで得た知識を思い出す。

それが男が無くしてしまった記憶だったと言うのには気付かず男は女性と思われる首なし死体の腸を食い千切っている狼を眺めていた。

夜目の効く男はその様子を伺っていたら狼が引き裂いた衣類から硬貨らしきものがこぼれ落ちるのを目撃した。


それを見て男は驚いた。

そう、少年等を殺した人物達は所持品には手も触れず首のみを持ち去ったと言うことだ。

つまり、殺人だと思われず獣に襲われて…っという事にしたいのかもしれない。

そう考えた男はこの件に興味を持った。

もしかしたらそれは取り込んだ少年の好奇心が宿ったのかもしれない…

次回は明日の午前7時頃更新予定です

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