第39話 ダンカンの最後
「あぁ…これで遂に永遠の命が…命が…いのち…いの…ち…ち…ち…ちちちちちちち…」
腕に奇形腫が取り付いたルイの様子がおかしい、まるで壊れたラジカセのように言い出した。
そして…
「あっあひゃばー!」
ルイの頭部が破裂した。
周囲に血と脳髄や頭蓋骨と思われる白い破片が飛び散り下顎から上には何もなくなった。
「フフッ素晴らしい花火だったな」
老執事はルイだったモノを見ながら男に話始めた。
倒れずにその場から動かないルイの方へ視線を向けたまま。
「貴様も魔族であろう?」
そう言った老執事の顔が溶けるように変化し邪悪な者という言葉が言い得て妙なくらい似合う若い男に変わった。
「それでは契約に基づきその心臓は頂戴する」
老執事だった男はそう言うとルイの体に持っていた剣で心臓の部分をくり抜き脈動し続けるルイの心臓をその手に掴んだ。
「さて、では後始末をしなくてはな」
老執事だった男はそう言い今度は鎖で繋がれているダンカンの心臓をくり抜いた。
するとダンカンの体から炎が発生した。
炎は一瞬にしてダンカンの体を包み込みその炎は収まることを知らず一気に地下室を火の海にした。
男は立ち尽くしていた。
目の前で行われていた事は目に入っていたのだが男の体に飛んできたルイの脳の一部を取り込んでしまいその記憶を見ていたのだ。
次回は10月11日の午前7時頃更新予定です




