ANOTHER 第44話 救出への道
ターニングポイントからのもう一つの展開となります。
「火の回りが早すぎる!」隠し通路から屋敷の一階へ走った!
男が隠し通路から隠し扉を出て階段下の廊下に飛び出した時には屋敷は既に火の海となっていた。
その中、男は階段を駆け上がる!
二階にも火の手は回っており男は自らの体を焼きながら広間に飛び込んだ!
男の中には領主の記憶があり何処に何があるか手に取る様に分かる!
迷う事無く炎の煙に巻かれた視界の悪い中男は倉庫から梯子を取り出し広間の奥の壁に掛ける!
それを登り天井を押すと蓋が外れそこに人が一人通れそうな屋根裏通路が現れた!
だがその中は既に煙が充満しており完全な闇。
男は少し迷ったがそのまま縁に手をやりその中へ入った。
視界は完全にゼロ、呼吸もままならない状態だが男は死ねない体なのだ。
その中を領主の記憶を頼りに移動していく。
そして、男は辿り着いた。
ゆっくりと壁を押し開けると屋敷の外に出た。
そこは2階と3階の間にある屋根瓦の上だった。
開いた壁からモクモクと黒い煙が空へ立ち上る。
そこから男は体を出して壁沿いに移動し3階の窓まで移動していく。
屋敷の至るところから上がっている煙に既に屋敷が火事だと周りには伝わっているのだろう。
男の視界に門番や周囲の家からやってきた人達が見上げているのが見えた。
男はルイの記憶も所持している為、娘が現在どんな状況にあるか理解していた。
チャンスは一度だけ。
そう覚悟を決めて男は3階の窓を叩き割りそこから中へ飛び込んだ!
次回は10月25日の午前7時頃更新予定です




