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普通のサラリーマン 村山俊 そして その周囲で 盛り上がっていく 社会現象?

さて どうなる!!

月曜日 花蓮はいつもの様に 会社に出勤した 朝8時30分 この部所は まだ誰も来ていない

花蓮は この部署に配属になって 1年と少しになる 今朝も いつもの様に パソコンで 社内メールをチェックした

出張の切符の手配の相談や宿泊の相談など いろいろあった

花蓮は 一件ずつ 紙に書き込んで 調べる用意をしていた

そうしているうちに この部所の課長が出勤してきた 

課長と言っても 課長を入れても 5人しか居ない 庶務課と言う少人数の部署である

この課長は パソコンと言うものが全く使えず 花蓮が この部所に配属されるまで 仕事の多くを古株の 女子社員 いわゆるお局様的が行っていた そして課長が行うべき仕事も 行っており 新人たちにも仕事を教ることをしていた そういう訳で この課長は お局様に頭が上がらないのである

そして しばらくして いわゆるお局様と言われる方 が出勤してきた

花蓮は 二人に 挨拶を 済ませ お茶を 入れに行った

そうすると お局様は 課長の元へ行き なにやら 喋っている

部所内の人数分の お茶を入れてくると まだ何か 喋っている

花蓮は 各 机にお茶を配ると 仕事に戻った

そう 花蓮のストレスの原因はこの二人である

花蓮は ここの部所では 初めての大学卒として 配属された だから お局様の嫉妬は普通じゃない そして事あるごとく 

「大卒は 違うわよね」とか 言ってくる そして 同じ部所で働く 20才ぐらいの 若い女子社員に

「やっぱり25才ぐらい までに 結婚しないとね」と 花蓮に聞こえる様に 言ってくる

花蓮は いつもの様に 仕事をしていると 若い社員が

「片岡さん このメール何ですかね?」と言ってきた 花蓮が見ると 英語の文章であったので

「私 読んで 返事が 必要だったら やっとくわ」と言った 若い社員は

「片岡さん 英語できるんですか!」と言ったので 花蓮は

「この程度ならね」と答えた 若い社員は 尊敬のまなざしで見ていたが お局様から 書類が回ってきたので すぐにその仕事に取り掛かった 

この部署は 社内の仕事を幅広く 扱っている

花蓮は そこに 一工夫を加えたりして より良く 仕事が出来たらなと思っている

例えば 出張の手配一つにしても 自分の友人ネットワークを使って 安く良い宿泊場所を確保したり 出張前日に そこの現地の天候や 交通のトラブルが無いかなど 出張する本人に メールで知らせるなど きめ細かな仕事をしている 

今では 花蓮を指名しての仕事も有る

でも 部署内で 花蓮に対する圧力は 相当なものだ


その週末 土曜日に ’YU-BI’の会があった

私 村山俊 と 花蓮さんは いつもの様に 受付係りをした

参加人数も 増えていった Tシャツも配られ ドクター鎌田の 追加報告もされた

その報告によると

・尻尾は ストレスを和らげている可能性が高い 

とのことだった

私も 尻尾が生える前は 胃腸の調子が常に良くなかった でも今は それがっ減ってきている

そして 2つ目の報告は

・尻尾が有る 人は 相手に気を使いすぎる傾向があるため 異性との付き合いが 少ない場合が多かったが それが減ってきている 

ということ だった

そういえば 私も花蓮さんと お付き合い?的なことも 出来てる訳だし・・・

尻尾は 自分のマイナスな面を助けてくれてる気がする

今日も 色々な人と 喋れている 

もちろん 私は 花蓮さんと話すのが 一番楽しい


この頃になると マスコミが取り扱う ケースが増えてきた

そして マスコミは 大げさに

’現代社会における 救世主!! 尻尾!’とか ’尻尾がある人は 心が優しい人’とか 書かれだした


私は 嬉しい反面 こんな書き方をされて ちょっと恥ずかしく 尻尾を触るのだった  


  

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