表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/22

王様来日

とある空港にて。


執事

「王様、ついにつきましたぞ、憧れの日本に」


王様

「ふぉっふぉっふぉ、ついについたか。美しの都パリに」


執事

「い、いいえ、王様、日本です。日本。パリはフランスです」


王様

「グーテンモルゲン!!」


執事

「王様、それ、ドイツですから」


王様

「ふぉっふぉっふぉ、愚劣なる市民にも気さくに声をかけるワシ。好感度が恐ろしく上がりそうじゃの」


執事

「前半のセリフがあれば、マッハの勢いで下がりますよ」


王様

「して、執事よ。ワシ、小腹が空いたの」


執事

「何か召し上がられますか?」


王様

「うむ、ザギンでシースーなんか食べたいの」


執事

「どこで覚えたんですか、そんな言葉!!」


王様

「日本料理はサイコーじゃの。すっし。てんぷーら。ケバブ」


執事

「王様、ケバブは日本料理じゃありません」


王様

「食べたいものがいっぱいあるのう」


執事

「そうですね。食べ過ぎないように注意しましょう」


王様

「んん? んんんん?」


執事

「どうしました?」


王様

「執事よ、ここ、日本じゃよな?」


執事

「ええ、日本ですよ」


王様

「このような顔の人が一人もいないんじゃが」


執事

「王様、それはアニメと呼ばれる二次元世界の人間です。いくら日本でもいませんよ」


王様

「な、なんと! ワシゃ、てっきりこんな女の子がいっぱいいる夢のような国だと思っておったぞ!」


執事

「そりゃ、夢を抱きすぎです」


王様

「残念じゃのう」


執事

「あ、王様、あっちにメイドのいるカフェがありますよ? 行ってみましょうか」


王様

「メイドなど、我が城にたくさんおるわ。ここに来てまで見たくもないわ」


メイド

「お帰りなさいませ、ご主人様♪」


王様

「日本ってサイコーーーーーー!!!!」


 王様は、三日三晩メイド喫茶に通いつめたという。

最後までお付き合いありがとうございました。つづきます!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ