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第99話 ターニングポイント

骨だけになった男の体は村人の攻撃に直ぐに砕けそれでも折れた体の一部を使って次々と村人を攻撃して無理やりその中を通り抜けていく・・・

後ろにルナが付いて着ているはず・・・

感触は無いが右手にルナの手が握られている事だけを頼りに男は村人の中を抜けて教会とは逆方向へ走る。

そして、階段を発見しそこから上へと登った。

そこはルナの住んでいたイノーの家であった。

なんにしても逃げなくては!

男は後ろを振り返った。

そこに居る筈のルナが・・・


その時男は初めて気付いた。

いや、途中から気付いていたのかもしれない・・・

異様に軽いその手の事を・・・

そう、男が握っていたのは手首から先だけだったのだ。


「うわぁあああああああああああああああああああ!!!」


男の骨だけの体から絶叫が響き男は地下の中へ戻る!

そして、それを見てしまった。

狂った村人の手でルナの肉片がバラバラにされてその場に散らばっているのを・・・

引き抜かれた首が転がりそこに繋がる脊髄が今さっきまでルナが生きていたのを示していた。

男は絶叫して狂った村人の中へ突撃していった。

失敗だった、ルナを残して自分ひとりで戦えばよかった。

自分は何があっても死なないのだから。

そこからは一方的な虐殺であった。

村人に攻撃を受けても男は砕けた部分が直ぐに再生し、折れたその骨で村人を次々と殺していく・・・


そして、どれくらいの時間が経過したのか・・・

その場に動く者は一人も居なかった。

ただ一人、男はルナの首を抱き締めて来た道を戻りイノーの家から出る。

何故自分は死ねないのか、何故周りの人は皆死んでいくのか・・・

死にたい・・・俺は今すぐ死にたい・・・もうこんな辛いのは嫌だ・・・

その時、男の脳内に今までの記憶が蘇った。

この不思議な体になってからの日々が一気に頭を通過していったのだ。


「そうか・・・俺は・・・」


1.許されてはいけなかったんだ。俺は苦しみ続けないといけない・・・

2.死は誰にでもやってくるんだ。だから死ぬその日まで生きよう・・・

次回!最終回!お楽しみに!

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