表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/113

ANOTHER 第90話 廃墟

他の人達と共に祈りを捧げた。

目を閉じて視界を閉ざしたことで頭には先程の言葉が浮かぶ。


『神にその祈りと心と体と魂を捧げる…』


心と体と魂?

それはまるで…


そう考えた時に音がした。


ゴトッ

ブシュゥゥゥゥ!


目を開けるのが怖かったが勇気を振り絞って目を開けた。

目の前には床があった。

目だけで上を見ると隣に座ってた老人の体から赤い噴水のように血が吹き出していた。

そして、目の前に転がるそれを見て全てを理解する。

それは祈りを捧げて瞳を閉じたまま転がる人の生首。


「あぁ美しいよ私のルナ」


前の方から声がして何とか動こうとするが首を切断されていて動けない男。

肉体を破壊されていれば再生も可能なのだろうが首以外は無傷と言うのが仇となり動くことも出来ないままであった。

肺もないので声も出せないし完璧にどうにも出来なかった。





それからどれくらい経ったのだろう。

教会に火が付けられた。

助かった。

体が焼けて崩れれば治せる。

そして男は崩れる教会の下敷きになり体を復元した。

一体どれ程の月日が流れたのだろうか、教会の残骸から脱出して男が見たのは廃墟となった町であった。

ルナはどうなったのか?

イノーはどうしたのか?

全ては謎のまま男はただただ立ち尽くすのみであった。



D END - 廃墟

次回は明日の午前7時頃更新予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ