宇宙人
また数か月ぶりの更新……
一人の男の前に、謎の銀色のスーツを着た生物があらわれた。
宇宙人
「うっちゅっちゅっ。初めまして」
男
「は、初めまして……。えーと、どなたですか?」
宇宙人
「わたくし、宇宙人と申します」
男
「宇宙人!? ど、どーも、初めまして! うわ、感激だなあ、本物に会えるなんて」
宇宙人
「うっちゅっちゅ、光栄です。実は……」
パシャッ
宇宙人
「あ、写真撮影はやめてください。困ります」
男
「いや、だって宇宙人なんて、普通会えないじゃないですか! こんなチャンスめったにありませんから」
宇宙人
「そういうことは事務所通してもらわないと……」
男
「事務所あんの!? さすが、宇宙人っすね!」
宇宙人
「うっちゅっちゅっ。どういたしまして」
男
「サインもらってもいいですか!?」
宇宙人
「うっちゅっちゅっ。いいですよ。サラサラサラと……」
色紙には日本語で「うちゅうじん」と書かれていた。
男
「ありがとうございます! 日本語、お上手ですね!」
宇宙人
「こう見えて、書道5段なんですよ」
男
「すごい! さすが宇宙人っすね」
宇宙人
「うっちゅっちゅっ。ついでに空手3段です」
男
「もはや宇宙人とは思えないっすね! ところで、なんで日本に? 観光ですか?」
宇宙人
「いや、ちょっと人類を滅亡させようかと…」
男
「マジっすか!? 人類滅亡っすか!? さすが宇宙人。スケールでっかいっすね!」
宇宙人
「いやあ、それほどでも…」
男
「もしかして、UFOに乗ってきたんですか!?」
宇宙人
「そうですよ。UFOに乗って5時間ほどかけてきました」
男
「うひょお~! そのUFOどこにあるんですか?」
宇宙人
「あ、そこの道路に路駐してます」
男
「路駐してんの!? さすがUFOっすね!」
宇宙人
「今日は人類滅亡のごあいさつに伺いまして。どこで公表したらいいですかね?」
男
「そういうのは、国会議事堂か、テレビ局じゃないですかね」
宇宙人
「なるほど、テレビ局か。ありがとうございます、さっそく行ってみたいと思います」
男
「人類滅亡、頑張ってください! 応援してます!」
宇宙人
「ありがとうございます」
男と宇宙人は別れた。
男
「すげーなー、宇宙人てほんとにいるんだなー」
宇宙人
「あ、あの……」
男
「うわ、びっくりした! どうしたんですか?」
宇宙人
「いや、なんか、自分の乗ってきたUFOが駐禁とられてて……」
男
「ぷぷぷ……マジで!? 駐禁とられたの!? マジで!? 超ウケる~!!」
宇宙人
「日本の警察、すごいマジメ……。ほんとへこむわ~」
宇宙人は、真面目にお金を払って地球をあとにしましたとさ。
本文では掲載できないようなおまけネタ「顔文字」
《その1》
A
おーっす(´▽`)ノ
B
おーっす(´▽`)ノ
A
カラオケ行かないσ(^◇^)♪♪♪
B
行かない(≧∇≦)b
A
∑(;゜д゜)エガオ!?
《その2》
A
おーっす(´▽`)ノ
B
おーっす(´▽`)ノ
A
カラオケ……σ(^◇^)
B
行かない(≧∇≦)b
A
∑(;゜д゜)マダイッテナイノニ
《その3》
A
おーっす(´▽`)ノ
B
おーっす(´▽`)ノ
A
σ(^◇^)
B
行かない(≧∇≦)b
A
∑(;゜д゜)イキナリ!?
《その4》
A
おーっす(´▽`)ノ
B
三c⌒っ.ω.)っ シューッ
A
Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)え、スドオリ!?